静岡の大学生1人1人にスポットを当て、彼らの人生・学生生活を紹介する学生図鑑in静岡! 身近にいるのに意外と知らない、静岡の大学生の活動をご紹介します。

努力系美術系明るい系女子。小澤さんは大学から始めたアートを努力の力でカバーしてしまう、明るく笑顔が素敵な女の子でした。



高三の夏、美術の世界へ飛び込んだ


常葉大学造形学部造形学科アート表現コース3年の小澤風花です。出身は静岡県浜松市で、自分では明るい性格だと思っています。特技は機械で木材などを加工することができます。

私は小さい頃からずっと絵に興味を持っていたんですが、美術系の大学へ行こうとは初めは考えてませんでした。でも「アートをしたい」という気持ちが強くなってきて3年の夏に進路を変えました。親からは県内にしなさい、と言われていたので県内でアートの学べる大学を選びました。



心を切り取る


私は大学で絵画などの平面だけではなく、立体作品まで幅広く学びました。2年生の頃、好きな作品の作者をレポートにまとめるという課題がでました。私は、図書館でジョゼフ・コーネルの作品を見つけました。その時、私は彼の作品に惹きつけられたんです。

絵画と違い、彼の作品は箱が「空間」を切り取っていました。例えば、Pianoという作品は音が視覚化されていて、箱の中にオルゴールの音ごと閉じ込めてしまったみたいでした。私は、この自分の心象風景を閉じ込めるという考えが面白いと思ったんです。

次に作った作品で、ガラスと鏡を使って「空間の中に心象風景を描写した」作品を完成させました。その作品は『無限に広がるようなスッキリとした気持ち』を伝えようと考えて作ったものでした。あと、幾何学形が好きなのでそれを使って表わそうと頑張りました。

鏡同士を反射させて無限の空間が広がっているように見せようと閃きました。空気を通る感じを表わそうとガラスをくりぬいたりもしました。ガラスを加工する時はとても大変で……力加減を間違えると割れてしまうんです。ガラスの配置も心象がうまく伝わるよう結構考えました。



アートを武器に社会へ殴り込み


私は大学に入ってから本格的に美術を始めた、と言えるくらい美術を学んできませんでした。そのため、絵画、彫刻、版画、と種類問わず貪欲に学んできました。様々な表現方法を学んだことにより、同じ作品を多くの視点から見れるようになったと思います。

私は今まで美術という分野を学んできて、ここで学んだことが違う分野で活かせるものがあると気づきました。常に何が問題であるかを考え解決方法を見つけること。自分の主張の軸は通すこと。この力を美術系の分野はもちろん、他の分野でも試していきたいと思います。





取材を終えて


アートはセンスが必要です。そして、センスは努力で身につけられます。「木材、鉄、水彩、油絵……とれる授業は全て取りました。」その言葉に驚かされました。なぜなら、それをするには相当の時間とお金を授業に使う必要があるからです。覚悟の強さが見えました。

<取材・執筆>

後藤秀貴(常葉大学2年※取材当時)
猫とふわふわした可愛いものを愛する大学2年生。行動力をつけたい。

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