絵画や彫塑、小説や詩、歌・・・わたしたちの周りには、すばらしい文化芸術がたくさん存在します。生まれたときから今に至るまで、受動的に能動的に私たちが触れているこれら芸術文化は、価値観の形成や意思決定に計り知れない影響を与えています。

そして今、私たちに影響を与える身近な文化芸術、それはマンガとアニメではないでしょうか。昨今では大学の学部や、マンガ図書館も誕生し、今や文化芸術の研究分野として確立したマンガとアニメを、アカデミックな切り口からご紹介します。

教授は現役のマンガ家やアニメーター「京都精華大学 マンガ学部」


※画像はイメージです。

マンガやアニメを専門に研究する大学があることを、みなさんご存知でしたか?漫画家やアニメーター、声優を養成する専門学校は以前からありましたが、職業としてではなく、英知の蓄積を目的に研究し続ける対象として、マンガとアニメは注目されるようになってきました。

その中で『京都精華大学』は「マンガ学部」を設置した初めての大学です。同大学は2010年にマンガ研究科も開設しました。

その他にも、『京都造形芸術大学 芸術学部 マンガ学科』、『神戸芸術工科大学 芸術工学部 まんが表現学科』、『東海学園大学 人文学部 人文学科 マンガ・映像コース』など、学科・コースでマンガ・アニメ分野の知識や技術を身につけることのできる大学はたくさんあります。

マンガやアニメが大好きなみなさんは、将来の進路として選択のひとつに入れてもいいですね。

「マンガ図書館」は貴重なマンガの宝庫!


※画像はイメージです。

日本国内はもちろん、世界の貴重な文献も紙ベースやデータベースで保有している『国立国会図書館』。趣味や研究で足を運んだことのある方も多いのではないでしょうか。

真面目そうな雰囲気の国立国会図書館ですが、絶版本があったり、付録でついてきたブックレットがあったりと、一般のマンガ喫茶に負けるとも劣らない品揃えです。

さらに検索すると、マンガを蔵書に持つ日本中の図書館を見つけることができます。約30万冊ほどの蔵書を誇る『京都国際マンガミュージアム』は、さきほどご紹介した京都精華大学と京都市の共同運営。その名の通りマンガ本のみならず、マンガに関するあらゆる資料を保管する文化施設です。

アニメ関係の催しも同館のイベント会場にてさかんに行われているのでアニメ好きも要チェック。また首都圏では明治大学が運営する『現代マンガ図書館』が約18万冊の蔵書数を誇っています。

様々な種類の「マンガ図書館」めぐりも楽しい


日本中にあるマンガ図書館をいつか全部めぐれたら楽しいですね。

畳敷きでごろ寝してマンガが読める『立川まんがぱーく』、少女マンガだけに限定した『少女まんが館』など多種多様な特徴のあるマンガ図書館を、目的や気分に応じて訪れてみましょう。

さらにマンガ蔵書自慢のたくさんの旅館、ホテルも最近は増えています。伊豆にある『ホテルサンバレー伊豆長岡』は、伊豆最大級の漫画25,000冊以上を揃え、温泉と合わせて本格的な旅行気分を味わいつつアットホームなマンガ三昧も楽しめます。

まとめ


親から子どもへ、友だちから友だちへ、日本から世界へ、日本のマンガ・アニメは夢と希望、楽しさを伝えて続けています。またマンガ・アニメは、ただの娯楽のひとつにとどまることなく、今日では世界中の人々が注目する産業ビジネスであり、研究の対象でもあります。

ご紹介した図書館の中には、マンガ本そのものはもちろん、マンガやアニメに関する資料を保有する施設も多くあります。作品を楽しむのはもちろん、研究書にも時々手を伸ばして、世界に誇る日本の文化芸術マンガ・アニメを徹底的に知り尽くしましょう。

<ライター>

鈴木潤子
三度のゴハンより音楽が好き。僅差でゴハンももちろん大好き! 将来自分のラジオ番組を持ちたいなーとあちこち根回し中です。ワールドワイドに突っ込んでいきます! よろしくお願いします!