
パートを辞める時、「どう伝えるか」は誰しもが悩むこと。相手の気持ちや状況を考えると気まずい思いになるのは当然のことです。今一度、退職時のマナーや電話で伝えるケースなどを確認し、状況に応じて適切な方法を模索してみてください。
パートを辞める時は電話ではなく「直接会って」が一般常識
言うまでもありませんが、「電話で辞意を伝える」ことは大人のマナーに反しています。少なからずご縁があり、お世話になった会社なのですから、自分の意志と感謝の気持ちを直接お伝えしたいもの。
また、退職時は返却物や提出書類もありますし、ハローワークで手続きをする際に必要な書類を発行してもらう必要もあります。パートを辞めることは決して悪いことではないのですから、感謝をもって事情をきちんと伝えましょう。
どうしようもない時は電話で辞めざるを得ないこともある
直接伝えることがマナーとはいえ、電話で伝えるしかない場合もあります。
例えば心身ともに出社できる状況でない場合や突然の事故・入院などの場合、出社できるタイミングを待っていると、何週間、何か月も先になってしまいかねません。緊急の場合はシフトを代わってもらわないといけないこともあるでしょう。
そんなときは取り急ぎ電話で事情を伝えてお詫びをし、一度退職したい旨を伝えましょう。落ち着いたら改めて挨拶にお伺いしたい、と付け加えるとベストです。
辞める理由を電話で伝えづらい場合
その他にも、会社に不満がある場合や言いづらい状況の場合もあるでしょう。本来は正直に伝えるべきですが、「家庭の事情で」などと濁してしまうのも一つの手です。
これまでお世話になったことを思えば、できる限り正直に伝え、理解し合って辞めることをお勧めします。しかし、「話しても辞めさせてもらえない」「話をすると揉めそうだ」というような場合は、上手に「大人の対応」をしてもよいでしょう。
パート仲間や上司に偶然会っても笑顔で再会できるように辞める!
気持ち良く辞めることは、自分自身のためでもあります。
なんとなく気まずい思いで辞めてしまうと、その感情はずるずると尾を引き、自己イメージの低下にもつながりかねません。努めて誠実に、しかし無理をしないというバランスを保っていきたいですね。