
ドーモプラスが注目の男子を紹介する連載企画「レコメン図」。第8回は、恋愛バラエティ番組『恋んトス』シーズン6に出演し、モデルとしても活躍する「宮澤 佑(みやざわ・ゆう)さんが登場! 後編では、アルバイトにまつわるエピソードや『恋んトス』のウラ話、意外な弱点についてもお話をうかがいました。
――では「DOMO」がアルバイトに関するメディアということで、アルバイト経験についてうかがいたいと思います。ご友人の家のお手伝いで塗装をされていたということでしたが、それを含め、アルバイトについてのエピソードを聞かせてください。
塗装もやってましたし、アパレルも、バーもやってて。あとは派遣とステーキ屋……けっこうやってますね(笑)。
――それは関東に来てからやられたんですか?
塗装以外は全部こっちに来てからです。アパレル店員は横浜のほうでやってて、GAP系のファストファッションの店でやってましたね。
――バーの店員さんもされてたんですね。
俺自身、お酒は飲むのもキライじゃないというか、むしろ好きなほうですし、話すのも好きですし。カウンターでお酒作りながら、お客さんと会話してました。
――バーカウンター、似合いそうです。ちなみに、何かアルバイトに関するエピソードってあったりしますか?
全部あるんですけど、特に印象に残ってるのというと、今はやっぱり塗装になっちゃいますよね。『恋んトス』で「まさかここで役に立つとは!」って思いましたし。高校生の当時は、中学校や高校なんかの部室の外壁とか屋根とかを、ローラーや刷毛で塗ったりしてたんです。現場に行って、塗らない時は荷物を運んだりして。
養生っていって、ペンキを塗る時に余計なところに塗料が飛ばないように窓に張ったりするものがあるんですけど、普通の人だったらその張り方とか分からないじゃないですか。そういうのを塗装をやってた知識として、今回出せたのがよかったです。
あの頃は、朝は早いし、でも遊びたい年頃だからお金もちょっと欲しいしっていう感覚で、友達がいるからやってたようなものだったんですけど、今の仕事とつながったので、やっててよかったなって思いますね。
――メンバーの方からもびっくりされたりしました?
されました。「何でできんの!?」みたいに言われて「いや、やってたんだよね」って(笑)。
――そこで頼られるのはいいですね。
ですね。だから「仕事の面では頑張る」って言ってたんで。そういう職人系の人が友達に多いんですよね。伐採造園師とかしてるヤツもいるし、土木足場とか、塗装や配管とか。ちょくちょく地元に帰った時には、そういう友達と仕事の話もするんで、それが役に立った部分もけっこうあったなって思います。
あとは、アパレルもかなり役に立ってますね。コアな服はなかったですけど。ファストファッションの店って、扱ってるのがベーシックでカジュアルな感じの服じゃないですか。古着屋とかはまた別かもしれないですけど、だいたい服屋って店員側はそこにある服でコーディネートしなきゃいけないので。その中で、働いている人だったりのいろいろなファッションを見られるんですよ。「あ、シャツをこういう使い方すんのね!」とか。そういうのが雑誌の仕事とかで役に立ってますね。
――現場ではスタイリストさんのやることを見たりもしてるんですか?
見ます見ます。それに、撮影してる時に「この服いくらですか?」って聞いて、買い取ったりもしますよ。
――いいですね。スタイリストさんという目利きの人が持ってきたアイテムが手に入りますし。
そうですね。スタイリストさんはコーディネートに関してはプロですからね。持ってきていただいたものがすごくよかったら、それはほしくなりますよね。
――では次に、実際あったかもしれませんが、アルバイト先での憧れる胸キュンシチュエーションってありますか? 妄想でもいいですし、アパレルでもバーでも。
あー。バーとかはあんまり好きじゃないんですよね(笑)。アパレルの方がいいな。バーだと、飲みに来てる人に声かけてみたいなのがイヤなので。憧れなのかは分からないですけど、同僚同士の職場恋愛とかいいんじゃないですか。まぁでも、この仕事してる人とはあんまり付き合いたくないですね。
――全くちがう職業の方のほうがいいと。
そう、時間が合うからとかじゃなくて。俺は俺でやりたいですし、仕事のこととかは一番近くにいる人間に一番言われたくないんですよ。だから、ちがう職業の方がいいかなって。恋愛としては職場で恋愛するのはすげぇ憧れますけどね。例えばいっしょに出勤して、職場で彼女も働いてるわけじゃないですか。それはすごくいいなって思いますけど、この仕事になると、いっしょの人とかはイヤですね。
――ちなみに、タイプの女性についてもお聞きしたいんですが、「かきあげ系」の女性がタイプと拝見したんですけど、かきあげ系って何だろうって思いまして(笑)。
あー(笑)。番組でスタジオの方もコメントしてましたけど「モニカがいいんじゃないか」って。
――意味合いとしては、例えるなら中村アンさんやモニカさんのような、ちょっとカッコいい系の女性ということで合ってます?
