限られた予算で少しでも賢い買い物をしようと思えばバーゲンセールは外せません。しかし、セールは年中色々行っているので、どのセールをどのように利用すればよいのか悩んでしまいますよね。そこで、季節ごとのセールの特徴と賢い買い物の仕方をご説明していきます。

あえて来年や秋のための買い物をする夏のセール

衣服は秋になると新デザインが発表されるので、夏には処分セールが行われます。しかし、夏物というのは身につけられる期間が短いのが困りものです。そこで、狙い目となるのが、来年も着用可能な定番商品です。ポロシャツやTシャツなどデザインが流行に左右されにくいものを来年用に安く買っておけば、節約になります。

逆に、デザインにこだわって購入して、いざ来年になると着る気になれないなどとならないように気をつけましょう。買った当初は安くて得をした気分になっていても1年経つとデザインに対する認識も変わってくるものです。また、他におすすめなのが、夏のセールの対象品を秋ものとして購入する方法です。例えば、薄手のレースやカーディガンでも上手く重ね着をすれば、秋のアイテムとしても十分通用します。

質にこだわる6月と安さにこだわる8月

衣服の場合、夏のセールは6月後半から始まりますが、よい商品を買うなら最初が肝心です。掘り出し物が見つかるのは、大体セールの前半期間です。逆に、8月上旬頃になると売れ残ったセール商品はさらに値段が落ち、70％オフといった大幅な値下げも珍しくなくなります。とにかく安く購入したいという場合は、この時期が狙い目です。

家電に関しても、8月に値段が下がるものが多くあります。冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、掃除機、空気清浄機などです。これらの商品は秋には新しいモデルが発売されます。したがって、旧モデルはその前に売り切ってしまおうというわけです。旧モデルといっても極端に性能が落ちるわけではありません。家庭で使用する分には気にならないレベルなので、このタイミングでの購入は、かなりのお買い得になります。

本番はクリスマス前後の年末セール

衣類の場合、冬のセールは11月末頃から始まりますが、この時点ではまだ前哨戦なので値引き率もそれほどではありませんが、どうしても欲しいものは早めに買った方がよいでしょう。1ヵ月後になれば同じ商品が半額になっていたりしますが、問題はそこまで売れ残っているかどうかなのでその辺は駆け引きです。

そして、クリスマス前後がセールの本番で、この辺りで大きく値段が落ちることが多いです。さらに、年を越しても店頭に並んでいるものは更に値段が下がります。それだけに品数は少なくなっていますが、安さにこだわるのであれば1月の前半に勝負をかけるのもひとつの手でしょう。

また、電化製品もボーナス時期に当たる年末には、セールに力を入れてきます。ただ、小型冷蔵庫に限っては2月～3月に新モデルが発売される場合が多いので、1月～2月の方が型落ちを安く購入できます。

交渉次第で大きな値引きが期待できる決算期

年度末は、ほとんどの企業が決算締めに向けて売り上げアップに躍起になるのでセールにも一層力が入ります。型落ちモデルなのはどんどん安くなっていく時期です。また電化製品では、2月～3月に需要が大きく減るエアコンを年度末セールのタイミングで狙えば、思わぬ安値で購入できる可能があります。

ただし、この時期は引っ越し、転居などが増え、生活必需品の電化品がよく売れます。こういったものは、セール中でもあまり値引きされない可能性があるので注意が必要です。このように、セールはそれぞれの特質に合わせて、お得なものを探すのが賢い方法です。