静岡県内の大学や専門学校などで活動中のサークル・ゼミを、ドーモプラスが定期的に紹介! 第11回は、常葉大学の老舗演劇部「劇団おらんじぇ」をピックアップ!


創部2006年、常葉大学の老舗演劇部「劇団おらんじぇ」。「常葉大学生の、常葉大学生による、常葉大学生の劇団です!」同部の公式ブログをアクセスすると最初に飛び込んでくる自己紹介がこの一文。いささか直球すぎやしないか、と思いきや、取材を続けるにつれ、いやいや確かにその通りとしか思えなくなってくるのです。


部の名前の由来は柑橘類である常葉大学校章の橘。常葉成分濃縮300%の本気系劇団。熱量だけじゃなく技術も個性もチームもすごい。部長の土屋亮裕さん(常葉大学教育学部初等教育課程)に「おらんじぇ」の等身大のいまを聞いてきました。




おらんじぇ部長の土屋さん



劇団員急増中!



劇団おらんじぇは常葉大学で学部学科の垣根を超え、総勢46名の部員が集まって活動する演劇サークルです。結構大所帯ですよね。最近部員がどんどん増加中で、いまの4年生の代から一気にそれまでの倍くらいの人数になりました(それで一時期どうするどうするってことになりましたが笑)。


それならいっそ大人数だからこそできることをやろうってことで、役者、大道具、小道具など部署を仕分けて各々の得意分野を活かせるような組織編成にして活動しています。


この組織編成も年々進化していて、今年の公演は去年以上に各部署長、音響なら音響の長を置いてしっかり役割をもってやっています。おかげで、公演のクオリティは最近格段にあがっていますね。



舞台にあがるために必要なこと



練習メニューは私(土屋さん)が考えています。基礎のストレッチと発声、基礎的な練習メニューを挟んでからの舞台の練習。発声練習をする前に柔軟と筋トレも絶対にやるんですよ。


特に舞台は腹筋を使わないとぜんぜん声が通らない。「あ」という声を出すのにも腹筋を使うか使わないかで響きがぜんぜん違いますね。だから、遠くまで声を届けるには筋トレは欠かせません。


練習は日によって必要に応じて変えています。例えば台本を読みあわせる段階で、舌を動かす必要があるなと思ったら早口の練習をしたり。来ているメンバーがその時々に応じて、足りないものをやろうって感じですね。



大学の演劇とは「アドリブの世界」



高校で演劇をやっていた学生も在籍していますが、高校と大学に入ってからの演劇では大きな違いがあって。ひとつあげられるのは、なによりアドリブの多さですね。高校までは型にはまった台本通り、大学ではより砕けた自由な劇が展開されます。


演じていると、ふとした拍子に予想外に後ろで動いている人がいたりして「ええ!」って思ったり。それでこちらもそれに反応して。喧嘩のシーンなんかはすごい盛り上がりますよ。観ているお客さんから臨場感がすごかったっていう反応もかえってきたりしますね。


部員はクセが強いひとが多いので、方向性の違いで、ときに言い合いになったりもします。それでもみんなで話し合いを重ねて妥協点を見つけていく。言い合いを経たほうが結果的にレベルが高いものになっていくんです。クセによって味が出るんですよね。





同じ舞台はひとつもない。毎回成長している。



これからは観に来てくれるお客さんをもっと増やしたいですね。夏の公演でアンケートをとったときに、ツイッターを介して観に来てくれたっていうひとが多くて。広報活動、大事なんですよね。がんばって更新したら、ツイートをふと目に留めてくれるひとがいるかもしれない、写真もがんばって出して、それで知ってくれるひとも多いんじゃないかって。


劇団おらんじぇの公演回数は春、夏と、秋の文化祭の年3回。そう考えると、冬の期間がもったいないっていう感覚があります。なので、例えば学内で小さな公演を、クリスマスにクリスマス公演をやったり、観てもらう機会を増やしたいですね。たくさん観てもらって回を重ねるごとの成長もお客さんの楽しみのひとつにしてもらえたら嬉しいです。





取材を終えて


いやあ、怒涛の取材でした。取材で部員さんのクセが強い言ってましたが、なにより土屋さん自身のクセが強い(笑)。半ば圧倒されながらお話を聞いてました。僕はこれまで演劇を観てこなかったのですが、この取材後にあった文化祭のステージにさっそく行ってきました。ステージが生ものって観に行かないと実感できないですね。


取材・執筆
増田純一(常葉大学外国語学部英米語学科4年/『静岡時代』編集部)
最近の趣味は女性ファッション誌を眺めること。周りは若干引いてます。


制作:静岡時代編集部
http://shizuokajidai.or.jp


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