休みがほとんどない、無理やりシフトに入れられて学業がおろそかになりつつあるなど、「これはもしかしたらブラックバイトかも?」と思うことがあるかもしれません。


どういうことが「ブラック」に当たるのか、わかりやすく簡潔に解説します。



ブラックバイトの基本は「労働基準法」にあり



「ブラック」に当てはまるかどうか、まず基本的な基準としては「労働基準法を違反しているかどうか」という点にあります。


以下は労働基準法の中でも基本中の基本。これを逸脱している場合はブラックだと言えます。


・勤務時間の上限は1日8時間、1週間40時間まで。それを超えたら残業代を支払う。

・残業代は時給の1.25倍。22時以降は1.5倍。(高校生は22時以降の勤務不可)

・休憩時間は6時間を超えたら45分、8時間を超えたら60分。休憩時間は自由でなければならず、電話番などを依頼してはいけない。


とはいえ労働基準法を全部学ぶのは大変ですから、「ブラックかも?」と思ったら、お近くの労働基準監督署やハローワーク、役所などに相談してみましょう。



ブラックバイトの見分け方【面接時編】



できれば面接の時点でブラックかどうかを見分けたいもの。以下のような様子が見られれば、ブラックかも? と疑ってかかるとよいでしょう。


・面接官の態度が横暴(従業員への言動から読み取れることも。)

・職場に清潔感がない

・勤務時間が不明確(1日の勤務時間や残業有無は面接時に質問してください。)


また、求人票に書かれていた内容と面接での話に違いがあれば、必ず確認が必要です。雇用契約書を発行しない職場もあるようですが、バイトでも契約書はマスト。「雇用契約書をいただけますか?」と聞いてみましょう。



ブラックバイトの見分け方【採用後編】



ブラックバイトの場合、採用された後でこんなことがあります。


・休みなくシフトに入れられる(少なくとも毎週1日か、4週間を通じて4日以上の休日がなければアウトです。)

・6時間を超えて働いているのに休憩がない(6時間までなら休憩無しでもOK)

・ノルマなどで物を買わされたり、給料を勝手に下げられたりする

・タイムカードがない

・残業代が支払われない


会社でタイムカードをつけている場合でも、働いた日と時間は自分の手帳などでも記録しておいてください。万が一の時に、未払い分を取り戻すための証拠になります。



ブラックバイトならきっぱりやめる!



万が一、面接時の話と雇用契約書や現状が違うようであれば相談し、どうしても解決できない場合は思い切ってバイトを辞めることも考えてください。自分の心と体を守ることができるのは自分しかありません!


法律的には2週間前までに退職の意思を伝えればよいとありますが、万が一ひどいパワハラなどが横行している、心身共に厳しい状態にある、というような場合には、これに限らず適切な対応をしてください。



正しい知識と行動でブラックバイトから身を守ろう


バイトを辞めさせてもらえない場合は保護者の方や学校の先生など、周りの大人に相談することも大切です。法律や周りの人の手助けを得て、被害に遭わないように自分の身を守ってください。


<ライター>

坂口弥生(さかぐち・やよい)
1週間45000円からできる留学サポートGo Globalを運営。採用・研修から人事制度設計まで、約10年にわたる人事全般のキャリアをもつ。特に大学生やフリーターの方には留学後の就活相談に乗ることも多く、自己分析などのお手伝いも行っている。

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