ドーモプラスが注目の男子を紹介する連載企画「レコメン図」。第13回は、イベント出演やアクセサリーのプロデュースなどで活躍されているほか、俳優として「イケメン戦国 THE STAGE」など様々な舞台にも出演されている「天野 眞隆(あまの・なおたか)」さんが登場。


後編では稽古中のエピソードや、アルバイトを通して学んだことについて語っていただきました!


優しく、厳しく、笑いもある「戦友」のようなカンパニー


――「イケメン戦国 THE STAGE」シリーズは「真田幸村編」「織田軍 VS “海賊”毛利元就編」と2作連続での出演でしたが、稽古中などに何か思い出深いエピソードはありましたか?


先輩たちに囲まれた稽古場だったので、みなさんがかなりリードしてくださいましたね。殺陣のある舞台なんですけど、僕は殺陣が初めてだったんですよ。そうしたら睦さん(豊臣秀吉役)や、織田信長役の小笠原健さんが「ナオピー、こうやるんだよ」って教えてくださって。


みなさん優しさの中に厳しさもある方たちなので、ダメな時にはちゃんとダメって言ってくれるんですよね。稽古終わりのご飯の場とかでも、ダメなところは笑い話にしてくれたりとか。だから、稽古場の雰囲気は僕はけっこう好きでしたね。


何と言っても、ほぼ……9.9割くらい男で(笑)。スタッフさんや、ヒロインの方を除いたら、全員男なんですよ。年がわりと近いこともあって、お互いがよきライバルというか。同じくらいの年で、同じ芝居というものをやってると、相手のすごいところや自分の足りないところがよく見えるので。



――お互いに刺激しあえるんですね。


戦友みたいな感覚ですかね。みんながいいものを作りたくて、お互いぶつかり合うからこそ「ここがいい」「ここはダメ」って言うし。その繰り返しの中で、演出の方が「今のよかったね」って導いてくれて。和気あいあいとした稽古場でしたけど、殺陣が本当に激しいので熱量がすごかったです。


あと覚えているのが……僕、基本はいじられキャラで(笑)。1作目の時に自分が本当にどうしようもないバカ野郎だったんで、愛のあるお叱りを受けまして。嬉しくもあり情けなくもあり、泣いてしまったんですね。


先輩たちみんなと串カツ屋でご飯してる時で「話聞くの、食べながらでいいよ」って言ってもらったんですけど、僕、話を聞きながらご飯を食べるっていうのが本当にできないんですよ。でも話してる側としてはやっぱり気を遣って「全然食べながらでいいから。食べて?」って言ってくれるので、「すみません」って一口食べてまた止まるっていう。だから、僕のお皿だけ串カツがどんどんたまって山積みになっちゃって(笑)。


それをネタにされて、2作目でご飯に行った時にも「あれ、串カツたまってない? 大丈夫? 泣いてない?」って愛のあるいじりをいただきまして。そんな素敵な先輩たちの元でやらせていただいております(笑)。



――原作でも石田三成は人気のキャラクターですよね。先ほど少し触れられていましたが、ファンの方の反応はいかがでした?


三成のまんまだって言ってもらえたのが、すごくありがたかったです。元々の髪型が似ていたからか、ウィッグのフィット感がすごくて。あまりに違和感がないから、一瞬「染めたの?」って言われるくらいでしたね。


それから、僕が三成を愛していることを、喜んでくださったファンの方もいらっしゃいましたし。僕自身、お仕事っていうのは頭にありながらも、純粋に作品の1ファンとして楽しんでいるので「好きなキャラクターになりきってる」っていう感覚なんですよね。


だからこそ、ファンの方にそれを認めてもらえて「いい意味で想像してたのとちがった」って言ってもらえたのは嬉しかったですし、いい経験になりました。そこから僕自身のファンになって、普段のイベントにも来てくださるようになった方もいるので、自分に自信が持てるようになりましたね。“褒められて伸びるタイプ”だなと、自分でも思います(笑)。



多趣味な男・天野眞隆の唯一の弱点(?)とは


――では次に、表舞台でも裏方としても忙しくお仕事をされているかと思うのですが、合間にはどんな息抜きをされていますか?


