静岡の大学生1人1人にスポットを当て、彼らの人生・学生生活を紹介する学生図鑑in静岡! 身近にいるのに意外と知らない、静岡の大学生の活動をご紹介します。

「We are the world」のドキュメンタリーを観て途上国に興味を持ったという渡辺さんは、素敵な笑顔でちゃっかり部活の宣伝までしちゃうコスモポリタン女子でした。

英語好きの女の子のアナザースカイ


静岡県立大学国際関係学部国際関係学科国際行動学コース(長い!)3年の渡辺梓です。出身は静岡県島田市です。地元ならではのものと言うと…… 市の花がバラなので、広告などなにかとバラを使っています(笑)。あと、ギネスに登録されている蓬莱橋があります。  

一度も静岡を出たことがないので、進学を期に出たいと思っていたんですが、結局今は実家で暮らしています。発展途上国に関心を持っているため、その勉強ができるところを選びました。所属しているゼミも、アフリカ関係の研究をしています。最近だと、3月にケニアに行ってマサイ族に会ってきました。

今年3月、ケニアに行った時の様子1

アフリカへ


私の所属するゼミでは、2年に1回アフリカに行っています。今年の3月時点で私はまだ2年生で、ゼミに正式に入っていたわけではないのですが、ケニアへ一緒に連れていってもらいました。  

私は知らなかったのですが、マサイ族のことを「動物を殺す、動物を大切にしない怖い人たち」というイメージを持つ方が世界にはたくさんいるそうで、実際にネットで検索すると良いイメージは持ち難い情報が出てきます。  

でも実際は動物を大切にしていないわけではなく、伝統として動物を狩ることがあるだけだし、しかもそれは昔の話で今はやっていないんです。マサイ族=怖いイメージを払拭できるように、彼ら視点の動物図鑑を制作中です。  

獣害は、ケニアも日本も悩まされている問題で、同じ問題を抱えている仲間という意識で、互いにどんな対策を行っているのか情報交換したり、日本で使われている獣害対策グッズを持って行って試してもらったりと、一緒に問題解決をしようと活動しています。

今年3月、ケニアに行った時の様子2

地元の良さを知った


将来は色んな場所に行ってみたい。転勤もWelcomeです!  ただ、いつかは静岡に帰ってきたいという気持ちもあります。なんだかんだ家良いなって最近思うようになって、やっぱり住みやすいんですよね。季節の匂いや時代の流れを感じるようになりました。まだ20歳ですけど(笑)。

昔は出身地を言うことが恥ずかしくて、東京出身ですって言ってみたいと思っていました。でも最近は島田市出身ですって割と言いたい。なんにもないじゃんってバカにされることも嬉しいんです。何もないところが良いんだよって。大学に入って色んな県から来てる人と交流して、地域ごとの違いや良さがわかるようになったのかも。

取材を終えて


『国際協力』という言葉の“善意でやっています感”に上から目線な違和感を覚えるようになった」という渡辺さんの言葉が印象的でした。お互いに同じ立場に立って、現地の人の見方を大切にしながら共に問題解決を目指すことの大事さを学んだからだそう。寄付金を集めたり学校を作ったり、今先進国が行っている途上国への支援は、現地の人が本当に欲しているものなのか、考えさせられました。


<取材・執筆>

酒井七菜子(静岡県立大学4年※取材当時)
鶏肉とみかんを愛する大学4年生。卒論の資料を読んでいたはずなのにいつの間にか小説に移ってしまっていることが最近の悩み。

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