そうです、そうです。タイプなのはそういう人が多いんですけど。タイプの人と、実際好きになる人ってちがうんですよ。付き合ったことのある人ってどっちかっていうと……何て言うんだろうな、わりと可愛らしい感じでした。タイプなのはかきあげ系なんですけどね。
――かきあげ系っていうワードもユニークでいいと思います(笑)。『恋んトス』では、毎晩ハグするのって相手を選ぶのも大変そうだなと思ったんですが、そこはいかがでした?
もうマジで大変でしたよ! 本当に!
――(笑)。
これはウラ話みたいになっちゃうんですけど、俺の中で「ハグをひとりひとりにできるのは1回だけだな」って思ってたんですよ。何でかって、それ以上いったらチャラく見られるじゃないですか。「あー、そういうタイプなんだ」「定まってないな」って。だから1回で絶対見極めようと思って、「こいつはどういう人間なんだ?」って考えながら全員とハグしたんですけど。そんな中でまゆの事件があって、その後自分の中ではっきりしたものがあったんですよね。
――それでは、先ほども少し出ましたが、静岡県出身ということで地元でのエピソードや、静岡の好きなところがあったら聞かせてください。
空気は好きです。静岡出身って言っても、地元が東部の神奈川寄りで、数駅先がもう神奈川なんです。高校は中部の方に通ってて、その時一番最初にびっくりしたのが、デパートとかマルイとかマルキューとかあるじゃないですか、あの辺りのことを静岡の人って“マチ”って言うんですよ。俺、「何、マチって!?」「何なん!?」って思って(笑)。サッカーで進学して寮に入ってたんですけど、同じ寮の人に「マチ行こうよ」って言われて「え、マチって何?」みたいな。田舎者だから、そんな感じだったんですよ。これはマジで衝撃的でしたね。
あとは、地元が三島ってところなんですけど、ばあちゃんちがすごい山の中なんです。三島でもだいぶ端のほうで、もう上に登ってったら箱根みたいな感じの場所にあって。そういうところなので、ばあちゃんちの辺りは半径2キロ圏内にコンビニがないんですよ。自然だらけ。俺はそういう感じがすごく好きなんです。ばあちゃんちは農家もやってて、そんな中で育ったので、空気がきれいなところがいいなって思いますね。DIYとかも好きですし。
――なるほど。土いじりをしたりと、やれることは自分でやるのが好きですか?
やりますやります、全然好きですね。でもその……ゴキブリだけは苦手なんですよ。それ以外の虫は全部触れるんですけど。
また『恋んトス』の話になっちゃうんですけど、沖縄、ゴキブリがすごかったんですよ。泊まってたシェアハウスに、1日目、2日目、3日目と連続で出て。しかも、日を追うごとにデカくなってくんですよ! マジヤバかった。しかも出るのが、何でか俺と龍之介の布団の間なんですよ!
――自然が豊かな場所とはいえ、それはヤバいですね(笑)。で、それはどうしたんですか?
俺の布団の頭のところに押入れがあったんですけど、そこにスーツケースを入れてたんです。そこもヤバイって思って。自分はキレイ好きなんでフタはずっと閉めてるんですけど、いざ出そうと思って押入れを開けたら、スーツケースの上にいるんですよ、でけぇのが。「うわ、最悪だ」ってなって、健一に全部除去してもらいました。
――そこは健一さんの役目なんですね(笑)。
「健一、頼む!」って言って。まぁでも、結局は静岡の自然が好きですね。何がいいっていうよりも、とりあえず落ち着きますし。だから将来本当に行き場がなくなったら、マジ静岡帰ります。と言っても、一番は自分のやりたいことで成功できることですけど。
――そうですよね。では最後になりますが、今頑張っている学生さんに向けて、応援メッセージをお願いします。
俺はまだ夢を叶えてるわけじゃないんで、アレですけど。やっぱり自分のやりたいことは、限界が見えるまで、もしくは自分で達成感を味わえるまではやったほうがいいって思いますね。そこまでやってほしいです。俺もそれに向かってるまだ途中なんですけど、人生1回しかないんで。学生だったら10代後半、20代前半くらいですよね。20代後半や30代、それ以降にやれることって、それまでよりも限られてきちゃうと思うんで、やりたいことはやってったほうがいいと思います。
好きなタイプから自分のウィークポイントまで、飾らずに自然体でインタビューに応じてくださった宮澤さん。アルバイトではバー店員の経験があるということで、バーカウンターを使っての撮影もとても様になっていました。向上心にあふれた彼の、今後の活躍に要注目です。モデルとしてはもちろん、お芝居での活躍も楽しみにしたいですね。
取材・文:古原孝子
Photo:高村 勇一郎
印象に残っているアルバイトは、やっぱり塗装になっちゃいますね。
――では「DOMO」がアルバイトに関するメディアということで、アルバイト経験についてうかがいたいと思います。ご友人の家のお手伝いで塗装をされていたということでしたが、それを含め、アルバイトについてのエピソードを聞かせてください。
塗装もやってましたし、アパレルも、バーもやってて。あとは派遣とステーキ屋……けっこうやってますね(笑)。
――それは関東に来てからやられたんですか?
