やっとパートの採用通知を受け取ったのに、「家庭の事情で急に働けなくなった」などということもあるでしょう。辞退時のマナー、あなたは大丈夫ですか?
パート採用を辞退するなら「電話&メール」がベスト
何よりもまず、「なるべく早く連絡をする」ことが重要です。メールではなく、電話で採用してくれたことへのお礼と、辞退となったことへのお詫びを伝えます。
時には担当者がなかなかつかまらないということもあるでしょう。何日もあいてしまうようであれば、まずメールでお知らせし、その後お電話をするというように、臨機応変に対応してください。
電話で辞退を伝えた際も、後からメールでも送っておきましょう。「辞退の連絡をした・しなかった」というトラブルになった場合に備え、重要なことはメールなどの書面で残しておくと安心です。
パート採用で納得してもらいやすい辞退理由とは
辞退理由は詳しく言わなくてもかまいませんが、もし「辞退の理由を聞かせてもらえますか?」と聞かれた場合に備え、簡潔に述べられるように用意しておいてください。
例えば、より時給の高いパートが決まった場合、全てを正直に言う必要はありません。「大変申し上げづらいのですが、他社で採用となったことが理由です」などと、大人の対応でOKです。
理由が伝えづらい場合は、「個人的な事情で詳しくはお伝えできず、申し訳ございません」などと伝えましょう。
パート採用を辞退する際の電話マナーと会話例
辞退電話に限りませんが、会社に電話をする場合は、相手が忙しいであろう時間を考慮します。飲食店ならランチ・ディナー時間やその前後、事務職であれば朝礼や昼休み時間などをさけて連絡してください。静かな環境で、落ち着いて話せる時にかけるようにしましょう。
単にお詫びをするだけでなく、面接前の連絡から面接当日の対応、その後の比較検討に労力と時間を費やしてくれた相手に対し、感謝の気持ちを忘れないようにしてください。
【電話例】
メールで採用辞退を伝える時の文例
電話がつながらない場合や、どうしても電話で話せない事情があるときは、メールでの連絡をすることになります。本来は電話で伝えるべきということを念頭において対応してください。
【メール文例】
採用辞退もオトナのマナーで
これまでメールでやり取りをしていたとはいえ、素っ気ないメールで済ませるのは大人のルールに反します。面接官とどこかでばったり会っても恥ずかしい思いをしないよう、誠実な対応を心がけましょう。