話題の静岡グルメ情報ブログ「はらぺこリズム」を運営しているはなげっくすさんのグルメ連載。第3回は、テレビや雑誌で話題の清水の超人気店「げんき」をご紹介!


清水の人気うどん店「げんき」


静岡市清水区にテレビや雑誌に引っ張りだこの人気店があります。それがうどんと天ぷらのお店「げんき」さん。

人気店でお忙しいにも関わらず、今回快く取材を受けてくださいました。素敵すぎます(涙)

店主の松波さんにお話を伺ってきたので、「げんき」さんの魅力を余すことなく、読者のみなさんにお届けします! 押忍!

店内はグループ向き


店内を見回してみると、テーブルやカウンターのほかにお座敷もありました。学生グループやファミリー向きですね。




ぜひ、グループで美味しいうどんを食べに来てください。味が抜群なのはもちろん、無添加厳選された国産材料ですので、安心して食べることができます。

人気のランチは最高


「げんき」さんを語る上で外せないのが、ランチのミニ天丼セット。お好みのうどんと天丼の組み合わせを選択できます。




一番人気のすだちしょうゆミックス天丼の組み合わせを試食させていただきました。




きらきらツヤツヤのうどんは、見るからに喉越しが良さそうです。




すだちは、時期によって徳島産・清水産・すだち果汁を使い分け。松波さん曰く、清水産のすだちは日本一なのだとか。

地元民のわたしですら、清水にすだちのイメージがありませんでした。知る人ぞ知る清水産のすだちの登場は9月〜12月頃。要チェックですね。

すだちをキュッと絞ると、爽やかな香りが広がります。そこに醤油を合わせましょう。




うどんを箸で持ち上げるとよくわかるのですが、細いけど伸びが良くしっかりしているのでちぎれません。




豪快にすすると…

ヌハァアアア!!



なんという喉越しの良さ! そしてすだちの爽快感。幸せな気持ちで胸がいっぱいになります。

まだまだ幸せは連続しますよ。ミックス天丼に目を向けるとそこには「げんき」さん自慢のささみ天。




プリッとしているけどソフト。噛む力はそれほど必要とせず、簡単に身がほどけていきます。感動のプリふわ食感。




ごぼう天もささみ天に負けず劣らずの人気。食感が良くて土の匂いが心地よいです。





タレのほかに藻塩や岩塩など、味のバリエーションによって、天ぷらの楽しみ方は広がります。




食べ終えた時の満足感と幸福感はなんとも言えません。ぜひ読者のみなさんも実際に味わってみてくださいね。

もちろん夜も最高


「げんき」さんの魅力を最大限に味わうために、ぜひ夜にも足を運んでみてください。また違った魅力が溢れています。

「げんき」さんは一般的にはうどん屋のカテゴリなのですが、はっきり言ってうどん屋ではありません。スーパーとデパートぐらいの違いがあります。

うどん屋と言えない理由は、ズバリうどん以外の一品料理の充実ぶり。これには目を見張るものがあります。


どうだ!




どうだ!!




どうだ!!!




個人的に特におすすめなのは、名物でもあるTEA豚(ティートン)を使ったメニュー。

TEA豚とは、お茶を飲ませて育てた地元・清水の北川牧場の豚肉。2014年頃に出会って魅せられたそう。和風ダシにバッチリ合うというTEA豚は、あっさりしていて脂身が甘いという特徴があります。

