ドーモプラスがブレイク期待のアーティストを定期的に紹介!今回は2016年に“未確認フェスティバル”グランプリや“MASH A&R”グランプリなど、数々の賞を総なめにした“YAJICO GIRL”のインタビュー後編をお届け! 後編では、メンバーそれぞれのアルバイト経験や”目標を達成するコツ”などについてお話いただきました。

自分が好きならええ曲、でいいんちゃう?(古谷)



――YAJICO GIRLはバンドの展望について質問されたときに、「いい音楽をやっていきたいです」と答えているのを多く拝見しました。では、YAJICO GIRLにとって“いい音楽”とは、どのような音楽でしょうか?

四方:いろんな音楽をいっぱい聴いてる人にも、なんも知らん小学生にも好きって言ってもらえたら“いい音楽”なんだと思います。宇多田ヒカルさんとか星野源さんとか、やっぱりすごいなって思いますね。

古谷:自分が好きならええ曲、でいいんちゃう?

吉見:それはあるよな。俺らの悪い癖として極端な方に寄ってしまったりもするけど、そこをええ塩梅に!

四方:っていうか、ほんまにめちゃくちゃいいもんって、うちを向いて作られていても、それと同時に外を向いてるくらいパワーがあると思うんですよ。そういうエネルギーを発することのできる完成度の高い音楽が、“いい音楽”やと思いますね。



駿だけ「楽しい!」って平然とやってて(吉見)



――DOMOはアルバイト情報を載せている媒体なのですが、みなさんは今までどんなアルバイトをしてきましたか?

吉見:駿(古谷)以外は塾講師をしてました。

古谷:僕は定職につかずたまに派遣をしてました。地道な作業が好きなんで、物流の工場とかで働いてましたね。

吉見:駿の細かさは、ほんまにスゴイよな……。

榎本:駿は単純作業が苦じゃないよね?

古谷:そうやなあ。

吉見:駿に単純作業させるとヤバいんですよ!『ひとり街』のスリーブケースって女の子の形にくり抜いたデザインになってるんですけど、僕たちがひとつひとつレーザーカッターで切り抜いて作ってるんですね。武志と四方は予定が入っていたのでいなくて、僕と榎本と駿でずっと作業してたんですけど……。
僕と榎本は、ずっと「しんどい」って言って死にそうになりながらやってるのに、駿だけ「楽しい!」って平然とやってて(笑)。まじか、ってなったな。

古谷:結局俺がいちばん長くやってたな(笑)。

吉見:確かに。駿、違うとこでやってたもんな。あれは、苦しかったなぁ…(笑)。

榎本:苦でしかないよな(笑)。

――今はなにかアルバイトはされてるんですか?

榎本:僕はピザ屋の配達をしてます。正直めっちゃ楽しい!車やバイクが好きなんで、楽しくてたまらない。

武志:僕は喫茶店です。めっちゃ暇なんですよ(笑)。チェーン店ではなくてマスターが経営している小さなお店なんですけど、この間は4時間はいって一人も接客しなかった。

吉見:めっちゃイイな……。

武志:アルバイト1日目に榎本が来たんですよ!初日に来て「オススメなんですか?」って(笑)。

吉見:鬼やな(笑)。

――四方さんは何かされてますか?

四方:僕はホテルの電話対応です。夜勤なんですけど何しててもいいのが、ありがたいですね(笑)。

吉見:僕は担任助手っていう、塾講師のチューターみたいなことをやってます。授業を教えるんじゃなくて授業の予約をしたりスケジュールを組んだり、たまに質問対応したりとか。事務に近しいかな。

――バンド・大学・アルバイトと大忙しだと思うのですが、どのように両立をされているのですか?

吉見:バンドの活動日をポンポンってまず決めちゃって、それ以外は自由なのでそんなに苦ってほどでもないですね。駿は関西でもかなり忙しい大学なので別ですけど、他のメンバーは週2、3でバイトしてます。

榎本:駿はスタジオ終わりの夜の22時に「今から大学行くわ!」って行きよるもんな……。

古谷:終電で学校行くこともありますね(笑)。

――DOMOは静岡県をメインとしたメディアなのですが、ライブなどで静岡に行ったことはありますか?

吉見:まだないですね。

榎本:僕たちが行ったことあるのってまだ東京・関西だけちゃう?

