静岡県内の大学や専門学校などで活動中のサークル・ゼミを、ドーモプラスが定期的に紹介! 第19回は、静岡大学で活動する「静大FooD」をピックアップ!


最近、静大で『恋するリゾット』という商品をよく見聞きします。どうやらこの商品、静大FooDというサークルの皆さんが作ったみたい。どうやったらこんなにも素敵な商品ができるの? どんな人たちが作っているのかが気になって静大FooD代表の原川麻友さんに尋ねてみちゃいました。


商品開発って大変そうなのに、出会ったメンバーのみなさんはとても楽しそうに商品開発に携わっているみたい。いつも何気なく手に取る商品の裏側にはどんなドラマがあるんでしょうか。普段はのぞけない商品開発の裏側を大人たちと混ざって活動する学生を通して見てみましょう。



ふわふわムード全開なミーティングから商品が生まれる



静大FooDは創部してから5〜6年でまだ新しいサークルではありますが、女子6人、男子2人の計8人で活動しています。メンバーは、食品開発に興味があったり、将来食品メーカーで仕事をしたいと考えている人が多いですね。


毎週ラウンジスペースに集まって、お昼ご飯食べながら活動中です。メンバーはみんな優しくて、なんというか雰囲気がふわふわしているんです(笑)。なので、毎週楽しく商品について話し合ってますね。特に商品構想中のミーティングは、恋バナのようなノリでホワイトボードにアイディアを書き綴ってとにかく楽しかったんですよ。






静大FooD代表の原川麻友さん



商品を作ることで学ぶ社会のあれこれ



商品を形にする上で、企業さんと二人三脚で商品開発をしているんです。なので、楽しく活動すると同時に、社会勉強もさせていただいている感じですね。


商品のコンセプトを固めていく時に、企業の方から専門的な知識やアドバイスをもらって勉強しながら、手に取りたくなるようなコンセプトを考えました。


自分たちがこういうのが欲しいと思っていても、結局はお客さんに手に取ってもらえないとダメだということ、売れる商品をつくるというのは難しいということを本当に実感しましたね。また、企業の方や、応援してくださる方達と、私たちが良い関係を築けているからこそ活動できるんだなって感じます。





構想からおよそ2年! 「恋するリゾット」ってどんな味?



「恋するリゾット」は、恋愛や自分のことを頑張る人たちを応援したいという思いで作りました。というのも、静岡大学は同棲しているカップルが日本で1、2位を争うほど多いらしいので、私たちが恋する女の子を応援しちゃおうって(笑)。大学生がお昼ご飯にリゾットを食べながら恋バナをして楽しんでくれたら嬉しいな。


リゾットの味は3種類で、トマト味はラブラブな恋で両思い、かぼちゃ味はメロメロな恋で片思い、ほうれん草味はキラキラな恋で自分に恋、という風にそれぞれイメージがあるんです。コーンや大きめのトマトのカット、押し麦などの具材が入っているのでいろんな食感を楽しみながら野菜を摂れますよ。





たくさんの人に味わってもらうために



多くの人のおかげでリゾットを完成させることが出来たので、お世話になった方達への恩返しとして、たくさん売りたいですね。また、私たちにとっても試行錯誤して出来た商品なので、とても愛着があるんです。だから、多くの人に食べてもらいたくって。


多く売るためには売り場に訪れるお客さんに合わせた売り方が重要です。例えば、お客さんの年齢層が高めの場合、「健康を意識したリゾットですよ」などお客さんに合わせてアピールしています。適したアピール方法で多くの人にこの商品を知ってもらって、販売の幅をどんどん増やしていきたいなって。






取材を終えて


たくさんの人に支えられて、さまざまな過程を経ることによって商品は私たちの前にあることを実感しました。そんな「恋するリゾット」は現在、静岡大学の農学棟、教育棟のショップにて248円(+税)で販売中です。心も体もポカポカになるこの時期ぴったりな商品ですよ!
恋するあなたも、小腹が空いたあなたもこの「恋するリゾット」を食べて、エネルギーをチャージしちゃいましょう。


取材・執筆
河村清加(静岡大学地域創造学環1年/『静岡時代』編集部)
二度寝と昼寝がやめられない。


制作:静岡時代編集部


【関連記事】
「正解のない音楽、だからこそ「ジャズ」は楽しい!」〜静岡大学スタンダードハーモニージャズオーケストラ(S.S.H.)

「里山の恵みを守り、次の世代へ繋げてゆく」静岡大学棚田研究会

「相手と自分との対話から導き出される、私だけの合気道」静岡大学合気道部

関連するワード