けっこう趣味が幅広いんですけど、特にフィギュアを集めるのが好きですね。


――噂では、マーベルとディズニーの作品がお好きだと聞きました。


正解です! すごく好きなんですよ。マーベル作品はDVDで全部持ってますし。昔からドラゴンボールのフィギュアを集めたり、カードを集めたりしてたんですけど、男って収集欲が強いと思うんですよね。マーベルの作品を1作観てから一気にハマって、そうしたらフィギュアもカッコよく見えてきたので、一度買ったらみたら止まらなくて。


初めは1体1000円くらいのメタコレっていうちっちゃいやつを手に入れたんですけど、それを買ってからもう、無限に欲しくなっちゃいましたね。レア物や限定物も好きなので、よくフィギュア巡りをするんですよ。



――フィギュア巡りということは、実際にお店にも足を運んで探すんですか?


秋葉原や、中野ブロードウェイに行ったりします。ハードオフとか、中古ショップにもレアな商品があったりするので、探しに行ったりしますし。アメコミショップや雑貨屋さんを覗くこともありますね。そういうのが趣味というか、息抜きになってるなって。


あとは「ウォーキング・デッド」など海外ドラマを観たり、ゲームもしますし。僕はけっこうミーハーなので、Nintendo Switchも品薄だった最初の頃に買ったんですよ。「ドヤ」ってしたくて(笑)。だけど、みんなでワイワイするのが好きなので「マリオカート」とか複数人でプレイできるソフトを買って、みんなを家に呼んで遊んだりして。


みんなでワイワイするっていうと、お酒の場も好きですね。僕はお酒なしでもテンションがほぼついていけちゃうので、お酒自体は別に飲まなくてもいいんですけど(笑)。それから、服! おしゃれな服や、かわいい服がないかなって、探しに行ったりもよくしますね。



――本当に多趣味なんですね。


体を動かすことも好きですし、友達に「○○に行こう」って誘われても、何ひとつイヤだなってことがないんですよ。釣りでもラウンドワンでも全然行きますし。あ、でも……唯一、夏の海だけはイヤですね。



――何となく好きそうな印象なんですが、ダメなんですか?


天然パーマなので、湿気で髪がヒツジみたいになるんですよ。それが自分の中でかなりコンプレックスで……。海そのものはキライじゃないんですけどね。例えば、自分だけだったらいいんですよ。誰もいない状態で、ヒツジみたいな天パだろうが何だろうが関係ないと!

 

だから、プライベートビーチのある別荘が欲しいなっていうのが、ひとつの夢ですね。前に沖縄に行った時に、すごく海がきれいで。小さい頃に3メートルくらい潜って、ウニを発見した時には感動しましたもん。



――夢は大きく、ですね。では今後挑戦していきたいお仕事について聞かせてください。


まだテレビのバラエティ番組に出たことがないので、やってみたいなって思います。お芝居でも、舞台だけに限らず、ドラマなど映像にも挑戦してみたいですし。何色にでも染まれると思ってるので、「こういうの興味ない?」って言ってもらえるものには全部興味があるんですよ。


「いっしょに事業を立てよう」でも「何か企画してよ」でも、任せてくださいって思いますし。デザインをすることも好きなので、いつかブランドも持ちたいですね。デザインだけじゃなく、裏方の仕事とかもバリバリやりたいです。本当に何でもやってみたいので、挙げたらキリがないくらいですね。



自分への自信を培った、学び多きアルバイト時代


――では次に、アルバイトについてのお話を。3つのアルバイトを掛け持ちしていたとのことですが、思い出に残っているエピソードはありますか?


