寒さが少し和らいで桜の開花を待ちわびる頃になると一緒にやってくるのが、学校の卒業シーズンですね。勉強に、サークル活動に、アルバイトに…。きっと忙しくも充実した日々が送れたのではないでしょうか。そんな楽しい学生生活の締めくくりに行きたいのが、やはり卒業旅行。海外旅行も人気ですが、食べ物が美味しく、治安の良い日本も非常に魅力的な旅行先です。そこで今回は、ぜひ学生の内に触れておいて頂きたい、日本の文化がたくさん詰まった京都への旅をおすすめしたいと思います。

京都へ行ったら「寺社巡り」は外せない！！

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現代の日本を旅行しているにも関わらず、京都にいるとなんだかタイムスリップしてしまったかのような気分になるのは、やはり数多くの神社やお寺が醸し出す伝統的な雰囲気に触れることができるからでしょう。「清水寺」や「金閣寺」・「銀閣寺」など、中学高校の修学旅行で訪れた場所に出向いてみるのも良いかもしれません。懐かしさを感じられると同時に、時を経た分だけ当時とは違った見方ができることに驚くはずです。

また、昨今インスタグラムで写真映えすることなどから人気な、「伏見稲荷大社」も要チェックスポットです。莫大な数の赤い鳥居が並んでいる風景が幻想的でとても綺麗なことで有名ですが、実は神社全域を一周するとなると山登りをすることになるのです。鳥居の下を順路に従ってくぐっていくと徐々に道の傾斜が急になっていき、なかなか体力を使います。

しかし山頂まで登ると爽やかな達成感が感じられ、アクティブな神社巡りを楽しむことができます。途中で折り返すことも可能ですが、体力のある学生の皆さんには山頂での参拝をおすすめします。汗水流してお参りすれば、春からの新生活への願い事もきっと叶えてもらえるはずです。

自然が創り上げた神聖な観光スポット「竹林の道」

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京都嵐山にある「竹林の道」は、まるで竹取物語の舞台にまぎれ込んでしまったような、神聖な空気を感じさせる人気の観光スポットです。竹が空に向かって力強くまっすぐ生え、密集している光景は、静かながらも圧巻の一言。晴れている日だと竹林の隙間から太陽の光の筋がこぼれ、より一層神秘的な景色に磨きがかかります。

「竹林の道」のそばでは人力車が多数待機しているので、人力車に乗りながら竹林を眺めることもできます。乗車途中、竹林の中で車夫の方に写真を撮ってもらっている観光客も多く、珍しい景色と人力車に乗った体験を共に思い出に残せるということで人気なようです。

「竹林の道」の中には線路も一部引かれており、嵐山を走るトロッコ列車を眺めることもできます。寺社巡りの合間に少し気分を変えて、嵐山で自然に囲まれながら一息ついてみるのはいかがでしょうか。

さっぱり美味しい「京都グルメ」

※画像はイメージです。

旅行の楽しみといったらメインは美味しい食べ物という方も多いですよね。京都の名物はさっぱりとしたものが多く、上品な街のイメージが食べ物にも表れています。まずご紹介したいのが「湯葉」。豆乳からお箸でつまみあげておつゆでいただく「くみあげ湯葉」や、ごはんに湯葉が載った「湯葉丼」、湯葉の天ぷらなど、たくさんの湯葉料理がありますが、どれも大豆の優しい風味が広がり大変美味です。京都を旅しているなあというご当地感も感じられ、京都を訪れた際には一度は食べて頂きたい一品です。

次にご紹介するのは「にしん蕎麦」。名前の通り、にしんがあたたかい蕎麦の上に載っている料理です。魚と蕎麦という組み合わせは珍しいですが、にしんとお蕎麦のまろやかな出汁がからみあうことで生まれる風味は絶品です。薄く切った香り高い柚子の皮と一緒にどうぞ。

そしてお土産に買って帰りたいのがやはり「八つ橋」。焼いたものも、生八つ橋も、近年では様々な味のものが販売されています。季節限定のフレーバーもあるので、訪れた時期に合わせて限定品を持ち帰るのも良いかもしれません。胃もたれとは縁遠い、お腹に優しい食べ物が溢れる京都。たくさんの美味しい京都グルメで旅行の思い出を彩ってくださいね。

まとめ

卒業は喜ばしいことですが、長い間一緒にいた友人たちや毎日通った学校を離れるのはやはり寂しいですよね。そんな想いを胸に抱えながらも、最後に思い切り楽しんで思い出をつくろう、という卒業旅行はどこか切なく、だからこそ後で振り返ったときに眩しく愛おしい思い出となるのです。日本の古き良き時代の風を目一杯感じられる古都京都で、そんな素敵な思い出を創ってみませんか。