パートで働いていると、「正社員と同じ仕事をしているのにボーナスがないなんて、不公平!」と思われる人も多いでしょう。国の施策では「パート勤務者にも正社員と同じ待遇を」という流れがあり、今後はボーナスについても見直される可能性が高まっています。



パートでもボーナスが出やすいのはダントツで「飲食業」!



615社を対象に株式会社エフアンドエムが実施した調査によると、パートにボーナスを出したのは飲食業で90%、次いで小売業が69%で、上位だけでもかなりの差がでてきます。最下位は不動産業の30%とあり、業界によってパートへの処遇にかなりの違いがあることがわかりました。


パートの採用が多い・少ないという業界の事情もあると思いますが、パートの方が多く働く業種では、その方たちを大切にする文化があるということは想像に難くありません。


参照:2016年冬季賞与の実態調査 – 株式会社エフアンドエム

パートのボーナス、今後はどうなる?



政府は現在、パートやアルバイトの処遇を改善するようにと企業に要請をだしています。同一労働同一賃金といって、同じ仕事をするなら雇用形態に関わらず、同じ待遇を出しなさいというものです。


「同一労働同一賃金の導入は、同一企業・団体におけるいわゆる正規雇用労働者(無期雇用フルタイム労働者) と非正規雇用労働者(有期雇用労働者、パートタイム労働者、派遣労働者)の間の不合理な待遇差の解消を目指すものです。」(厚生労働省HPより抜粋)


ボーナスは法律で定められたものではないものの、「同じ仕事の場合は正社員と待遇を同じにしていく」というルールにのっとると、ボーナスについても改善が必要だという認識が広まっていくことが予測されます。


パートで働く人は子育て中の女性が多いですから、「女性活躍」を推し進めるためにも、パートの処遇改善は必須と言えます。



ボーナスってそもそも何? 絶対支給されるもの?



ボーナスは日本語でいうところの「賞与」です。毎月の給与のように法律で定められたものではなく、企業が自由に設定できることになっています。


例えば毎年ボーナスを出している会社でも、「今年は業績が悪いから出しません」ということもありますし、年俸制が導入されている企業やベンチャー企業などでは、最初から「ボーナスなし」という企業も珍しくありません。


また、ボーナス支給のある会社は多くの場合、「基本給の3か月分」というように、基本給をベースに計算されることが多いようです。


扶養の範囲で働いているとかえってボーナスがないほうが良いということもあるかもしれませんが、扶養の制度も今後はどんどん変わっていく可能性があります。世の中の流れを注視して、収入とキャリアのバランスを図っていきましょう。


<ライター>

坂口弥生(さかぐち・やよい)
1週間45000円からできる留学サポートGo Globalを運営。採用・研修から人事制度設計まで、約10年にわたる人事全般のキャリアをもつ。特に大学生やフリーターの方には留学後の就活相談に乗ることも多く、自己分析などのお手伝いも行っている。


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