ドーモプラスが注目の男子を紹介する連載企画「レコメン図」。今回ご登場いただくのは、ダンスボーカルグループ「龍雅-Ryoga-」のメインボーカルとしてデビューし、現在は舞台俳優としても活動の幅を広げる「岸本 勇太(きしもと・ゆうた)」さん。4月には「ミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三篇」への出演が決まっている岸本さんに、後編ではこれからの夢やオフの日の過ごし方、アルバイトでの経験についてお話をうかがいました!


インタビュー前編はコチラ

永倉新八として挑むのは、自分と対極の人間像


――4月には「ミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三 篇」に永倉新八役での出演が決まっていますが、役への意気込みを聞かせてください。


永倉新八役については今、アニメなどを観ながら勉強中です。「ミュージカル『薄桜鬼』」の前作は観に行かせていただいていたんですけど、正直なところ、この歴史のある作品に自分が出るという実感がまだ湧いていなくて。だけど、この前あった撮影で新八の衣装をまとった時には、いよいよだなという感覚はありましたね。殺陣の稽古も始まっていますし。


金城の時と同じく、永倉新八という役をまず調べた時に、男らしくて曲がった事が大嫌い、面白みや人間らしさもある男で、周りを楽しませたりするのも好きということが分かって。自分はどちらかというと普段はクールなほうだと思うので、周りを楽しませるっていう対極なところにトライできるのがめちゃくちゃ楽しみです。


それから、原田左之助、藤堂平助、永倉新八の“三馬鹿”を、どう演じられるのかなっていうのも、すごく楽しみな部分ですね。殺陣のシーンも、笑えるシーンも、3人が揃う場面はアニメではけっこう見どころになっているので。三馬鹿のシーンがあるかどうかはまだ分からないですけど、あることを願って、台本を楽しみにしたいと思います。(※取材は3月中旬に行いました)




ソロアーティストとして描く夢「いつか故郷・山梨でライブを」


――では、今後はどんな役柄に挑戦してみたいですか?


僕、高校3年間は男子校に通っていて、当時は「クローズ」みたいな学園モノが流行ってたんですよ。でも自分がいた学校は校則がかなり厳しくて、山梨県でも1位2位を争うほどじゃないかなと。髪は短髪でカラーはダメ、ピアスも禁止、先生たちも体育会系の無骨な感じの人が多くて、髪の毛が長かったりしたら遠慮なく切られちゃうし。


だから、もしチャンスがあったら、学園モノみたいな作品には出てみたいですね。舞台、映画という形は問わず、やれるならやってみたいです。ああいうヤンチャ系なお話は、男なら誰もが憧れると思うんですよ。もちろん、学園モノの恋愛系ストーリーも興味がありますけど、男の生き様を感じるようなものはやってみたいです。



――短ランにボンタンという衣装も、似合いそうなのでぜひ見てみたいです。音楽面ではどんなことをしていきたいですか?


今は歌もソロで楽曲をいろいろ録ったりしてますね。グループの時にはなかなかできなかった作詞や楽器の演奏など、音楽的な部分にも今後はもっとアプローチをしていけたらと思っています。ライブでも、今まで回れていなかった場所にも足を運んで、もっといろんな人に知ってもらいたいですし。


これは前からやりたいと思っていたことなんですが、自分が生まれ育った山梨でライブがしたいんです。やまなし大使をやらせていただいていることもありますし、ファンの方たちの中にも心待ちにしてくれている人がいるので。

龍雅でリリースイベントはできたので、いつかワンマンライブがしたいなと思っています。それに向けて、楽曲もどんどん増やして、自分自身の音楽の幅も広げていけたらなと。役者も音楽も両方とも、頑張っていきたいと思います。




じっとしていられない男・岸本勇太の休日


――お芝居に音楽と、日々忙しく過ごされているかと思いますが、オフの日の息抜きにはどんなことをしていますか?


あの僕、家に全然いられない人なんですよ。


――「外に出なきゃ!」って思っちゃうんですか?


