ドーモプラスが注目の男子を紹介する連載企画「レコメン図」。今回ご登場いただくのは「Vimclip」や「龍雅-Ryoga-」といったダンスボーカルグループでパフォーマーとして活躍し、現在はソロとして俳優活動もされている「三谷 怜央(みたに・れお)」さん。5月30日にはリーダーを務める、新感覚アイドルユニット「Hi!Superb」のデビューシングルも発売になった三谷さんに、後編ではお芝居に挑戦したきっかけや、「B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』」阿修悠太役のこと、そしてアルバイト経験について、たっぷり語っていただきました!


インタビュー前編はコチラ


「パフォーマー視点からのアプローチを武器に」芝居への挑戦


――Vimclip時代の2014年に初舞台を踏まれたということですが、お芝居に挑戦することになったきっかけは何だったのでしょうか?


わりとシンプルな理由なんですけど、ボーカルはレコーディングだったりでスケジュールがけっこう埋まるのに対して、パフォーマーは何度かみんなで集まって集中してやるっていう感じなんです。だから、空いている日に何かやりたいなと思って。そこで、役者をやっている友達に「役者業をやってみたい」と伝えたら、紹介してくれたのがきっかけでしたね。いざチャレンジしてみたら、すごく楽しかった記憶があります。



――そこから、コンスタントに舞台には出演されるようになったと。


リリースイベントの合間を見たりしながらだったので、それはそれは大変でしたけど(笑)。でもグループの活動と役者としての活動、両方に持ち帰れるものがあったので、かなり充実してました。舞台に出た時に「面白い役者だな」と思ってもらえたらグループのほうにも還元できるし、ダンスで身体表現をする人が、役者業の方々の中には意外といなかったりして。


よく言われたのが「怜央って、役者がやらないような芝居をやるよね」って言葉なんですが、僕はそれが嬉しかったんです。ずっと役者をしてきたわけではないけど、そういう自分にも需要があるんだなと。全くちがう視点からのアプローチができるのは武器になるんだと思えたので、続けてきた部分もありますね。


それから、何より舞台が楽しいんです。ライブもそうなんですけど、ナマモノがすごく好きなので。だから、お芝居をやってみようと思った時にも、まず惹かれたのが舞台だったんですよ。演技については昔レッスンで習っていたりはしましたが、ずっと役者をされてきた方の芝居をみた時に、そのプロフェッショナルさを間近で味わって、自分の世界が広がったのを感じました。



――「B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』」(通称:オバウェ)の阿修悠太役をはじめ、さまざまな役を演じられていますが、役作りで心がけていることはありますか?


僕、これまでやってきた役が“変人”か“めっちゃ良い子”のどっちかなんです。変人のほうだと、オタク気質で急にキレる、「ONE PIECE」で言うところのバギー船長みたいなヤツとか。あとは阿修くんのように、純粋で素直で良い子か。「大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-」の水本大西役もそうでしたね。かっこいい役は本当に来ない。


――やってみたい気持ちはあります?


やりたいですね(照笑)。でもきっと、カッコつけるのは下手くそだと思います。どうしても関西人の血が騒いじゃって、面白いほうに行きたくなっちゃうんですよ。特に舞台はナマモノなので、「面白くしなきゃ」って。


――そわそわしてしまうと(笑)。


「やらなくていいよ」って言われてるんですけどね。「これ、どうしてもやりたいんです」って演出家の方に直談判して、許可を得られなかったら勝手にやって、そして打ち上げの時なんかに怒られるみたいな(笑)。




研究と想像で、とことん作り込んだ阿修悠太像


――阿修悠太役では、声色も役に似せて演じていらっしゃいましたよね。原作があるものに関しては、研究して作り込む部分が大きいのでしょうか?