あっさりなので物足りなさはあるものの、「げんき」さんの客層にはベストマッチで、大ヒットとなりました。

夜の一品料理を味わうと「げんき」さんのことをより一層好きになりますよ。ぜひ、昼と夜の両方に訪れてみてください。

全ての答えは松波さんにある


多彩で美味しい一品料理を出せるのは、松波さんの経歴に答えがあります。




調理師学校で料理のいろはを学んだあと、あの「吉兆銀座本店」で修行。地元の割烹料理屋でも技術を磨いた本格派なのです。

なるほど、道理で料理にこだわりを感じるわけですよね。きっと、読者のみなさんもうどん屋というカテゴリを超えている理由に納得したことでしょう。

個人的には、もう「げんき」というカテゴリを作ってもいいんじゃないかぐらいの気持ちでいっぱいです。

「げんき」のうどん


自慢のうどんは、一般的な手打ちうどんの加水率よりも高めの54%。夏と冬でうどんの太さやこねる力加減、つゆの濃さなども変えるそうです。

季節によってベストコンディションに仕上げるうどんは、冷たい or 温かい、どちらでも美味しいですが、できれば冷たいうどんを食べていただきたいです。

特に夏のうどんは超ベストコンディションだそうで、松波さんも「夏に食べてもらいたい」とおっしゃいます。季節による違いを感じてみるのも面白いかもしれません。

五感で楽しむうどん


「うちのうどんは五感で楽しむうどんなんです。」と語る松波さん。五感で楽しむとはどういうことなのか。




うどんの見た目の良さ、ツヤ。持ち上げた時の伸び、口に入れた時の触感。喉越しの良さ、味わい。「美味しいね」と言うお客さんたちの声。

最後は嗅覚ですが…残念ながらうどんは香りが弱いのが欠点。その代わりに、開店ぎりぎりにカツオをひいて、店内に匂いを充満させておくそう。これはオープン直後に入店した方の特権。

なるほど、まさに五感で楽しむうどんですね。

大盛況のイベント


「げんき」さんといえば、魅惑の限定イベント。Facebookページは要チェックです。

TEA豚や天城軍鶏、さざえ壺焼き、新鮮野菜を堪能できる炭火焼きBBQ+飲み放題(ビール、日本酒30種類、プレミアム焼酎ほか)など、内容は毎回変わりますが、なんと破格の5,000円ほどで楽しめます。

「ランチは1,000円でうまいものを、ディナーは5,000円出してうまいものといいお酒まで飲めるべき。」というのが松波さんの考え。だからイベントも5,000円程度に抑えているそう。

常連さんがいたからこそ今がある。だから、Facebookページの前に、まずは店頭のみで告知をします。イベントには、常連さんへの感謝の気持ちが込められていたんですね。

もちろん、松波さんも「いろんな人にお店を知ってもらいたい。」とおっしゃっているので、どなたでも参加できます。すぐに定員になってしまうので、見かけたらすぐに参加の申請をしてくださいね!

まとめ


「げんき」さんのこだわりの全てをここでお伝えするのは難しいです。ぜひ続きは、お店で実際に味わって、松波さんと会話して感じてみてください。

最後に今後の展望について聞いてみました。

「お店は大きくせず、今の状態を維持。多店舗展開も考えていません。常に話題のある店であり続けたいですね。清水の小麦粉はうどんに適さないですが、全て地のものを使って、いつかうどんとだしのみの(余計なものを省いた)究極のうどんを作りたいです。」

超人気店ですが、おごりたかぶることなく、真摯に取り組む姿勢はすごく好感が持てます。人柄に惚れますよ。

みなさんも味良し・人良し・値段良しの「げんき」さんに、元気をもらいに行ってみてくださいね。

【お店の情報】

【店名】げんき
【住所】静岡県静岡市清水区高橋4-17-13 立花ビル1F
【TEL】054-270-8128
【営業時間】11:30~14:00(L.O.)、17:30~22:00(21:00 L.O.)
【定休日】水曜日、日曜日
【座席数】35席
 タバコ・全面喫煙可(昼は全面禁煙)
【駐車場】(店舗前に3台)



<ライター>

はなげっくす
ブロガー・グルメライター
静岡グルメ情報ブログ「はらぺこリズム」運営。グルメのほか、静岡のイベントや観光情報も執筆中。月間最高アクセスは10万PV。外部メディアでライターを担当。地元のSBSラジオに出演経験あり。ビールと温泉が好き。https://hanagex.com/

関連するワード