そうなんです。普通は家でまったりDVDや録画したものを観たりするんだと思うんですけど、部屋でじっとしているのがムダな気がしちゃって……。家で1日過ごしてみたこともありますけど、結果としては満足感が全くないまま「ヤベぇ、終わった」っていう感覚で、これは果たしてリラックスできてるのかと。


仮に家にいたとしても、掃除だとか、だいたい何かをやってるんですよ。掃除も1ヶ所やり始めたら全部やらないと気が済まないし。電子レンジの後ろが気になって掃除してると「あ、冷蔵庫の中、片付けなきゃ」って思ったりして、いろいろやってるうちに1日が終わるという。


息抜き……何ですかねぇ……。あ、家具屋や雑貨屋は好きです。でもよくないのが、そこで絶対いらないものを買って来てしまう。



――ついつい買ってしまうんですか?(笑)


「何かに使える」って思っていつも買ってくるんですよ。それがだいたい袋に入ったまま、クローゼットに入っているという。一度部屋の中に置いて2〜3日過ごしてみても「やっぱり何かちがうな」ってまた袋に入れてクローゼットに……(苦笑)。でも、やっぱり雑貨屋さんは好きですね。料理が好きなので、お皿など食器を見に行ったりもしますし。


あとは、ファッションも好きなので、自分の好きな服や靴を見に行ったりすることも多いです。買い物はじっくり選んで時間がかかるタイプなので、いつもひとりで行くんですけど、悩んでしまって渋谷・原宿辺りをずーっとウロウロしてることも(苦笑)――となると結局、やっぱり家にはいないですね。



――逆に、家にご友人を招いたりすることもあるんでしょうか? B-PROJECTの共演者のみなさんはとても仲がよさそうだなと感じたのですが。


是国竜持役のとまんが同じ年で、初演の時からすごく仲がいいんですよ。もともと、お互いにダンスボーカルグループをやってる時から何度かライブイベントで顔を合わせたことはあったんですけど、「お疲れさまです」って声をかける程度で、なかなか仲よくなるきっかけがなくて。オバウェの時にその話をしたら、面識はあったこともあって、すぐ打ち解けましたね。とまんがオープンな性格で壁を作らないので、そのうちとまんの家に泊まりに行ったりもするようになりました。



オバウェの時に、同じ年のメンバーが4人いたんですよ。大平峻也、川上将大、とまんと僕なんですけど。そのメンツとはすごく仲よくなれて、稽古終わりにご飯を食べに行ったり、誰かの家にみんなで遊びに行ったりして、REMiXが終わった今でも連絡を取り合ってますね。


この前の神戸公演の後にも「このまま帰るのもアレだよね」となって――僕、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに1回も行ったことがなかったんですよ。関西出身の将大や怜央くんもいたので「いっしょに行ってみる?」みたいな話になって、とまんも誘って行ったんですけど、めちゃくちゃ楽しかったです。


そのメンバーとは、今だに繋がってられるのも嬉しいですね。ご飯も行ったりするんですけど、とまんの家に集まることが多いかもしれないです。とまんもわりと「来てほしい」みたいな感じなので「じゃあ行くよ」って。それで、しゃべったり、ご飯を食べたり、携帯ゲームをみんなでやったりとか。



――Twitterにも、とまんさんとのラブラブショットが……。


はい、“とま子”って呼んでるんで。美容学校に通っていたこともあって、僕も美容モノには興味があったりするんですけど、とまんほど美意識が高い男子は正直見たことがなくて。B-PROJECTって本当に男だけの現場だったんですが、とまんはみんなに“とま子”って呼ばれてて、もうほぼアイドル的に扱われてましたね。“みんなのとま子”みたいな感じで。


そういうことができるのも、みんながそれだけ打ち解けてるからこそなので、いい現場だったなってシンプルに思いますね。だから、今も繋がってられるんだなって。




アルバイトで知ったこと「誰かの幸せそうな顔が見られるのが嬉しい」


――ではアルバイトのお話についても聞かせてください。美容学校時代にはカフェで働かれていたとのことですが、今までで印象深いアルバイトはほかにもあったりしましたか?