もともとモノマネがとても好きなんですけど、原作に似せるっていう部分ではそれに近いところがあります。声の出し方や、言い回しを研究したり。原作の阿修くんが言わないセリフや、アドリブもあるので、そうなるとマネをしているだけでは似ないし、もう花江夏樹さん(阿修悠太の声を担当)のエンジンを自分に積むしかないなと。だから、花江さんの出演作を全部観て、どういう癖があるのかを研究しました。


僕、聴いたものが耳に残るっていう特技があるので、それを頭の中で再生して……こんなことを言うと失礼かもしれないですけど、彼女のように毎日、寝る前にもずっと聴いて(笑)。それを1週間くらいやると、癖みたいなものが自分に入ってきますね。


――そこまで作り込まれていたとは……。地声とは印象が全くちがうので、どこから声を出してるんだろうと思っていました。


よく言われます。「三谷怜央はスピーカーでも積んでるのか」って(笑)。



――それを上演中ずっとキープされているからすごいですよね。


オバウェの醍醐味は曲とダンスだと思うので、「声は寄せないと」という意識があったんです。歌を聞いてもらった時に「ちょっとちがうな」と感じさせてしまったら、観に来てくれる方たちの期待を裏切ってしまうと思って。三谷怜央としてというのは一度置いておいて、声のクオリティーと、キャラクターとしてどう立ち居振る舞いをするかということを、とにかく常に考えてました。


――舞台の上で、役柄としてダンスを披露するという点についてはいかがでした?


阿修くんがダンスを踊っている映像はあるにはあるんですが、滑らかに動いているようなものがなかったので、「阿修くんが踊ったらこうなるだろうな」という特徴を、自分なりにとことん突き詰めて考えたんです。「こういう性格の子がこう踊ったら、ここでかわいさを出すだろう」「この曲ではこういう色気を出すだろうな」と、曲中の声をヒントにしてダンスを組み立てながら踊って。


アニメ映像から動きの個性を拾おうとすると上手くいかないので、そこからはヒントを得ずに、ジャンプの仕方や髪のかき上げ方、回転の仕方まで、自分の中で考えました。もう想像の範囲にはなってしまうんですけど、恐縮ながらクリエイトさせてもらった部分ですね。



――仕草のひとつひとつに、ストイックな作り込みがあったんですね。それが観客のみなさんに受け入れられたからこそ、再演(=「B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』REMiX」)に繋がったのではと感じました。


正直なところ、どういう反応があるのかは、自分の中で不安はあったんですが、イベントをやった時に「オバウェを観て来ました」という人がすごく多くなって。「阿修くんが好きだったんですけど、今は怜央くんも好きです」というような声を直接いただけて、すごく嬉しかったです。「次に担当されるLEOくんも好きになりますね」って言ってくださる方もいて、こうやってハイシュパまで繋がっていくのを感じると、役作りや練習をしたかいがあったなとしみじみ感じますね。


実のところ、初演の時にはまだ慣れていなくて、声がガッスガスになっちゃったんですよ。喉に負担がかかっていたみたいで、プロポリスのキャンディと喉スプレーが手放せなくて。千秋楽の時には自分でも「ほぼ地声になってんじゃん」って思ったので、そこは反省点でした。そのお陰で、再演では力み過ぎずに自然にやれたかなと思います。




人生の目標は「主演作品の主題歌を歌うこと」


――今後、三谷さん個人として挑戦してみたいことを聞かせてください。


これは昔からあった夢なんですが。お芝居をしていて、音楽もやらせてもらっているので、主演を自分が演じて、その作品の主題歌も歌うっていうことに、すごく憧れがあって。日本だと、福山雅治さんや、星野源さんがそうされてますけど、カッコいいなと思います。僕もソロとしてはそこを目指したいですね。叶った時にはもう……死んじゃうかも(笑)。それくらい、人生においての目標です。



――できることがたくさんあるからこそ、目指せる夢ですね。ぜひ叶えて、そして生きてください(笑)。では質問は変わりまして、オフの日の息抜きにはどんなことをされていますか?


