よく、お正月に神社で飲む甘酒。家族で行った初詣で小さな頃に飲んだ記憶が……。でも、アレってお酒じゃない? 未成年は飲んじゃいけない? など、なんとなく知らないことも多いはず。今回はそんな日本の味「甘酒」について紹介します。
「甘酒」って知ってる?
最近は、スーパーなどでお湯を注ぐだけのインスタントタイプや、コンビニでも缶タイプの飲料として販売されていますよね。実は甘酒には大きく分けて2種類あり、「米麹を発酵させて作ったもの」と「酒粕に砂糖を加えて作ったもの」があります。
前者にはアルコールは含まれていません。後者は酒粕が使用されているのでアルコールが含まれていますが含有量は1%以下なので、「清涼飲料」の分類。とはいえ、お酒に弱い人や未成年が飲むときには注意が必要です。
「甘酒」は飲む点滴!
「飲む点滴」と呼ばれているほど栄養価が高いのは、「米麹を発酵させたタイプの甘酒」のこと。この甘酒には、ブドウ糖やアミノ酸、ビタミンなどが豊富に含まれていて、日頃から飲んでいると免疫力を上げることができ、風邪予防にも最適。
また、オリゴ糖や食物繊維も多く含まれているので、腸内環境を整える働きもあり、お腹やお肌の調子が悪い時などにもその力を発揮します。なんてミラクルパワーなのでしょう! 発酵文化、バンザイ! ですね。
「甘酒」は日本にしかない?
これも、あまり知らない甘酒のこと。実は、甘酒作りに使われている「麹菌」というものは日本にしかない菌で、「国菌」にも認定されているすごい菌。麹菌は甘酒だけでなく、日本酒や味噌、醤油などの発酵でも、とても重要な役割を担っていて、和食には本当に欠かせないものなのです。
そんな麹菌を使って作られている「甘酒」は、古くから親しまれてきた日本の伝統的な飲み物。最近では、その栄養価の高さが注目され、メディアに取り上げられていることも多い「甘酒」。普通に飲むだけでなく、様々な料理のレシピにも使われるようになってきていますので、試してみるのもいいかもしれません。
まとめ
今回は、日本の味「甘酒」について紹介しました。名前と存在は知っていたけれど、意外と知らないポイントがあったという人も多いのではないでしょうか。年末年始の忙しさや暴飲暴食などで、体調もイマイチだし、ちょっと疲れたなと思ったら、温かくて栄養豊富な甘酒を飲んで、体力回復を目指してみてくださいね。
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