バイトの面接で聞かれて困る質問に「あなたの短所はなんですか?」というものがあります。聞かれたからといって何でも正直に話し、「そんな短所がある人は雇わないでおこう」と不採用になっては困ります。「短所はなんですか」という質問にどう答えるのがよいか、一緒に考えていきましょう。



ポイント1:バイト面接で短所を聞く面接官の意図を知る



そもそもなぜ面接官は「短所」を聞くのか、相手の意図を考えてみましょう。もちろんあなたの性格をより詳しく把握し、採用するデメリットを確認するというストレートな意図もあります。


しかしそれ以上に、「自分自身をよく知っているか」「短所に対してどんな努力をしているか」「正直かどうか」「ネガティブなことをどうポジティブに表現できるか」等を見ていることが多いようです。



ポイント2:バイト面接で致命傷にならない短所をあらかじめ考えておく



「誰にでも短所はあるんだから正直に」と考えるのはよいことですが、あまりにも致命的な短所だと不採用になってしまいます。例えば「朝起きるのが苦手です。学校などにもよく遅刻してしまいます」と言ったとします。社会人でもバイトでも、「時間通りに出勤すること」は働くうえで基本中の基本。どんなに仕事ができる人でも、毎日遅刻してきたのでは困ります。


このように、即不採用になる致命的な短所を言ってしまうのは正直すぎます。短所が複数ある方がほとんどかと思いますので、致命的ではない短所を選択するとよいでしょう。


「致命的になるかもしれないが、これしか短所がない!」いう人は、「朝起きるのが苦手なので、いつも前日に次の日の用意を済ませ、8時間の睡眠時間は確保するよう就寝しています」などと、「どのように努力しているか」を必ずセットで伝えてください。(とは言え、遅刻常習犯になり得る人は「採用したくない人」ナンバーワンです!)5つも6つも短所をたくさん話す必要はありません! 説明がしやすい2〜3点程度に絞っておいてください。



ポイント3:長所と短所をセットで考える



「これは私のとてもいいところ」と思うところが、裏を返すと意外な短所になり得るということがあります。例えば「真面目」と言えば長所ですが、「まじめすぎて融通がきかない」「言われたことは真面目にこなせるが自分で考えて行動するのが苦手」という短所がセットになっているような人もいます。


以下のように表現すれば、短所は長所にもなり得ることを理解してもらえ、マイナスの印象だけが残ることを避けられます。


「友達からは『まじめすぎるところがあるよね』と言われることがあります。他人の話は真剣に聴くことがマナーだと思っているのですが、時々冗談が通じないことがあるようなので、少しユーモアのセンスも磨いていきたいと意識しています。」



ポイント4:バイト先で歓迎される長所を短所に置き換えてみる



上記を応用し、先に「アピールしたい長所」を考えるのも一つの手です。例えば飲食店のバイトで考えると、「きれい好き」は歓迎される長所。この長所を短所に言い換えてみます。


「きれい好き」を裏返すと「神経質」という短所になることがあります。これをまとめて以下のように説明してみましょう。


「私は時々神経質すぎるところがあります。少しでも部屋が汚れていると落ち着かないことがありますし、それを他人にも求めてしまうところは自制しなければならないと思うこともあります。今回の面接で採用になったら、一緒に働く人たちに自分の感覚を押し付けることがないように気を付けたいと思います」


このように、短所を伝えつつも長所も想像させるような話し方ができるとベストです。ただし、長所のアピールに偏り過ぎると逆効果になりますのでご注意を!



ポイント5:短所をカバーする具体的な努力が大切



先にも少し述べましたが、バイトの面接で短所を話す際は、単に短所を述べるだけではいけません。いかにその短所を改善する努力をしているかを一緒に伝えることが大切。「自分のことをしっかりと理解し、さらにより良くなるために努力ができる人」ということを伝えることがポイントです。


日ごろ何の努力もしていない人は、面接官に納得してもらえる説明はできません。面接準備をきっかけに、自分の短所は何かと考えてみたり、家族や友達に聞いてみたりして自己分析をしてみてください。また、それを改善する具体策も考え、実際に実行してみれば面接でも真実味のある話をすることができるでしょう。


まとめ


ときどき「短所を言うとマイナスイメージになるから、長所だけ話してアピールしよう」と考える人もいますが、短所のない人間など存在しません。「短所は特にありません」と言ったとしたら、面接官は「なんて傲慢な人だろう」と判断し、不採用になってもおかしくありません。短所を隠すのではなく、どう表現すればよいかと考えるようにしてください。



<ライター>

坂口弥生(さかぐち・やよい)
1週間45000円からできる留学サポートGo Globalを運営。採用・研修から人事制度設計まで、約10年にわたる人事全般のキャリアをもつ。特に大学生やフリーターの方には留学後の就活相談に乗ることも多く、自己分析などのお手伝いも行っている。

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