最近やっているのは……これ、言っても大丈夫かな(笑)。SNSで誰にも公開しないアカウントってあるじゃないですか。鍵アカと呼ばれるもの。僕はInstagramに自分だけが見られるアカウントがあるんですけど、そこに1日1つずつ、キャラクターのモノマネ動画を載せるっていうのをやってます(笑)。



――すごく面白そうですね、それ(笑)。


そういう動画をスマホのデータフォルダに残すのは、ちょっと恥ずかしいなと思って。何かの拍子で見られた時にヤバいですし(笑)。だから、鍵アカどころか闇アカと呼んだほうがいいくらいのアカウントを作って、そこにアルバムみたいにストックしようと。今は7つくらい動画がアップしてあります。


――モノマネは、役者としての糧にもなりそうですよね。


そうなんですよ。撮りながら自分で聞いては、ニヤニヤしてます。「ちょっと今のテイクは似てない……」「よし、今のは似たな。これをストックしとこう」みたいに。




「時にかなって美しい」だから今を懸命に生きる


――DOMOはアルバイトの求人メディアなのですが、次にアルバイトについてのお話もうかがわせてください。今まで経験した中で、特に印象に残っているアルバイトや、今のお仕事に役立ったというエピソードはありますか?


東京に来てバイトをしたのが居酒屋なんですけど、おしゃれなお酒も飲めたりするような、バーみたいな感じのところで。そこにターンテーブルがあって、店内のBGMをそれで流したり、毎週金曜にはDJを回しに来る人がいたりしていたんです。レコードをかけるターンテーブルだけでなく、CDを入れて曲をかけられるCDJもあったので、それだと僕みたいなDJの知識がない人でもわりと触れるんですよ。しかもオーナーが優しい人で「21時くらいから、怜央の好きな曲流していいよ」と言ってくれて。


お店の雰囲気に合ういい感じの曲をかけたいなと思ったので、曲についてもいろいろ調べましたし、軽くではありますけどミックスや編集もできるようになったんです。曲を流している時のお客さんの様子で「お、テンション上がってくれてるな」って反応も見られたりしたので、そこで音楽についても学んでいた部分がありますね。バイト先でも音楽に携われていたのは、恵まれた環境だったと思います。



――働きながらも音楽の勉強ができるのは嬉しいですね。


それにオーナーもダンスをやっていてめちゃくちゃ上手い方だったので、営業中に急にこうやってパントマイムをして(手のひらで壁をペタペタと触る素振り)、ウェーブを通して「ほい、怜央!」って回してきたりするんですよ(笑)。もう、かなりファンキーですよね。だから僕も「いらっしゃいませ!」って言いながらウェーブを受けて通したり、「踊れよ」って言われたら、天ぷらとかを運びながら、こう……(トレーを掲げながら踊るポーズ)。



――すごく自由(笑)。楽しそうですし、音楽もダンスもできて、三谷さんにぴったりのバイト先だったんですね。


本当そうでした。「怜央……最終的に本当に困った時には、公園に張るテントをあげるから」って言われるくらい、オーナーとは仲が良かったです(笑)。5年くらい続けさせてもらって、上京してからずっとお世話になっていたので、オーナーさん夫婦が僕の“東京のお父さん・お母さん”みたいな。


実家で暮らしていた頃にはご飯を作ることすらやっていなかったので、一人暮らしを始めた時にどうしようもなかったんですけど、バイト先で生きる術を学んだなと思います。どういうご飯を作るのか、居酒屋メニューをマネして作ってみたり。油揚げに納豆を入れたりと、納豆を使うメニューが多かったので、納豆をとにかく使いまくりましたね。それまでは苦手な食べ物も多かったんですが、全部克服できましたし。上京するって大事だなと思いました。



――たしかに、一人で暮らすようになって初めて分かることってたくさんありますよね。


自分をちがう環境に置いたり、これまで知らなかったことに触れたりして、新しいことを学ぼうとする姿勢の大切さを知りましたね。僕で言うなら、ターンテーブルに興味を持ったことも、好き嫌いがなくなったのも、新しい状況に身を置いたからだと思いますし。ちょっと遠回りな部分もあるかもしれないですけど、全てが今の活動に繋がってるんだなって。あの居酒屋で働いてなかったら僕、ファーストフードばっかり食べて、栄養不足で身体を壊してたかもしれないです。やっぱり身体が資本なので、健康に気を遣えるようになって本当に良かった。今思ってみると、ラッキーな巡り合わせだったなと思います。