山梨にいた頃に、結婚式場でウェイターをやってました。ベストを着て、ウェルカムドリンクを出したり、配膳をやったりしてたんですけど、やっぱりすごく感動しましたね……。全然知らない初めましての人の式で、これまでにどんな経緯があったのかも分からないんですけど、何組も式を見させてもらううちに「何かいいな」って素直に思って。


流れている映像を見ていると、ご家族のことやこれまでにあったこと、本当に幸せなんだってことが伝わってきて、僕まで泣いてしまったこともありましたし。これはあのバイトだから味わえた感覚だなって思いますね。すごく温かみを感じられる仕事でした。


それに、やっていて全然キツくなかったんですよ。それぞれ式の演出はちがうし、誰かが余興で歌ってたりするのも聞けるし。料理も足りなくならないように多く作ってるので、毎回のようにあの結婚式の豪華なご飯をまかないで食べられたんですよ。


――それはすごい。


バイトで来てるのに、こんな高い料理を食べさせてもらってていいのかなって思いますよね(笑)。その上、すごくステキな式も見せてもらって、みなさんの幸せそうな姿を目の当たりにして。僕らが今やってることも、誰かが幸せになってるのが嬉しいっていう気持ちになれることなんですよ。だから、結婚式場のバイトはある意味一番記憶に残ってるかもしれないです。



――意外なところで繋がりましたね。


誰かの幸せな姿を見ているっていう感覚が似てるなと思うんですよ。そのために料理を出したり、決まった振る舞いをしたりというところに、今と通ずるものがあるのかなって。いわゆるエンターテインメントの要素がけっこう詰まってる気もします。いい経験ができました。



――きっと岸本さんは、人を楽しませることが好きなんですね。


多分そうなんですよね。裏方なんかでは、いつでも同じ仕事をしてみんなを支えるっていう仕事も、もちろんあるじゃないですか。でも、自分はどちらかというとそちらには向いていなくて、毎回ちがったものが生まれる場所が好きなんです。接客業って、接するお客さんによって毎回状況がちがうし、相手を楽しませたり喜ばせたりするという点でも、必然的にそこを選んでいたのかもしれないですね。


美容師もそうだと思うんですよ。お客さんをキレイにしたり、幸せにしたり。お店に立っていた時には「彼のためにこういう髪型にしたい」とか「これからデートなんです」っていう人も多くて、そのために例えば「ちょっと香りのいいトリートメントを使ってみますね」って応え方をしたり。こうやってたどってみると、意外に共通してるものがありますよね。全くバラバラなことはやってなくて、どこかしら繋がっているものがあるなと思います。




魅力を感じるのは、ギャップのある人と夢を持った人


――アルバイトにちなんだ質問をもう一つ。高校が男子校だったということでしたが、こういう展開でドキドキしたかったというような、バイト先での憧れのシチュエーションみたいなものはありますか?


働いていたカフェが、みんな制服着用で髪もきっちりしていないといけない感じのところだったんですよ。女性なら長い髪はピチッと結って、男だったら前髪は顔にかかってちゃダメみたいな。だから、その人がオフになった時、髪を下ろしたり私服になった姿を見て「すてきだな」って思ったことはありましたね。オンとオフの切り替えで「この人、こんな一面もあるんだ」って見る目が変わるというか。


仕事中にはテキパキ業務をこなして「岸本くん、それはこっち! 次はあれやってね、よろしく!」っていう感じの先輩が、バイトが終わった時にはわりとフランクに話しかけてくれたりして。当時は学生でしたし、オンとオフの差ってバイトをしてみないと分からなかっただろうなと思います。


そういう意味では、男の先輩もカッコいいなと思いましたね。美容師をしていた頃、普段はふざけている人が、お客さんに対して真摯に仕事をしていたり、カッコいいものを作ったりしてると、すごいなってそのギャップに惹かれたりして。自分もそうあれたらいいなと思います。



――では、好みのタイプもそういうギャップのある人だったりするんでしょうか?


