短期バイトは、都合に合わせて働くことができるだけではなく、急な出費にも備えられるため常に人気のバイトです。

しかし、応募する際の志望動機をどのような書いたらいいのか悩むこともあるかもしれません。

本記事では、短期バイトの志望動機の例文から注意点までまとめてご紹介します。

【理由別】短期バイトの志望動機の例文

まず、短期バイトに応募する『理由』ごとに例文を見ていきましょう。

学生なら休日や休暇に、主婦なら空いている期間に働きたいという理由で応募する場合の例文は以下の通りです。

応募した動機は、学校が休みの期間にしっかり稼ぎたかったからです。私は大学生ですが、講義やサークルの都合で休日や休暇中以外はアルバイトが難しいため、冬季休暇中の仕事を探していました。

私は現在主婦として、子ども2人を育てています。教育費の貯金や住宅ローンの返済は問題なく出来ていますが、もう少し家計に余裕を持ちたいと考えています。今回の募集期間と自分の都合の良いタイミングが合致しましたので、応募いたしました。

急な出費に備えたいという理由で短期バイトに応募する場合の例文も紹介します。

私は現在、大学で自転車サークルに所属しています。自転車が故障した場合に修理は必須ですが、いつ壊れるか、いくら費用がかかるかは故障の程度によるため分かりません。そんな急な出費に備えられるようにするため、今回応募いたしました。

現在子どもが小学生ですが、これから大きくなるにつれ教育費などの出費もかさむと思います。急に高額の出費が生じても、問題なく払えるよう蓄えを少しでも増やしたいと思いました。家庭と両立できる仕事をしたく、今回応募しております。

【職種別】短期バイトの志望動機の例文

次に、職種別に短期バイトの志望動機に関する例文をご紹介します。

検品や品出しなど軽作業の短期バイトに応募する際の例文を紹介します。

私が今回応募したのは、仕事内容が自分の性格に合っているからです。元来、プラモデルを作るなど、もくもくと作業するのは好きな方です。これまでのアルバイト経験でも、自分のペースで進めていく仕事が向いていると感じております。決められた時間内で期待された成果を出せるよう取り組んでいきます。

イベントスタッフの短期バイトに応募する際の例文です。

イベントの仕事自体に関心が高く、応募いたしました。これまでいろいろなライブ・コンサートに参加してきましたが、どの会場でもスタッフの皆様が一生懸命働く姿が印象的でした。スタッフの仕事も、お客様の満足度を左右するはずです。お客様に良い思い出を持って帰っていただけるよう、自分ができることを考え仕事に取り組みたいと考えています。

データ入力の短期バイトに応募する際の志望動機を紹介します。

志望した動機は、これまでの経験を活かせると感じたからです。新卒で入社した会社では、ExcelやWordなどパソコンをフル活用し営業事務として働きました。その際、ミスのないよう細心の注意を払った点を高く評価していただけました。タッチタイピングでは1分間で100字程度打てるので、入力スピードにも自信があります。これらの経験を活かして御社に貢献できればと考えております。

短期バイトの志望動機を書くときの注意点

短期バイトならではの事情として、期間が短い分、仕事内容が複雑で責任が重い仕事を任されにくい点が挙げられます。

そのため、仕事に対する熱意よりも「短期で働く合理的な理由」をアピールしたほうが良いでしょう。

一方、以下のような志望動機は社会人としてのマナーが問われる可能性もあるので、やめたほうが無難です。

● 楽しそうだから
● 責任がないから
● 採用されやすそうだから

NGな例文をご紹介します。

私が今回応募したのは、複数人募集の旨を見て採用されやすそうだと思ったからです。
仕事内容も楽しそうな上に、責任もあまり重そうではないため、リラックスして業務に取り組めると考えています。

まとめ

短期アルバイトの場合、一般的なアルバイトとは違い「なぜ、短期で働きたいのか」を前面に出すのがポイントです。

ただし、短期とはいえ仕事として引き受ける以上、無責任さを感じさせる志望動機は好ましくありません。「この人ならちゃんと仕事をしてくれそう」と思ってもらえるよう、誠実な姿勢を示せると良いでしょう。

2022年9月22日公開