静岡ローカルマガジン「miteco」からこんにちは、ライターのKajoです。


伊豆随一の眺望を誇る、世界遺産である富士山と駿河湾を、同時に見下ろすことのできるスポットが意外と身近にあること、皆さんご存知ですか?


富士山山頂から裾野までを見下ろすことのできる展望台に隣接する「だるま山高原レストハウス」では、イズシカ(伊豆の鹿)を使用したメニューを展開しているとの情報が。


空気が澄み渡る晴れた日に、絶景と伊豆の滋味を味わいに行ってきました。



サイクリストにもおすすめ「だるま山高原レストハウス」



伊豆市修善寺の温泉街から沼津市戸田方面に向けて山道を進み、県道18号線沿いにある「だるま山高原レストハウス」までは車で約30分。修善寺から山をぐんぐんと進んで行くと、右手に建物が見えてきます。


広々とした無料駐車場はなんと50台分! 近隣にはロッジとキャンプ場も併設しており、休憩にも宿泊にも適した場所です。





建物の入り口左側にはサイクリストのためのラックが設置されており、さすが「自転車のまち修善寺」、サイクリングコースの休憩スポットとしてもおすすめです。こんな晴れた日に自転車なんて、爽やかの極み!


レストハウス沿いの奥に見えるのは、圧倒的な存在感を放つ富士山。まるで引き寄せられるかのように歩が進みます。



世界遺産を眺む、「富士山展望台」へ



駐車場からわずか1分、世界遺産である富士山を望む展望台へ到着です。


山頂から裾野まで余すことなく見渡せる景色、駿河湾と空の青の質の違いに時間を忘れて見入ってしまうほど。


晴れた日には、市街の様子や箱根の山々まで見ることができるので、ジオパークの解説を見ながら伊豆半島の歴史を感じてください。



ガラス越しに富士を眺めながらイズシカを実食!



景色に満足したら、レストハウス内へ。


店内すぐのジオパークのコーナーで修善寺の土地の歴史を振り返り、奥へ進めばガラス張りの向こうに、再びあの絶景が現れます。


贅沢すぎる光景を眺めながらの店内では、ついつい時間が過ぎるのを忘れてしまいます。外にはテラス席の用意もあり、こちらはペットを連れてのご利用が可能です。





気になるメニューはこちら! 鹿のマークがメニュー名の先頭にちょこんと載っているお品が、本日お目当ての「イズシカ」メニューです。


ちなみにイズシカ(伊豆鹿)は、伊豆で捕獲された鹿を4時間以内(理想は2時間!)にイズシカ問屋に運び、スピーディーに処理を施すことで臭みや劣化を防いだ、徹底管理によって品質が保証された鹿肉です。





では早速、気になるメニューの多いなか、「イズシカビビンバ丼」を注文しました。


修善寺の名物である黒米の上に地元でとれた野菜たちのナムル、ピンクの可愛らしい富士山を模ったかまぼこに、しぐれ煮の鹿肉が贅沢に乗っています。


ちなみに皆さん、鹿肉は召し上がったことありますか? 固い、臭いが強くクセも強い、などのイメージ、ありませんか?


さてさて、ではいただいてみましょう。





これが鹿肉・・・と言われなければ気付かない(気づきませんでした)、鹿肉のしぐれ煮。


脂肪分が少なく鉄分が多い鹿肉ですが、甘すぎずしょっぱすぎず、いい塩梅に味付けがされており、温かいご飯に混ぜて食べれば箸が止まりません!


ひと口噛むごとにじゅわっと肉の旨味が広がることに驚きます。また、ナムルとして同じくいい味を出しているのが地元産の野菜、シャキシャキとした歯ごたえに、ごま油が香ばしく香ります。


ボリュームがあり、「食べきれるかな?」と思いましたが余裕の完食でした。





ちなみに、噛めば滲み出る鹿肉の旨味の秘訣は低温で7〜10日間熟成させることだそう。農家の方を苦しめることも多々、害獣として処理されてきた鹿肉がこんなに美味しく生まれ変わるなんて!


「いただいた命を無駄にせずに繋いでいく」


というコンセプトが存分に活かされたメニュー展開です。ビビンバ以外にも、鹿肉ピザや、鹿肉みそ焼きお握りなどの軽食もありますよ。





また、だるま山高原レストハウスで食べることができるのは鹿肉だけでなく、「伊豆グルメ」に欠かせない、生ワサビを使用した「ワサビ丼」も同じく人気メニューだそう。


イズシカ料理を提供する市内のお店は、観光協会ページよりご確認いただけるので、ぜひご賞味くださいね!



少し足を伸ばして、達磨山を堪能



沼津市と伊豆市の中間地点にある達磨山。山の姿がその名の通り、座禅を組む達磨大師に似ていることがその名の由来だそう。


富士を眺む絶景のみでなく、新鮮なイズシカ料理も一緒に堪能出来るとは! 伊豆を象徴するドライブスポットとしてオススメです。


また、達磨山山頂へもレストハウスからアクセスが可能、日帰りハイキングコースとしてもオススメです。


熊笹の小道を抜けた先から眺める伊豆稜線に、視線の先に構える富士山。ついついため息が漏れそうな光景に、とびっきりの休日が過ごせること間違いなしです。


【店舗詳細】
住所:静岡県伊豆市大沢1018-1
定休日:火曜日、天候により不定休
営業時間:
4月〜10月▶9:30〜17:30
11月〜3月▶10:00〜16:30
駐車場:無料駐車場あり

伊豆市観光協会ホームページ


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<ライター>

kajo
静岡県・伊豆出身。重度の放浪癖あり、直感と好奇心をもとに、純粋に観察し大胆に発信をする。趣味は料理とキャンプ。引きこもり属性のアウトドア。

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