「なんとなくのどが痛い」「熱っぽい」という風邪のひきはじめ。まだひどくないからとバイトに行ってみたものの、だんだん熱が上がってきたり、目まいがしてきたりという経験、ありませんか?


バイトを早退してしまうと、上司や仲間に迷惑がかかるからと、早退を戸惑う気持ちもあるでしょうが、どうしても早退せざるを得ないことは誰にでもあることです。本当に必要な時は思い切って「早退させてほしい」と相談をしてみてください。


早退時に注意すべきことやマナー



早退をする時には、次のようなことを留意しておくとよいでしょう。


① 相手の都合に配慮する



早退のお願いをする時の注意点として、「今、少しお時間よろしいでしょうか」などと、まずは相手の都合を確認することを忘れずに。

バイトの責任者がその場にいれば、直接口頭で相談します。判断できる責任者がいない場合は、本社などに連絡を取り、事情を説明するようにしてください。


② 仕事の進捗や注意事項などを引き継いでいく



急に早退となったときでも落ち着いて、「今、仕事がどこまで進んでいるか」「今日、この後の仕事の予定」「イレギュラー事項や注意すべき点などの引継ぎ」などを書き出してみましょう。

口頭で説明してもよいですが、紙などに書いておく方が報告を受ける側もわかりやすいものです。


③ 早退時や次のバイト時にみんなに感謝を伝える



早退許可をくれた会社や上司へのお礼はもちろんですが、バイト仲間への感謝も忘れずにいたいもの。周りの協力に感謝し、きちんとお礼を伝えましょう。


早退をする時の理由はどう伝える?



体調不良やトラブルによる早退は誰にでも起こりますし、避けられないことですが、迷惑がかかることも事実。早退をお願いする時はできるだけ詳しく、簡潔に状況を伝えるようにしてください。LINEなどではなく、可能な限り直接相談するということも重要です。


① 体調不良で早退したい場合



体調が良くない時は、具体的な症状を説明すると共に、どうしたいのかを伝えてください。


「今日の朝から体調がおかしいと思っていたのですが、今になって熱が上がってきたようで、このまま仕事を続けるのがつらくなってきました。ご迷惑をおかけして申し訳ないのですが、早退させていただけないでしょうか。」


体調については本人にしかわかりません。女性の場合は生理痛がひどいというようなこともあるでしょう。休憩室で座って様子を見たいのか、仕事を続けるのが無理な状態なのかなどを伝え、無理をしないようにしてください。


② 家族や家庭の事情で呼び出された場合



子どもや親など、家族の体調が急変して呼び出されたり、事故やトラブルなどで駆け付けなければならなかったりすることもあり得ます。


「父親が事故に遭ったと連絡がありました。すぐに病院へ行く必要があり、早退させていただいてもよいでしょうか。」

「子どもが保育所で高熱が出たため、お迎えに来てほしいという連絡が入りました。申し訳ありませんが、早退させていただけますでしょうか。」


など、可能な限り状況を説明しましょう。家族の病気など、あまり言いたくない個人情報については無理に言う必要はありません。


③ 突発的で予定外のことが起こった場合



家族の体調異変の他にも、突発的な出来事で早退しなければならないこともあるでしょう。この場合も、いかに緊急であるかを理解してもらえるよう、できるだけ詳しく状況を説明するようにしてください。


「マンションの管理会社から、水漏れしているという連絡がはいりました。すぐに状況を確認するようにということで、一度家に戻ってもよいでしょうか。確認後、仕事に戻れるかどうかをまたご連絡します。」

などと、早退後、また職場に戻れるかどうかの連絡も必要になるかもしれません。



体調不良で早退したらバイト代はどうなる?



早退した場合、バイト代はどうなるのでしょうか。


早退や遅刻などで仕事についていない場合、会社は給料を支払う必要がありません。これを一般的に「ノーワーク・ノーペイの原則」と呼んでいて、給与計算をする際に、遅刻・早退をした時間を給与から引くことができます。


※ノーワーク・ノーペイとは
『労働者が労働しない場合には、使用者は賃金を支払う義務がないということ。』(大辞林 第三版)



早退時のバイト代は「1分単位の減額」が正解



給与計算の方法は、労働基準法という法律で決められています。この法律によると、働いた時間は1分単位で計算されなければならないとありますので、もしバイト先で「タイムカードは30分単位で計算する」というようなルールがあったとしたら、原則的には違法となります。


例えば35分の早退をした場合、35分ぶんのバイト代がひかれるのは仕方のないこと。しかし、「30分単位」という勝手なルールで、35分を60分に切り上げ、60分ぶんの減給をするのは間違った給与計算方法です。


『原則的には、毎日の時間外労働は1分単位で正確に計上するのが正しい労働時間管理といえます。労働時間の端数計算を、四捨五入ではなく常に切り捨てで計算することは、切り捨てられた時間分の賃金が未払となるため認められていません。』(大阪労働局HPより)


もし多く減額されすぎていたら、会社にルールを確認してみましょう。



早退させてもらったらバイト仲間にお礼を伝えよう


突発的なことや体調不良は誰にでもあること。迷惑をかけてしまうことではありますが、その分、他の人が早退するというときは、率先して仕事をカバーしてあげたいものですね。


2019年7月24日公開/2022年12月8日更新


<ライター>

坂口弥生(さかぐち・やよい)
外資系企業、IT企業、ベンチャー企業などにおいて、採用・研修から人事制度設計まで、約10年にわたる人事全般のキャリアをもつ。現在はWEB系の会社を経営するかたわら、スペインにある学費が15万円/年~の公立大学や、1週間から留学可能な語学学校の紹介をするなど、子どもから大人までの学習支援を行っている。

WEB事業 :https://dy-planning.net/
留学サポート Go Global:https://go-global.info/


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