塗装以外は全部こっちに来てからです。アパレル店員は横浜のほうでやってて、GAP系のファストファッションの店でやってましたね。
――バーの店員さんもされてたんですね。
俺自身、お酒は飲むのもキライじゃないというか、むしろ好きなほうですし、話すのも好きですし。カウンターでお酒作りながら、お客さんと会話してました。
――バーカウンター、似合いそうです。ちなみに、何かアルバイトに関するエピソードってあったりしますか?
全部あるんですけど、特に印象に残ってるのというと、今はやっぱり塗装になっちゃいますよね。『恋んトス』で「まさかここで役に立つとは!」って思いましたし。高校生の当時は、中学校や高校なんかの部室の外壁とか屋根とかを、ローラーや刷毛で塗ったりしてたんです。現場に行って、塗らない時は荷物を運んだりして。
養生っていって、ペンキを塗る時に余計なところに塗料が飛ばないように窓に張ったりするものがあるんですけど、普通の人だったらその張り方とか分からないじゃないですか。そういうのを塗装をやってた知識として、今回出せたのがよかったです。
あの頃は、朝は早いし、でも遊びたい年頃だからお金もちょっと欲しいしっていう感覚で、友達がいるからやってたようなものだったんですけど、今の仕事とつながったので、やっててよかったなって思いますね。
――メンバーの方からもびっくりされたりしました?
されました。「何でできんの!?」みたいに言われて「いや、やってたんだよね」って(笑)。
――そこで頼られるのはいいですね。
ですね。だから「仕事の面では頑張る」って言ってたんで。そういう職人系の人が友達に多いんですよね。伐採造園師とかしてるヤツもいるし、土木足場とか、塗装や配管とか。ちょくちょく地元に帰った時には、そういう友達と仕事の話もするんで、それが役に立った部分もけっこうあったなって思います。
あとは、アパレルもかなり役に立ってますね。コアな服はなかったですけど。ファストファッションの店って、扱ってるのがベーシックでカジュアルな感じの服じゃないですか。古着屋とかはまた別かもしれないですけど、だいたい服屋って店員側はそこにある服でコーディネートしなきゃいけないので。その中で、働いている人だったりのいろいろなファッションを見られるんですよ。「あ、シャツをこういう使い方すんのね!」とか。そういうのが雑誌の仕事とかで役に立ってますね。
――現場ではスタイリストさんのやることを見たりもしてるんですか?
見ます見ます。それに、撮影してる時に「この服いくらですか?」って聞いて、買い取ったりもしますよ。
――いいですね。スタイリストさんという目利きの人が持ってきたアイテムが手に入りますし。
そうですね。スタイリストさんはコーディネートに関してはプロですからね。持ってきていただいたものがすごくよかったら、それはほしくなりますよね。
恋愛するなら、ちがう職業の方がいい。
――では次に、実際あったかもしれませんが、アルバイト先での憧れる胸キュンシチュエーションってありますか? 妄想でもいいですし、アパレルでもバーでも。
あー。バーとかはあんまり好きじゃないんですよね(笑)。アパレルの方がいいな。バーだと、飲みに来てる人に声かけてみたいなのがイヤなので。憧れなのかは分からないですけど、同僚同士の職場恋愛とかいいんじゃないですか。まぁでも、この仕事してる人とはあんまり付き合いたくないですね。
――全くちがう職業の方のほうがいいと。
そう、時間が合うからとかじゃなくて。俺は俺でやりたいですし、仕事のこととかは一番近くにいる人間に一番言われたくないんですよ。だから、ちがう職業の方がいいかなって。恋愛としては職場で恋愛するのはすげぇ憧れますけどね。例えばいっしょに出勤して、職場で彼女も働いてるわけじゃないですか。それはすごくいいなって思いますけど、この仕事になると、いっしょの人とかはイヤですね。
――ちなみに、タイプの女性についてもお聞きしたいんですが、「かきあげ系」の女性がタイプと拝見したんですけど、かきあげ系って何だろうって思いまして(笑)。
あー(笑)。番組でスタジオの方もコメントしてましたけど「モニカがいいんじゃないか」って。
――意味合いとしては、例えるなら中村アンさんやモニカさんのような、ちょっとカッコいい系の女性ということで合ってます?
