ドーモプラスが注目の男子を紹介する連載インタビュー「レコメン図」。今回登場していただくのは「2.5次元ダンスライブ『ツキウタ。』ステージ」葉月 陽役など、舞台を中心に活躍中の俳優「鷲尾修斗(わしお・しゅうと)」さん。


7月26日に幕が上がる舞台「BRAVE10~燭~」に筧十蔵役で出演が決まっている鷲尾さんに、後編では舞台「BRAVE10~燭~」への意気込みや、ちょっと意外なオフの過ごし方、アルバイト経験などについてお話ししていただきました!


インタビュー前編はコチラ



寄せられる期待や気持ちを背負って舞台に立つ


――これまでお芝居を続けてきた中で、モチベーションになっているものや、こんな役者になりたいという憧れ、理想はありますか?


モチベーションはやっぱり、Twitterやお手紙などでもらえる、ファンの人の声ですね。「誰かのためにやっている」という意識がないと、人間頑張れないと思うんです。きっとこれはどの職業でもそうだし、結婚してる人なら奥さんのため、子どものためだったりもするでしょうし。


僕は応援してくれている人のために頑張ろうと思うし、その人たちの期待を裏切りたくないという思いがモチベーションになっている気がします。自分にそうやって何か枷をするのが好きなんでしょうね、多分。2.5次元作品の場合は、それこそ原作好きな人たちのためにっていう思いもありますし。


舞台って、僕らが板の上に立つまでに、プロデューサーや演出家さん、脚本家さんだったりと、たくさんのスタッフさんたちが何ヶ月も前から動いてくれているんです。僕らは1ヶ月くらいの稽古期間で舞台に上がるんですけど、ずっと準備をしてくれていた人たちの期待も裏切らないよう、ちゃんと仕事をしなければいけない。そういう気持ちをきちんと持った上で板の上に立たないと、いい芝居はできないんじゃないかなと思いますね。





――きちんと背負うべきものを背負って、舞台に上がるんですね。


はい。僕、普段はちゃらんぽらんなことしか言わないんですけどね。30歳にもなったので、しっかりしないと(笑)。


――ちなみに、憧れている役者さんはいたりしますか?


何でしょうね……目標についてよく聞かれるんですが、例えば「映画の主演をやる」というような目標は、何もないんです。ただ、目の前にあることを、まず全力でクリアしていく。役者にはきっとゴールがないし、引退もないから、常に全力で目の前の壁に当たって乗り越え続けるのが、自分のスタイルなのかなって思ったりします。


どういう役者になりたいか、最近30歳になって考えているうちに思ったのが、「この人がいると、現場の空気がいい感じになるよね」って言われる役者になりたいなと。いろんな現場で必要とされて、キャストにこの人がいれば、現場の雰囲気もいいし安心だと――KIMERUさんがまさにそうなんです。誰からもマイナスに言われているのを聞いたことがないし、制作さんやプロデューサーさんからも“キメちゃん”って呼ばれていて、現場の良いムードメーカーになってくれていますね。





――KIMERUさんは、現場のいろんな方から慕われているんですね。


実は昨日もいっしょの仕事で「相変わらず、この人素晴らしいな」と思ったんです。本人には伝えたことはないですけど、憧れてますね。現場には(芸歴が)上の人もいれば下の子もいるので、まだ経験が浅い子と、長く活躍している人たちがいっしょになったりすると、やっぱり下の子は気を遣ったりするんですが、KIMERUさんがいるとそれだけで空気がちがうというか。


一番先輩にあたるくらいの方なのに、稽古場のどこの輪にもいるんですよ。若手にベテラン、演出家さんや制作さんまで、どこのパイプ役もこなせてしまう。そういう役者ってステキだし、やはり人間性なんだろうなと思います。自分もそうなれるように頑張りたいですね。





「一段上、二段上の魅力を見せたい」二度目の筧十蔵役


――現在は7月26日から上演される舞台「BRAVE10~燭~」の稽古期間中ということですが、今回2度目となる筧十蔵役への意気込みを聞かせてください。


前回も演じさせてもらった役なので、役作りの面ではほぼすぐにでも演じられる状態ではあるんですが、キャラクターの魅力をもう一段、二段と上乗せできるよう、パワーアップして臨みたいと思っています。


それに、自分が演じている2.5次元の役柄の中でこの役が唯一、声が低いキャラクターなんです。年齢もかなり高めの設定だし、どっしり構えて落ち着きのある武士らしいキャラクターなので、声の出し方もしっかり練習しないと。今回は新キャラクターもいるので、新しい「BRAVE10」の世界や、筧十蔵の一面を見せられたらと思いますね。





――今後やってみたいお仕事や、挑戦してみたい役柄はありますか?


