クリーニング屋バイトと一言でいっても、職種はさまざま。受付や工場、配達など、どの職種を選ぶかによって業務内容は異なります。この記事では、クリーニング屋の仕事内容を職種別に解説。それぞれの仕事の良い点・大変な点についても触れるので、ぜひ参考にしてください。


【受付】仕事内容やメリット・大変な点は?



ここでは、クリーニング屋の受付の仕事内容や、良い点・大変な点などを紹介します。


■ 仕事内容・未経験でもできる?

受付では、衣類の仕分けや代金の精算を行うのがメインの仕事です。


衣服の汚れや傷、ほつれ、ポケットに物が入っていないかなどをチェックして仕分けし、確認が終わったら会計を行って引き渡し用のレシートを渡します。


衣服の種類によっては洗濯方法やメニューを提案することもあるため、洗濯表示やクリーニング店ならではの洗濯方法、汚れ別の最適な洗い方などの基本的な知識が必要です。

ただし、働きながら知識を深められるので、未経験でもチャレンジできます。


また、チェーン店や個人経営かによっても仕事内容は異なります。チェーン店の場合は工場でクリーニング作業を行うことが多く、基本的に洗濯やアイロンがけなどの補助業務は発生しません。


一方、個人店の場合は受付だけでなく、洗濯やアイロンがけなどのクリーニング作業自体を行うこともあります。


■ 良い点・大変な点は?

受付業務の良い点は、自分のペースで働けること。クリーニング店は急激に混むことが少ないうえ、受付は一人体制のことが多く、忙しくない時間は比較的気楽に過ごせます。

また、基本的に冷暖房がきいた快適な環境で働けるので、体力的な負担が少ないのもメリットです。


一方で大変な点は、たくさんある衣服の中から、引き取りに来たお客様のものをすばやく見つけ出すこと。

また、一人体制のため、衣服の汚れが落ちなかったときやほつれや傷ができてしまったときなど、トラブル発生時にはマニュアルに沿って一人で丁寧に対応する必要があります。


■ どんな人が向いている?

受付業務はお客様の大切な衣服を扱うので、几帳面で作業が丁寧な人に向いています。衣服に傷や汚れをつけないよう、注意深く扱う必要があります。


また、クリーニングの仕事は流れ作業なので、ペースがゆっくりだと仕事がどんどん溜まってしまうことに…。丁寧かつ、スピーディーにこなせる人が向いているでしょう。


なお、お店には年齢や性別を問わずさまざまなお客様が来店するため、ある程度のコミュニケーション能力も必要です。気持ちのよい挨拶や、丁寧な言葉遣いが求められます。


【工場】仕事内容やメリット・大変な点は?



大型店の場合、クリーニング屋の受付で預かった衣服は工場へ運んで洗濯されます。ここでは、クリーニング工場の仕事内容や、良い点・大変な点を見ていきましょう。


■ 仕事内容・未経験でもできる?

クリーニング工場では、Yシャツやブラウス、スラックス、ジャケット、コートなど、衣服の種類別にポジションが分かれ、専用の機械を使用して洗濯を行います。

まず、運ばれてきた衣服を素材や色などで仕分けてタグ付けし、ポケットに物が入っていないかなどをチェック後、専用の機械へ衣服を投入します。


洗濯後はプレス機や手作業でアイロンがけなどの仕上げ作業をして完了です。基本的には機械洗いですが、シミ抜きなども手作業になることがあります。


クリーニング終了後は、汚れの落ち具合や糸のほつれなどがないかをチェックし、梱包してクリーニング屋へ出荷するという流れです。基本的に機械を使用するため、操作方法を覚えさえすれば難しい作業はほとんどありません。


■ 良い点・大変な点は?

工場では、汚れた衣服がきれいになっていく様子を見ることができるため、仕事の成果を実感しやすいというメリットがあります。汚れの種類によって最適な洗剤の選び方や洗う際の温度、洗い方などを勉強できるため、普段の家事にも役立ちます。


一方で大変な点は、高温の蒸気や熱を発する機械が多く、夏場は体力的にきついことです。大量の衣服をスピーディーに運んだり機械に投入したりするため、比較的体力を必要とします。肌が弱い人は、手荒れにも注意しましょう。


洗剤の種類や洗い方について覚えなければならないことが多いものの、一度覚えてしまえばあとは同じ工程の繰り返しなので、それほど大変ではないはずです。

また、冬場は暖かいので、寒さに弱い人にはぴったりの仕事かもしれません。


■ どんな人が向いている?

クリーニング工場でのバイトに向いているのは、スピーディーかつ丁寧に仕事を進められる人です。お客様の大切な衣類を扱うため、傷や汚れをつけないよう注意する必要があります。


特に、衣替えの時期は忙しくなるため、効率よく作業を進めることが重要です。

作業をスムーズに行うためにも、スタッフ間でのコミュニケーションがきちんと取れる人は仕事を進めやすいでしょう。


【配達】仕事内容やメリット・大変な点は?


店舗で受け取った衣服を工場へと運び、洗濯し終えた衣服を店舗へ戻すための配送を行うのがクリーニング配達の仕事です。ここでは、クリーニング配達の仕事内容や、良い点・大変な点を紹介します。


■ 仕事内容・未経験でもできる?

配達はバンや小型トラックを運転し、各クリーニング店や宿泊施設、飲食店と工場を回って衣服を回収・配達する仕事です。一人あたりの担当は6~15店舗ほど。会社によっては、衣服の集荷情報を専用システムへ登録する事務作業が発生する場合もあります。


衣服の配達が主な業務となるため、難しいことや覚えることは少なく、基本は普通免許さえあれば未経験でもできる仕事です。


■ 良い点・大変な点は?

クリーニングの配達は担当店舗が決まっているため、覚えてしまえば都度道を調べる必要がありません。

道に迷うかもしれないという心配は不要!

また、運転している時間が長く、人とコミュニケーションとることが少ないため対人が苦手な人でもやりやすい仕事です。


一方、単調な仕事の繰り返しなので、変化のなさを辛いと感じる可能性もあります。

また、店舗によってはクリーニングの当日仕上げを行なっているところもあり、朝早い日があるのも大変な点です。


■ どんな人が向いている?

クリーニング配達に向いているのは、長時間の運転が苦にならない人です。業務のうち運転の占める割合が多いので、運転好きな人なら楽しみながら働けるでしょう。また、複数の店舗を回って大量の衣服を持ち運ぶため、それなりの体力が必要です。


配達は、繰り返しの仕事。単調な仕事でも責任感を持ち、前向きに取り組める人に向いています。


クリーニングといっても仕事はさまざま!自分に合った働き方を選ぼう


接客が好きなら「受付」、運転が好きで人と接するよりも同じ仕事をコツコツこなしたい人なら「配達」など、自分に合った働き方を選びましょう!

いずれにしても、預かった衣類がきれいになっていく過程に携わるのは楽しいものです。気になる方は、クリーニングバイトをチェックしてみてください。


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2022年10月14日公開



<執筆>

DOMO+編集部

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