映画やドラマの撮影には、主演以外にも通行人やお店の店員、客などの脇役も必要です。この脇役は「エキストラ」と呼ばれ、アマチュアの役者や一般人が出演することもあります。


あまり知られていませんが、エキストラのバイトは求人サイトなどで募集がかかることも。映画やドラマ、CMなどの制作にバイトとして関わることができるチャンスです!



意外と知らない「エキストラバイト」のバイト内容



エキストラ役には基本的にセリフがなく、特別な資格も必要ありません。また年齢・性別ともに幅広く募集していることが多いため、間口の広いバイトと言えるでしょう。


エキストラといえど、作品に出演する以上は演技が必要。難しい演技を要求されることはまずありませんが、通行人なら自然に歩く様子を、緊迫した場面であれば緊張した表情をするよう求められます。監督やADから指示を受けて動くため、指示に対して的確に対応する必要があります。



エキストラバイトのメリット:有名人に会える・映画やテレビに出演できる



エキストラバイトならではのメリットは、なんと言っても「有名人に会える可能性がある」こと。誰もが知る国民的俳優・女優、アイドルなどと共演することができますし、人によっては「声をかけてもらった!」なんてこともあるそうです。


「映画に出たよ!」と友達に自慢することもできますし、作品として残るため、一生の宝物になりますね。


演技を学んでいる人や、映像関係の仕事に携わりたいと思っている方にとって、有名な俳優さんの演技を生で見たり、作品がどのように制作されているかといった舞台裏を知ったりすることは、お金には代えられない価値があると言えます。



エキストラバイトのデメリット:長い勤務時間・交通費が出ないことも



デメリットのひとつは拘束時間が長いこと。出演する時間は短くても、出演者の入り待ち、天気待ちなどで数時間待たされることも日常茶飯事です。


もう一つのデメリットは給料の安さ。日給数千円と安く、交通費が出ないことも多いため、時給に換算すると待遇が良いとは言えません。人気番組や芸能人が直接募集しているものには、給料が発生しないボランティアもあります。応募の際には、必ず待遇面をチェックしてください。



エキストラバイトは待遇より経験で選ぶ!


待遇がいいとは言えないエキストラバイトですが、他ではできない仕事ですし、人生経験としても大きなメリットになり得ます。時間を惜しんで貯金をしたい人には向かないかもしれませんが、非日常的な経験を求めている方や、芸能好きの方にはぴったりのバイトと言えそうです。



<ライター>

坂口弥生(さかぐち・やよい)
採用・研修から人事制度設計まで、約10年にわたる人事全般のキャリアをもつ。
特に大学生やフリーターの方には留学後の就活相談に乗ることも多く、自己分析などのお手伝いも行っている。
現在はWeb制作会社の経営や、1週間6万円から留学できる「Go Global」を運営している
https://dy-planning.net/
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