やっぱりマック(=マクドナルド)を3年間やってたのが一番大きいですね。マックで働くと就職率が上がるってよく聞くんですけど、教育がしっかりしてるし、衛生管理なんかもかなり厳しくて。何より、言葉づかいや態度だったりをちゃんと指導してくれるんですよね。


僕の場合だと、お会計の時の言い回しひとつにしても、どうしてそう言うのかという理由までをきちんと説明してくれる人がいたのが、すごく恵まれてたなと思います。当時のマネージャーで、すごく言葉づかいがきれいな方だったんですよ。待機中の手のポジションも、どうして体の前で右手の上に左手を重ねて揃えるのかっていったら「利き手を押さえることで相手に敵意がないことを示しているんだ」と。そういう礼儀をまず学びました。



――ちゃんと理由を教えてくれるっていいですよね。


マックでは、そのマネージャーといっしょに働いていた人たちは、みんなそれを教わってると思います。クレームがあったりした時にも、対応の早さがすごいなって思いましたし。あと、マックって接客やポジションごとの大会もありまして。


――何となく聞いたことはありますが、どんな大会なんですか?


“AJCC”っていう、バトル大会みたいなものですね。マックって、バンズを焼く係、ラップなどを出す係、揚げ物を揚げる係みたいに担当が細かく分かれてるんですけど、ポジションごとに各店舗の代表を決めて、どこの店が優れているか競うんです。ただ競争するだけじゃなくて、働く時の意識を高めるための目的があるみたいですね。


僕も3回くらい代表になって出場したんですけど、実力としては優秀だったのに、若干茶髪だったので落とされちゃったという悲しい思い出があります(苦笑)。でも実力自体は認めてもらえましたし、朝昼夜どの時間帯のどのポジションでもできたんで。



――マルチプレーヤーだったんですね。


そう言われてみると、自分はずっと前からマルチだったわけですね!(笑) マックは厳しいところがありましたけど、そこでバイトをしたおかげで、何でもできるなって思ったんですよ。サロンで働いていた時にも、僕はすごくやる気に満ち溢れてやってたんですけど、それを見込まれて系列会社のラーメン屋のほうでもバイトしてほしいって言われて、引き受けたんです。


そうしたら、やる気のある人がほかにいなかったのかもしれないですけど、部長さんたちにすごく褒められて。衛生管理の感覚であったり、マックで学んできたいいところを生かそうって取り入れていったら、僕はこの通り元気があるんで、周りの人も巻き込んでラーメン屋がどんどんいい方向に変わって行って。そのバイト時代が僕の黄金期でしたね(笑)。


――(一同爆笑)


マックで働いた3年間があったからこそですよね。高校を自主退学して朝昼夜といろんな時間帯で働いていたからこそ、大人の人とも関わる時間が多くなって社会性を学びましたし。今の仕事でも、あの頃頑張ってたから今も頑張れるというか、自分の中での自信に繋がった部分はありますね。



いじめに遭った過去を超え「どんな経験も財産に」


――では最後に、今頑張っている読者の学生さんに、応援のメッセージをお願いします。


僕、わりと過度ないじめられっ子だったんですよ。それに親の虐待もあったので、ダブルパンチを食らっていて。けっこう孤独だったんですけど、仲のいい友達のいたグループだけが僕の居場所だったんです。中学から高校を辞めるまでずっといじめられてて、まぁいろいろあったんですけど。


まず「ひとりじゃないんだよ」って伝えたいですね。バイトでも、恋愛でも、何事でもそうなんですけど、大変な思いをしてると自分が悲劇の主人公みたいに感じて「自分だけが何でこんな目にあうのか」って思ってる人ってわりといると思うんですよ。でも、世の中にはもっとツラい思いをしてる人がたくさんいるし、まず近いところだと、いつも元気に振舞ってる僕にも、そういう過去がありますし。