悪役をやってみたいんです。今までに演じた経験がないので、がっつり“悪い人”っていう役柄に、個人的には挑戦してみたいと思いますね。言うならば、みんなが倒そうとしているボスのようなキャラクターとか。





――魔王みたいな役ですか?(笑)


そう、「ハッハッハー!」みたいな(笑)。これまではわりと正統派な役や、明るくてバカっぽいキャラクターを演じることが多かったんですよ。


あとは、映像のお仕事もこれからどんどん挑戦していきたい部分ではあります。舞台は稽古で掛け合いの練習ができますけど、映画やドラマは一発勝負じゃないですか。「用意、スタート!」で初めましての人とシーンをやらなきゃならないので、経験を重ねていって、そういったこともできるようになれたらいいなと思います。





役者と白鳥の共通点「努力は見えないところでしたい」


――では質問を変えまして、休日やオフの時間には、どんなことをして息抜きをされていますか?


僕、基本的にインドアなタイプなので……。


――え? プロフィールでは、サッカーやサーフィンがご趣味だと。


そうなんですけど、基本的にインドアなんです。一日家にいて、一歩も外に出なかったりしますし。オフの日には仕事を一切しないっていうスタンスなので、大好きな「ドラゴンボールをひたすら観続けたりして、もう何周も観てますね。テレビの周りにはフィギュアも飾ってあって、その至福の時間を一人で過ごすという(笑)。で、たまに「ちょっと身体を動かさないとな」って思う時には、家の前でなわとびをしたり。





――なわとび! 家の前でやられてるんですね(笑)。


家の前の道が行き止まりになっているので、ちょうどよくて。なわとびって、腕を回したり、脚で跳んだりと、効率のいい全身運動なんです。身体中の肉が揺れて動くから落ちやすいですし、何より家の前で簡単にできる。ランニングだと、走っていった先からの帰りを考えるとツラいんですよね。





――その気持ちは大変分かります。ただ、鷲尾さんはジムでストイックに走ったりしていそうだという、印象があったので意外でした。


本当ですか? ジムは行っていないんですけど、アクセスのいい場所に24時間営業のジムができたので、最近は少しだけ通ってみようかなと思い始めてます。「ツキステ。」ではお腹がしっかり見える衣装を着るので、その時期には普段よりも痩せるために腹筋をしたりするんです。


その時にはあえて自分の部屋で食べたいものを目の前に置いてやってます。「この誘惑に勝てたら、自分すごい!」「この舞台が終わったら食べられる!」って思いながら、大好物のピザポテトを見つつ腹筋を……(笑)。





――舞台が終わるまで我慢なんですね。やっぱりストイック。


それから、稽古場であんまりそういう姿を見せるのはイヤなので、一切そういうのはしないですね。家という見えないところで、必死に一生懸命やります(笑)。カッコつけしいなので、みんなが見ている場所で「僕、頑張ってます」っていうのはできないんですよ。「別に何もやってないけど、仕上がってるよ」みたいにしておきたい。


でも役者ってそういうものだと思うんです。誰かが言ってましたけど「白鳥といっしょで、一見優雅に見えるけど、水面下では本当はバタバタしてる」っていう。見えないところで努力をするのが役者なのかなって。まぁ、稽古場で努力しているのもステキなんですけどね。





子どもたちにサッカーを教えながら学んだこと


――次に、DOMOがアルバイト求人媒体ということで、アルバイトについてもお話を聞かせてください。これまで経験したアルバイトの中で、特に印象に残っているものや、お芝居に生きているなと感じるものはありますか?