そうです、そうです。タイプなのはそういう人が多いんですけど。タイプの人と、実際好きになる人ってちがうんですよ。付き合ったことのある人ってどっちかっていうと……何て言うんだろうな、わりと可愛らしい感じでした。タイプなのはかきあげ系なんですけどね。
――かきあげ系っていうワードもユニークでいいと思います(笑)。『恋んトス』では、毎晩ハグするのって相手を選ぶのも大変そうだなと思ったんですが、そこはいかがでした?
もうマジで大変でしたよ! 本当に!
――(笑)。
これはウラ話みたいになっちゃうんですけど、俺の中で「ハグをひとりひとりにできるのは1回だけだな」って思ってたんですよ。何でかって、それ以上いったらチャラく見られるじゃないですか。「あー、そういうタイプなんだ」「定まってないな」って。だから1回で絶対見極めようと思って、「こいつはどういう人間なんだ?」って考えながら全員とハグしたんですけど。そんな中でまゆの事件があって、その後自分の中ではっきりしたものがあったんですよね。
空気がきれいなところがいいなって思いますね。
――それでは、先ほども少し出ましたが、静岡県出身ということで地元でのエピソードや、静岡の好きなところがあったら聞かせてください。
空気は好きです。静岡出身って言っても、地元が東部の神奈川寄りで、数駅先がもう神奈川なんです。高校は中部の方に通ってて、その時一番最初にびっくりしたのが、デパートとかマルイとかマルキューとかあるじゃないですか、あの辺りのことを静岡の人って“マチ”って言うんですよ。俺、「何、マチって!?」「何なん!?」って思って(笑)。サッカーで進学して寮に入ってたんですけど、同じ寮の人に「マチ行こうよ」って言われて「え、マチって何?」みたいな。田舎者だから、そんな感じだったんですよ。これはマジで衝撃的でしたね。
あとは、地元が三島ってところなんですけど、ばあちゃんちがすごい山の中なんです。三島でもだいぶ端のほうで、もう上に登ってったら箱根みたいな感じの場所にあって。そういうところなので、ばあちゃんちの辺りは半径2キロ圏内にコンビニがないんですよ。自然だらけ。俺はそういう感じがすごく好きなんです。ばあちゃんちは農家もやってて、そんな中で育ったので、空気がきれいなところがいいなって思いますね。DIYとかも好きですし。
――なるほど。土いじりをしたりと、やれることは自分でやるのが好きですか?
やりますやります、全然好きですね。でもその……ゴキブリだけは苦手なんですよ。それ以外の虫は全部触れるんですけど。
また『恋んトス』の話になっちゃうんですけど、沖縄、ゴキブリがすごかったんですよ。泊まってたシェアハウスに、1日目、2日目、3日目と連続で出て。しかも、日を追うごとにデカくなってくんですよ! マジヤバかった。しかも出るのが、何でか俺と龍之介の布団の間なんですよ!
――自然が豊かな場所とはいえ、それはヤバいですね(笑)。で、それはどうしたんですか?
俺の布団の頭のところに押入れがあったんですけど、そこにスーツケースを入れてたんです。そこもヤバイって思って。自分はキレイ好きなんでフタはずっと閉めてるんですけど、いざ出そうと思って押入れを開けたら、スーツケースの上にいるんですよ、でけぇのが。「うわ、最悪だ」ってなって、健一に全部除去してもらいました。
――そこは健一さんの役目なんですね(笑)。
「健一、頼む!」って言って。まぁでも、結局は静岡の自然が好きですね。何がいいっていうよりも、とりあえず落ち着きますし。だから将来本当に行き場がなくなったら、マジ静岡帰ります。と言っても、一番は自分のやりたいことで成功できることですけど。
――そうですよね。では最後になりますが、今頑張っている学生さんに向けて、応援メッセージをお願いします。
俺はまだ夢を叶えてるわけじゃないんで、アレですけど。やっぱり自分のやりたいことは、限界が見えるまで、もしくは自分で達成感を味わえるまではやったほうがいいって思いますね。そこまでやってほしいです。俺もそれに向かってるまだ途中なんですけど、人生1回しかないんで。学生だったら10代後半、20代前半くらいですよね。20代後半や30代、それ以降にやれることって、それまでよりも限られてきちゃうと思うんで、やりたいことはやってったほうがいいと思います。
好きなタイプから自分のウィークポイントまで、飾らずに自然体でインタビューに応じてくださった宮澤さん。アルバイトではバー店員の経験があるということで、バーカウンターを使っての撮影もとても様になっていました。向上心にあふれた彼の、今後の活躍に要注目です。モデルとしてはもちろん、お芝居での活躍も楽しみにしたいですね。
取材・文:古原孝子
Photo:高村 勇一郎