そうですね。あとは、前からずっと言っているのが、何か目標を持ってる人。目標って、何でもいいんですよ。例えば会社員の人だったら、書類を早くまとめることができたとか、上司に頼まれたことがうまくできたとか。どんなことであれ、目標や夢のある人がいいなって思います。僕自身が常にそうで、何かに向かって進んでいるところがあるので。だからやっぱり、いいなって思うのは夢や目標に向かって頑張っている人で、そういう人ってとてもキラキラして見えるんですよ。


これは友達でもそうなんです。自分とは全くちがう職業に就いていても「○○に向かって頑張ってる」という人や、もう結婚していて「家庭を支えるために一家の大黒柱として頑張ってる」という人を見るとカッコいいなって思いますし。だから、相手が男性でも女性でも共通で感じるのは、何かに向かって頑張ってる人といっしょにいると、自分も頑張ろうと思えるなってことなんですよね。



――そういう人のそばにいると、相手を応援したくなりますし、自分も元気をもらえますよね。最後に、夢に向かって頑張っているDOMO読者のみなさんに、応援のメッセージをお願いします。


自分自身もこれまで夢を追ってきて、まだまだ追い続けるんですけど。何かをやっている時って、時には「これって意味あるのかな?」って感じることもあると思うんですよ。意義が分からなかったり、遠回りに見えたりして「これをやらなくても目的にたどり着けるんじゃないかな?」みたいな。きっと、やらなくてもたどり着くにはたどり着くだろうけど、その経験の意味って後から振り返った時に初めて分かるものだと思うんです。


僕もグループとして活動していた時には、それまでと全然ちがうジャンルの音楽に挑戦させてもらっていたんですけど。初めのうちは、自分に合ってないと思ったり、自分の声質でどうしてこういうテイストなのかと疑問に思ったりもしていたんです。でも、そこを経たことで歌える曲の幅が広がって、結果的に金城剛士役に繋がっていた可能性もあるので。



やっていることが合っているのかそうでないのか分からなくても、とりあえずそれをやりながら目標に向かい続けること――その過程が一番大事なのかなと思います。遠回りだろうが近道だろうが、それは人それぞれでいいし、近道だから正しいってわけでもない。遠回りした分だけ経験値は確実に多くなってるんで。自分もそこはしみじみ分かったので、今でも何かあった時には「とりあえずやっとこう!」って思うようにしてますね。


遠回りに見えたことが、後々自分のためになっている。全部近道だったら、それすら知ることができなかったわけで。最短ルートだったらもっとちがう今があったかもしれないですけど、そんなのを言い出したらキリがないですし、僕はこのやり方で今後もやっていきたいです。


夢を追うには、その時その時の意味を考えすぎてしまうと、行き詰まっちゃうことがあると思うんです。だから僕が伝えたいのは「とりあえず夢に向かって進んで行くこと。その時経由していく道には、後から振り返ってみた時にちゃんと意味はあるから」ってことですね。



生真面目で熱い心を持った岸本さんの、休日の過ごし方やバイト中のもらい泣きエピソードなど、いろいろな顔をお届けできる後編になりました。「誰かの幸せな顔、楽しそうな顔を見られるのが嬉しい」という彼が、歌とお芝居でこれから見せてくれる景色がとても楽しみですね。


取材・文:古原孝子
Photo:青木早霞(PROGRESS-M)


インタビュー前編はコチラ

【プロフィール】
岸本 勇太(きしもと ゆうた)
1993年7月9日 生まれ、山梨県出身(やまなし大使)
趣味は料理、アクセサリー集め。好きなスポーツはサッカー。
最近ハマっている事(物)は和食料理、ヨーグルト。

「DANZEN AUDITION 2015」にて、ボーカル部門約 2,500 人の頂点に立ち、゙龍雅のメインボーカルのポジションを勝ち取る。2017 年 12 月に 1st アルバム「FIVE DRAGONS」をリリースし、 年内をもってグループ活動休止。また音楽活動以外で2017 年には B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』原作 :BIG アイドルプロジェクト『B-PROJECT』 ( 総合プロデュース : 西川貴教企画・原作 : 志倉千代丸 ) の金城剛士役に抜擢され、役者としての才能も開花させている。



【出演舞台情報】
ミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三 篇 永倉新八役 出演

4/21(土)~4/23(月)  新神戸オリエンタル劇場(兵庫)
4/28(土)~5/1(火) 明治座(東京)

ミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三 篇公式ホームページ


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