僕、サッカーのコーチを手伝いみたいな感じで少しだけやっていたことがあって、その経験はけっこう今に生きてるかなと思いますね。若くして舞台の世界に入ってくる子たちも多いんですけど、30歳になって年齢が上がってくると、その子たちに何かを教えたりアドバイスをしたりすることがけっこうあるんです。


サッカーでも、20人子どもたちがいたとしたら、その全員に同じ教え方をしても上手くはならない。個人の性格をきちんと見極めて「この子にはこう言ったほうが伸びるな」と、それぞれに合わせて教え方を工夫していました。相手に合わせたアドバイスの仕方を考えられるようになったので、舞台でもコーチ経験が生かせているんじゃないかと思います。





――子どもたち相手のコーチというと、小学生を教えてらしたんですか?


一時期フットサル場で働いていたんですが、その時には幼稚園から中学3年生までを教えていましたね。ほかにも、父が監督をしていた大学のサッカー部の合宿に、手伝いとしていっしょに行ったり。地元の高校の合宿に呼ばれたりもしていました。


――年代的には幼稚園から大学生まで網羅されてたんですね。


そうですね。それぞれ反応が全然ちがうんですよ。やっぱり年齢が上になってくると反発心が出てきたりして(笑)。幼稚園の子には、ボールを投げてあげて「追っかけろー」ってやってましたけど。


僕自身は、幼稚園から小学校まで同じサッカーチームに所属していて、その時の監督がすごくいい監督だったんです。“サッカーが上手くなる”指導をするんじゃなく、“サッカーが好きになる”教え方をしてくれたので。だから、今でもその時のメンバーで集まってサッカーしたりすることもあるんですよ。みんなその当時に“サッカー好き”にしてもらっているから、地元でも何らかの形で続けている人が多いんだと思います。


自分がコーチをしていた時にも、心がけていたのは“サッカーを好きになってもらえること”で。好きになったら、多少ツラいことがあっても続けられる。上手くなるためだけに教えると、いざつまづいた時に挫折してしまうこともあるけれど、その根本に好きという気持ちがあったら、その先もずっと続けられると思うんです。


僕にとって、その根本の気持ちを作ってくれたのはあのチームだったなと、歳を重ねてから気付きました。あの当時はただ、みんなで夢中になって、楽しくやってたんですけどね。





――振り返ってみると、いい時間を過ごされていたんですね。


そうやって経験してきたことは、今でもかなり生かせていると思います。舞台でのアクションやダンス、お芝居に関しても、後輩が上手くできていた時には「今の、すごくよかったよ」って伝えたいなと。


俳優という職業を好きになってもらえたら、きっと舞台の初日まで稽古も頑張れるだろうし、作品を好きになってくれたなら、しっかりやるべき仕事もやってくれると思うので。





――では最後になりますが、現在夢に向かって頑張っている読者のみなさんに向けて、応援のメッセージをお願いします。


夢ってきっと、すごく難しいと思うんです。僕も今、夢に向かってまだ走っている途中ですけど、「諦めなければゼロじゃない」と思ってやっています。「もうダメかも」と思って諦めてしまうと、その夢を達成できる可能性はゼロパーセントになってしまうけど、「いや、できる!」と思っていたなら、その可能性はどんどん上がっていく。


たとえ遠い目標、遠い夢であったとしても、頑張り続けることが夢を叶えるための一番の方法だと思います。努力せずに夢を達成することはできないですから。




稽古場での後輩の方とのエピソードから、面倒見のよさがうかがえる鷲尾さん。実はインドア派というギャップや、“カッコつけしい”な一面など、「人見知りなんです」と言いながらも素顔が垣間見えるエピソードを披露してくださいました。幕開け間近の舞台「BRAVE10~燭~」をはじめ、今後の活躍も要チェックです!


取材・文:古原孝子
Photo:青木早霞(PROGRESS-M)


インタビュー前編はコチラ


【プロフィール】
鷲尾修斗(わしお・しゅうと)
1987年12月27日生まれ。東京都出身。
ミュージカル「忍たま乱太郎」中在家長次役、2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ 葉月陽役など人気作品に出演。
7月26日〜「BRAVE10〜燭〜」筧十蔵役、8月22、23日 朗読劇『学園デスパネル』【横浜公演】に出演が決まっている。



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