
履歴書にメールアドレスを記載するとき、どのメールアドレスを記載するべきか、長いメールアドレスで欄からはみ出してしまう場合はどうすべきなのかなど、悩むことがあります。
今回は履歴書のメールアドレスの書き方について、詳しく解説します。
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求人をさがす履歴書にメールアドレスは書いた方がいい?
企業によってはメールでの連絡をメインとしている場合もあるため、アルバイト採用であっても履歴書にはメールアドレスを記載してください。
アルバイトの面接期間中は、面接の日程調整や必要書類の送付など、メールでやり取りをする機会が多くなります。
たとえ、履歴書を提出する前に応募先とメールのやり取りをしていたとしても、面接官の担当変更などの時にも確認ができるよう、必ず記載しておきましょう。
履歴書に記載するメールアドレスの選び方
履歴書に書くのにふさわしいメールアドレスを選ぶこともポイントです。
ここでは、履歴書に記載するのに適したメールアドレスについて解説します。
・フリーメールは便利だが迷惑メールに分類される可能性もある
Gmail、Yahoo!メール、iCloudなどの「フリーメール」は、誰でもアドレスを取得できて便利ですが、セキュリティが強化されている昨今では「迷惑メール」と認識され、採用担当者に届かない(又は迷惑メールボックスに入ってしまい気づきにくい)こともあります。
フリーメールを使っていて、企業から返事がない場合は「相手に届いていない」可能性があることを覚えておき、必要に応じて電話などで確認するとよいでしょう。
・ 携帯・スマートフォンのキャリアメールはNG
キャリアメールとは、「@マーク」の後にdocomo、ezweb、softbankなどと会社の名前が含まれたメールアドレスのこと。
携帯電話会社が発行しているメールは、携帯電話でしか開くことができず、メールの容量制限があり、添付ファイルを開けない可能性があります。
企業からの連絡や重要な添付書類を漏れなくチェックし、即座に対応するためには、パソコンからも確認できるメールアドレスを推奨します。
・大学1年~4年生の夏までは、大学のメールアドレスでもOK
大学生であれば、大学から付与されたメールアドレスを使うのがおすすめです。
大学のメールアドレスなら、出身大学を企業に証明することができます。
企業の担当者も、大学のアドレスならば安心してメールを開くことができるでしょう。
ただし、普段大学のメールアドレスを使用していない場合や、スマートフォンから大学のメールアドレスが確認できない場合など、企業からの連絡にすぐ返信できない環境ならば、使い慣れたフリーメールを記載するとよいでしょう。
また、大学が発行したメールアドレスは、卒業後、使えなくなることがほとんどですから、大学4年生で卒業のタイミングが近い場合は、大学発行のメールアドレスは極力使わないほうが無難です。
・現職企業のメールアドレスはNG
社会人の場合は、現在所属している会社のメールアドレスの使用は避けてください。
バイト探しは私的な活動であり、現職の業務とは関係がないため公私混同と言わざるを得ません。
企業によってはメールの履歴を監視しているため、意図せず私的な活動が露見するリスクもあります。
履歴書のメールアドレスの書き方
履歴書にメールアドレスを記載する際には、字体や改行などで注意すべき点があります。
ここでは、メールアドレスに適した字体やふりがなをつけるべきケース、改行する際の注意点について解説します。
・ブロック体ではっきりと書く!筆記体はNG
メールアドレスは、ブロック体でわかりやすく書きましょう。
ブロック体は1字1字を単独でハッキリと書くため、メールアドレスのようにミスしてはならない重要な情報を記載するのに適しています。
筆記体は達筆で美しく見えますが、見る人によっては読みにくく感じたり、間違ったアルファベットとして認識されてしまったりと、メールが正しく届かないことにもつながるので、ブロック体がおすすめです。
・ 間違えやすい文字にはフリガナをふる
アルファベットや数字は混同しやすいため、書く位置や文字の大きさに注意しなければなりません。
特に気をつけたい文字は、下記の通りです。
書く位置や文字の大きさに注意してもわかりにくい場合には、「ゼロ」や「エル」などとふりがなをふるのも1つの手です。
・ メールアドレスが長い場合は改行してもいい?
履歴書におけるメールアドレスはなるべく改行しないよう文字サイズを調整し、記入欄をはみ出さないように注意しましょう。
見にくくならない程度の小さい文字にし、どうしても改行が必要な場合には、ドメイン名などキリが良いところで改行します。
例:
domoplus123
@gmail.com
・メールアドレス記載欄が2つある場合はどちらも記入して
メールアドレスの記載欄が複数ある場合には、万が一のミスを防ぐために2つのメールアドレスを記載しておくと安心です。
ただし、メールアドレスの記載欄が1つしかない場合には、無理に2つのメールアドレスを記載する必要はありません。
・ 履歴書にメールアドレスの欄がない場合
履歴書によってはメールアドレスの記載欄がないケースもありますが、その場合には「連絡先欄」や「備考欄」を活用しましょう。
履歴書には、現住所の記載欄とは別に、連絡先の住所を記載する欄が設けられているケースがほとんどです。
メールアドレス欄以外に記載する場合には、「メールアドレス:domoplus123@xxxxx.com」などと、メールアドレスを記入する意思を明記するとよいでしょう。
メールアドレスを新しく作る場合は自分の名前をいれて
新しくメールアドレスを作成する場合には、ビジネスシーンに適するよう、自分の名前を入れると良いでしょう。
「自分の名前+誕生日」などを組み合わせたアドレスならば、送り主が分かりやすく、ビジネスシーンでも使いやすいと言えます。
例:taro-yamada0108@ xxxxx.com
basketball_0833@ xxxxx.comなど、趣味や好きな芸能人、自分の名前とは関係のない文字列を入れるより、ひと目で名前がわかるアドレスの方が相手にとっても親切ですし、あらゆるシーンで使用できて便利です。
また、仕事探しだけに使うメールアドレスを作るのもひとつの手です。
例:taro-yamada.job@xxxxx.com
メール返信時の注意点
メールを返信するときは、いくつか注意したい点があります。
・「全員に返信」を選んで返信する
企業がメールを発信・返信する際は、採用担当者やマネージャーなど、複数の人がメールに含まれていることがあり、「1:多数」でやりとりをすることになります。
単なる「返信」にしてしまうと、1:1のコミュニケーションとなり、同報されていた人たちに届かなくなります。
情報共有のためにも「返信」ではなく、「全員に返信」でやり取りをしましょう。
・件名は変えずにそのままでよい
本来なら、毎回件名を新たにする方が丁寧ですし、印象もよいのですが、企業とのやりとりとなると、件名を変えないほうが良いとされるケースも多いようです。
件名を変えずに送信すると、過去のやりとりを振り返ることができるという仕組みがあります。
一日で何十通もやり取りをする採用担当者にとって、管理がしやすくなるのです。
メールアドレスは丁寧にはっきりと書く
メールアドレスは、書き間違いや見間違いが起こりやすい部分ですから、なるべく正しく伝わるよう、はっきりと丁寧に記載することが重要です。
ビジネスシーンに適したメールアドレスを用意して適切に記載し、採用のチャンスを逃さないようにしたいものですね。
2022年8月31日公開/2024年10月25日更新
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