この過去って、僕は財産だと思ってるんですね。いじめも虐待も、親の離婚再婚やそういうのいろいろ全部が、ひとつの武器だなと。例えば友達にいじめられてる子がいたら、一番の相談相手になれるし、子どもができても一番の相談相手になれるじゃないですか。自分がイヤだったことは、自分は人にはやらないって思えますし。要は、次に生かせるものがあるわけなんです。だから、今を頑張って耐えたら、すごく強くなれるぞと。僕のことを知ってくれてる人にはまず「こういう人もいるんだな」って思ってほしいですね。


今はSNSがあったりするので、誰でもなろうと思えば人気者や有名になれたりと、やれることって世の中にはたくさんあって。だから、ひとつひとつのことに負けないでほしいですね。僕もバイトで悔しい思いやイヤな思いをしたこともありましたけど「なにくそ! 見返してやろう!」って気持ちで続けてたんです。それに、僕は1回も死にたいなんて思ったことはないんですよ。いつかこれはプラスになるって思って乗り越えて、実際結果的にプラスになってるんで。



――これまでのお話を聞いていると、すごく説得力があります。


環境を変えるのも自分自身なんですよね。殻に閉じこもってないで、運とか運命とかチャンスって、自分から掴みに行くものだと思うんです。待ってるだけじゃやって来ないですから。学生の人たちには、やりたいことがあるんだったら、とにかくやってみてほしいですね。やってみて初めて、自分に合っているのかどうかも分かるし。周りの大人から勧められて気が進まないことでも、やってみたら意外とハマるかもしれない。これもさっきの舞台の時の話と同じで、柔軟さなんですよね。


僕、人の話の否定ってしないんですよ。考え方は人それぞれでちがうので「自分とは考え方がちがうな。でもこういう考え方があるんだ」って、自分の知識として心の引き出しにしまうんですね。で、何かあった時に「そういえばあの時、あの先輩がこんなこと言ってたな」って思い出して、自分の経験に繋げていくんです。


それに、親に叱られたりした時に「何でだよ」とか「面倒くせえな」って思う気持ちも分かるんですけど、親が言ってることって基本的には親が過去に失敗してることだと思うんですよ。先生もそうですけど、同じ失敗をしてほしくないから言うんだと。それを頭で少しでも理解しておくだけで、受け止め方もちがってくると思うんで、心に留めておいてもらえたらって思います。



取材当日の東京はまさかの雪でしたが、ベランダでの撮影にも「絵になりますね!」と快く応じてくださった天野さん。その気遣いや明るい性格は、さまざまな過去を乗り越えて手に入れた「強さ」が元になっているのだと感じました。今後も多方面で活用してくれそうな天野さんから目が離せませんね。


取材・文:古原孝子
Photo:青木早霞(PROGRESS-M)


インタビュー前編はコチラ


【プロフィール】
天野 眞隆(あまの・なおたか)
1994年10月8日 生まれ、神奈川県出身。
愛称はナオピー。趣味は少女漫画、ダーツ、ゲームなど。特技は恋愛相談にのること。
2月に舞台舞台 エンテナ PLAY UNION 第七回公演『赤い絆の橋の上、ここからはじまる時のコト』へ出演


<天野 眞隆さんサイン入りチェキプレゼント>


DOMO(ドーモ)公式Twitterアカウントをフォロー&リツイートで「天野 眞隆さんサイン入りチェキを抽選で4名様にプレゼント!


【応募方法】
①「DOMO(ドーモ)」公式ツイッターアカウント(@domonet_jp)をフォロー

指定ツイートをリツイート

③抽選で4名様に、「天野 眞隆さんサイン入りチェキ」をプレゼント!!

【応募締切】
2018年3月8日(木)

【当選発表】
厳正な抽選の上、当選者の方へのみTwitterのダイレクトメッセージにてご連絡させていただきます。
@domonet_jpアカウントのフォローをはずされていた場合、当選連絡ができないのでお気をつけください。

関連するワード