――では最後に、夢に向かって頑張っている読者の方に、応援のメッセージをお願いします。


僕の好きな言葉に「時にかなって美しい」というバイブルの言葉(※)があるんですが。小さい時からよく聞いていて、大切にしているフレーズなんです。何かに取り組んでいる時、その時には分からなくても、後になって分かることってすごくたくさんあって。「何で今、これをやってるんだろう?」って思ったりしたこともありますけど、やってもやらなくても絶対に時間は過ぎていくんですよね。それで後から「何であの時、ちゃんとやらへんかったんや」って後悔するよりは、やっておいたほうがいい。だから、今取り組んでいることは一生懸命やるべきだと思うんです。


もし仮に「そんなことはムダだ」と周りの人から言われたり、自分自身がそう思っていたとしても、今やっていることは必ず次に繋がっていくし、そのためのステップだと思って楽しんでやるのが一番かなと。楽しい時間だけじゃなくて、苦しい時間もきっとあるんですけど、人生っていう長い時間で考えたら、苦しい時なんてたった数秒みたいに短いものなので。「そこを頑張れば、あとは楽しくいられる」――僕は27年間という短くはない時間を生きてきて、そう思いました。全てのことに意味はあったなと思える人生にするには、今をとにかく一生懸命やる。「時にかなって美しい」という言葉を、僕はいつも信じています。


(※「神のなさることは、すべて時にかなって美しい」。およその意味は「良いことも悪いことも、すべてのことは起こるべき時に起こる」)



阿修悠太役を演じるに当たって、声音や台詞回し、ダンスの仕草ひとつまでとことん作り込んだという三谷さん。花江さんの作品を全部見たというエピソードからは、表現者としての高い志と、理想を追う心の強さを感じました。ダンスに歌、そしてお芝居と、「音楽への」多彩な形で魅せてくれる彼から、今後も目が離せませんね。


取材・文:古原孝子
Photo:青木早霞(PROGRESS-M)


インタビュー前編はコチラ


【プロフィール】
三谷 怜央(みたに れお)
1990年6月16日生まれ、大阪府出身。
趣味はデザイン 。好きなスポーツはサーフィン。
最近ハマっている事(物)は実況動画、旅。

高校時代よりダンスを始め、数々のショーに出演することで経験を積む。2011 年には第二回レコチョク・オーディションにて 5,000 人を越える応募の中からグランプリに輝き、ダンスボーカルグループ “Vimclip”のパフォーマーとしてメジャー・デビューを果たす。 Vimclip 解散後には、新たなユニット 龍雅のリーダーとして音楽活動を開始。2017 年 12 月をもってグループ活動休止。またアーティスト活動以外にも、2016 年 12 月にTBS TV「ラストキス」出演や、舞台B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』の阿修悠太役に抜擢されるなど、モデルや舞台俳優など幅広く活動し、そのマルチな才能を発揮している。

【イベント情報】
6月15日(金)『Harmonixx -zero-』@Space Odd

【リリース情報】
5月30日(水)Hi!Superb 1st SINGLE『Turn Into Love』リリース



<三谷 怜央さんサイン入りチェキプレゼント>


DOMO(ドーモ)公式Twitterアカウントをフォロー&リツイートで「三谷 怜央さんサイン入りチェキを抽選で4名様にプレゼント!


【応募方法】
①「DOMO(ドーモ)」公式ツイッターアカウント(@domonet_jp)をフォロー

指定ツイートをリツイート

③抽選で4名様に、「三谷 怜央さんサイン入りチェキ」をプレゼント!!

【応募締切】
2018年6月27日(水)

【当選発表】
厳正な抽選の上、当選者の方へのみTwitterのダイレクトメッセージにてご連絡させていただきます。
@domonet_jpアカウントのフォローをはずされていた場合、当選連絡ができないのでお気をつけください。

関連するワード