吉見:僕ら青春18きっぷとかを使ってオーディションに行ったりしてたんですけど……。電車で都内に向かう時、途中の静岡に寄って「さわやかでご飯を食べよう」っていう話もあがってたんですけど、ずっと電車に乗っていたのでその気力もそがれた記憶があります(笑)。

榎本:今度こそ、“さわやか”食べてみたいよな。そのためにもライブしに行かんと!





マイナスをあげるというよりかは、伸びるとこを伸ばす(四方)



――それでは最後に、2016年に数々の賞を総なめにしたYAJICO GIRLからドーモプラスを読んでいる学生の皆さんに向けて「目標を達成するコツ」を教えてください。

吉見:他のことにわき目を振らず、目の前のことに集中してたっていうのはあるよな。

榎本:目の前のことにコツコツやんな。

吉見:去年は目の前のことばっかり追ってましたね。オーディションに一生懸命になりすぎてた部分があるので、今後は先を見据えつつ行動しなきゃなとも思うんですけど。でも、一生懸命にコツコツっていうのは大切ちゃうん?

四方:わりと俺は意見が違うな……。

榎本:「「いえろう」ができたから」とか言うんやろ(笑)。

四方:正直それは、でかいと思わん?「いえろう」ができたから上手いこと行けた。

武志:「いえろう」を、いい人たちが気に入ってくれたってのはあるよな。

吉見:あぁ……、それはでかいな。

古谷: 1個何か強みがあるのがいいんちゃう?俺らはたまたまそれが「いえろう」になっただけで。

吉見:あー、それや。

武志:自分で自信があるといえる“強み”って大事やな。

四方:マイナスをあげるというよりかは、伸びるとこを伸ばす。

――「「いえろう」のような強みをもって突き詰めていくこと」と、「目の前のことに一生懸命になって全力投球すること」が目標を達成する秘訣ってことですね。

武志:え……、全力投球した?

吉見:それはだいぶしたよな。

榎本:スタジオもいっぱいいれたし。

吉見:武志は逆に全力投球してなかったん?あれでしてなかったなら武志の全力が怖いわ(笑)。

武志:「全力投球」っていうほど、つらかったかなと思っててん。

四方:つらくはなかったな(笑)。

武志:せやろ?全力って気持ち的に、めっちゃ追い込んでることをいうんちゃう?たしかに本気で目の前のことに向き合ってたけど、“全力”っていうのは違う感じがすんねん。

榎本:そうやねんな……。

武志:「根詰めて、それしか考えてませんでした!」っていうのは、なんかしっくりこないというか。

榎本:こういうインタビューって、そういう風に書かれがちやしな。

吉見:追い込みすぎるのがいいわけでもないもんな。

四方:それが秘訣なんちゃう?追い込みすぎて空回りして、結果として失敗する人もいるやん。真面目にコツコツやることは大切やけど、根詰めすぎず程よい緊張感を保つこと。その中で自分の強みを伸ばしていけたら理想的やない?

吉見:それやな! 



自分のことを誰かに話すとき、自慢や自虐が多くなってしまった経験はないでしょうか。「ありのまま」を伝えるということは、私たちが普段想像している以上に難しいことです。そのため変に背伸びをしようとせず普段の顔を見せてくれる彼らは、芯のある本当の意味で強いバンドなのだと実感させられました。

どんな時でも肩肘を張らない自然体な彼らだからこそ、多くの人の心に届く音楽を作っていけるのではないでしょうか。心にスッと馴染む魔法のようなヤジコワールドを、ぜひライブに足を運んで体感してください。


取材・文:坂井彩花
Photo:伊藤由岐

【プロフィール】
YAJICO GIRL

四方颯人/vo、榎本陸/gt、武志總真/ba、吉見和起/gt、古谷駿/dr
大阪を中心に活動する5人組ロックバンド。2016年は十代白書、未確認フェスティバル、出れんの!?サマソニ、eo MUSIC TRY 2016、MASH FIGHT! 2016などのさまざまなオーディションイベントにて結果を残した。みんな、ヤジヤジしようぜ!

【リリース情報】
現在製作中


【MV】「いえろう」


「YAJICO GIRL」インタビュー“いい音楽”を求め叫び続ける想い。掴んだ夢のその先へ。【前編】
http://domonet.jp/plus/post?id=314

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