バイトで敬語がうまく使えず、もどかしい思いをしている人も多いのではないでしょうか。緊張のあまり間違えてしまうこともありますし、知らず知らずに間違った日本語を使っていることもあるでしょう。


失笑をかう程度ならよいのですが、敬語は一歩間違えると失礼になります。まずは以下のようなよくある間違いを復習し、バイト先で自分の言葉に気をつけてみてください。



敬語の間違いはほとんどがこれ! 尊敬語と謙譲語の違いを理解しよう



日本語を学ぶ外国人が「尊敬語と謙譲語がややこしくてわからない!」と言いますが、日本人にとっても紛らわしいもの、多いですよね。最近、実際に耳にした間違いをあげてみますが、みなさんは大丈夫でしょうか。


① カフェでお手洗いをお借りしようとしたら……
×こちらは従業員専用で、お客様はご利用できません。
○こちらは従業員専用で、お客様にはご利用いただけません。


② 会社の受付スタッフに「社長にご挨拶したいのですが」と伺ったところ……
×社長は今いらっしゃいません。
○社長は今おりません。


尊敬語と謙譲語は、自分がどの立場にいるかによって変わってきます。①のケースは「お客様に対しては自分がへりくだるので丁寧に」ということで、比較的わかりやすいでしょう。それでは②はどうでしょう。


「会社の社長」は普段であれば敬語を使う相手ですが、自分は会社側の人間、すなわち社長と同じ側にいます。②の場合、お客様に尊敬の念を表す場面ですから、身内(会社側)の人間に敬語を使うのはおかしいということになります。


「社長なのに敬語を使わなくていいのかな?」と不安になるかもしれませんが、会社側の人間として外部の人と接するときは、「身内かどうか」で判断するとわかりやすいでしょう。



もはや日本語にもなっていないバイト敬語



以下のようなバイト敬語は、もはや日本語でもありません。


① 「500円からお預かります」
「~から」という表現がなぜこのタイミングで必要なのかが疑問ですが、この間違った日本語はよく耳にします。「500円をお預かりします」としましょう。


② 「お待たせしました。パンケーキになります」
「~になる」は「AがBになる」というように使われる表現。「お待たせしました。パンケーキです」というと素っ気なく感じて、なんとなく丁寧さを出そうとしているのかもしれませんが、逆におかしい日本語になってしまっています。



バイト先で使えればちょっと素敵な敬語



以下は少し改まった雰囲気がある敬語ですが、バイト先といえどもこれぐらいきちんと敬語を使えれば、ググッと印象が良くなります。



① バイトの先輩にお土産をあげるとき
×よかったら食べてください
○よろしければお召し上がりください

友達のようなバイト仲間であれば「急にどうしたの?!」と言われそうですが、目上の方などに使いたい敬語表現です。


② 飲食店でお客様に対して
×「メニューをご覧になられますか?」
○「メニューをご覧になりますか?」

これはよくある間違いです。「ご覧に」「なられる」というのは二重敬語になりますので、丁寧な気持ちは伝わりますが正しく使えるとよいですね。



わかっていても使えない!? 敬語はバイトで使って身につける


敬語表現は堅苦しいなと感じるかもしれませんが、日々気をつけているとだんだん正しい表現が身についてきます。正しい敬語が使えるということは、相手から信頼されるというだけでなく、いざという時に自信をもって振舞うことができるというメリットが。今から気を付けていれば、きっとスマートな敬語を使いこなせるようになりますよ!



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<ライター>

坂口弥生(さかぐち・やよい)
1週間45000円からできる留学サポートGo Globalを運営。採用・研修から人事制度設計まで、約10年にわたる人事全般のキャリアをもつ。特に大学生やフリーターの方には留学後の就活相談に乗ることも多く、自己分析などのお手伝いも行っている。

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