40代を超えると、仕事に就きたくても思うように探せないのでは?と考える人もいると思います。特にブランク期間が長い人ほど不安は大きいはず。


本記事では40代以上の主婦が仕事探しに苦戦する場合の理由とその対処法、おすすめの職種について徹底解説します。



40代主婦が仕事探しで苦戦する理由とは?


まず、体力的に大丈夫かどうか採用側は気になるもの。また、ブランクが長いとビジネス感覚が鈍っていると思われるケースも少なくありません。さらに、たとえ経験者であっても、新しい仕事に慣れるまで時間がかかると考える採用者もいるでしょう。


仕事探しを考えている人は面接時のマナーをはじめ、基本的なビジネスマナーやコミュニケーションスキルを復習することが大切です。また、仕事を探すときに「ブランクOK」や「未経験歓迎」の仕事を目安にすると、ミスマッチを防げます。



40代主婦におすすめの職種



40代主婦が就きやすい仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。


■一般事務
 

一般事務の仕事は、事業所での受付や書類・伝票などの整理、電話応対などが一般的で、簡単なパソコンスキルが求められます。お客様と接したり、社内で連携を取ったりすることもあるため、自治会やPTA活動等で得られたコミュニケーション能力が活かせるでしょう。


また、基本的にはルーティーンワークが多いため、決められた仕事を確実にこなすことが得意な人におすすめです。


■保育補助
 

保育補助とは、保育園や放課後児童クラブなどで保育士や学童指導員をサポートする仕事です。活動の準備や掃除をはじめ、送迎時に保護者の対応をすることもあります。


保育士免許がないと担任を受け持つことはできません。しかし、保育補助として子育て経験がある40代主婦を歓迎する職場はたくさんあります。親の立場を理解できるので、園も安心して仕事を任せられるでしょう。子ども好きな方にもぴったりです。


■介護
 

介護施設や訪問介護ステーションに勤務し、高齢者の生活をサポートする仕事です。介護施設では、食事や着替え、入浴などの身体介助や生活介助が主な業務。

資格を持っていない場合はサポート業務がメインになります。一方、訪問介護ステーションでは料理や掃除などの家事支援が中心です。介護業界はニーズの高まりから慢性的に人手不足のため、比較的採用されやすい状況にあります。


介護の現場は、家事や介護の経験を活かせる場面があります。よって、主婦を即戦力として採用したいと考える企業は少なくありません。また、介護業界では、仕事を始めてから資格をとる人も多く、働きながらキャリアアップが目指せます。


■飲食店でのホール・キッチン
 

ホールスタッフは、お客様の案内、注文聞き、料理の配膳、片付け、レジ打ちなどを主に担当します。一方、キッチンスタッフは調理や盛りつけが主な業務内容です。


ホールスタッフもキッチンも、どちらも料理や家事の経験を活かせるため、主婦経験の長い方におすすめです。


■販売スタッフ
 

スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター、雑貨店などで商品を販売する仕事。大規模な店舗では、レジを担当する人と商品の陳列をする人が分かれる場合もあります。


シフト制をとっている場合が多く、自分の都合に合わせて働きやすいメリットがあります。家庭と両立しながら、スキマ時間に働きたい人におすすめ。経験値の高い40代主婦なら、臨機応変な対応も期待でき活躍が見込まれます。



40代主婦の採用率をアップさせるためのコツ



40代主婦が希望の仕事に就くためにはどのようにすれば良いのでしょうか。


ここでは、求人を探すときのポイント、履歴書を書くときのポイント、面接を受けるときのポイントに分けてコツをご紹介します。


【求人を探すときのポイント】
 

・主婦(家事・育児・介護)の経験が活かせる仕事を探す


・「未経験歓迎」「ブランクOK」の仕事を選ぶ


・優先する希望条件に当てはまる仕事を探す


主婦として家事や育児をがんばってきた経験は、思っている以上に仕事に活かせるはずです。自分の得意分野とも照らし合わせてみましょう。さらに、ブランク期間が長い人は「未経験歓迎」等の軸で絞り込むのもおすすめです。


また、勤務日数や時間、場所など優先したい条件をリストアップすることも大切です。いざ仕事を始めてから後悔しないためにも、希望条件の棚おろしをしておきましょう。


【履歴書を書くときのポイント】
 

・できるだけ手書きを心がける


・誤字・脱字がないように見直しをする


・ルールやマナーを守る


・主婦としての経験や自分の強みをキーワードとして入れる


履歴書はパソコンで作っても問題ありませんが、手書きがベストです。さらに、字が丁寧だとそれだけで印象はよくなります。また、履歴書を書く際には誤字・脱字がないよう注意しましょう。修正ペンや修正テープは使わないのがマナーです。


履歴書に貼る写真を撮る際は、白いシャツの上にジャケットを着ましょう。くつろいだ服装やスナップ写真の切り抜きは、ビジネスマナーを知らないと思われてしまうためNGです。


また、履歴書を書くときは主婦としての経験や強みをしっかりアピールしましょう。例えば「コミュニケーション能力」「コスト管理力」「マルチタスク力」「努力家(コツコツ仕事ができる)」などです。家事や育児を通して、知らず知らずのうちに培われた能力があるはずです。


【面接を受けるときのポイント】
 

・面接にふさわしい服装にする


・明るく丁寧なコミュニケーションを心がける


・ブランクが長い人は専業主婦としてがんばってきたことをアピールする


まずは、面接にふさわしい服装を心がけましょう。上下セットの2ピースのスーツで、色は黒やネイビーなどダーク系のものを選ぶと落ち着いた印象を与えられます。また、明るく丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。ネガティブな発言やくだけすぎた言葉遣いはNGです。


ブランク期間が長い人は、専業主婦としてがんばってきたことをアピールしましょう。家事や育児で大変だったことやそれらを乗り越えたエピソードなどを伝えるのがポイントです。



まとめ



40代主婦が仕事を探すときには、主婦としての経験やそこで磨かれたスキルを活かせる仕事をおすすめします。また、「未経験歓迎」「主婦(主夫)歓迎」の仕事を選ぶほうが採用率は上がるでしょう。求人誌や求人サイトで特集が組まれることがありますので、要チェックです。


さらに、採用率を上げるためにはビジネスマナーを身につけておく必要があります。履歴書の書き方や面接での服装、言葉遣いについては事前に確認しておきましょう。


40代での仕事探しは20代や30代と比べるとハードルが高い面もありますが、経験をきちんとアピールし、年齢相応のビジネスマナーを身につけていれば採用率も上がりむしろ歓迎されるはずです。



2022年7月6日



DOMO+編集部
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