ドーモプラスがオススメのライブ・イベントを定期的に紹介。今回は、2016年12月28日(水)~31日(土)の4日間幕張メッセで開催された、ロッキング・オン・ジャパン企画制作による日本最大の年越しロックフェスティバル「COUNTDOWN JAPAN 16/17」1日目(12月28日)の模様をお届け!数ある出演アーティストの中から、ドーモプラス編集部オススメピックアップでお届けします。

日本最大の年越しロックフェスティバル



「COUNTDOWN JAPAN 16/17」は、ロッキング・オン・ジャパンが企画制作する日本最大の年越しロックフェスティバルです。2016年12月28日(水)から31日(土)まで千葉・幕張メッセ国際展示場1~11ホール、イベントホールにて開催されました。

メジャーから注目の若手アーティスト、アイドルまで179組の幅広い出演者のラインナップが魅力で、冬フェスとしては日本最大級のキャパを誇り、「06/07」年開催からは来場者数は毎年10万人を超えています。

ステージは、「EARTH STAGE」、「GALAXY STAGE」、「COSMO STAGE」、「MOON STAGE」、「ASTRO ARENA」の5つのステージで構成されています。

会場内には、さまざまなブースも展開



ROCKIN'ON JAPANブースでは、『ROCKIN'ON JAPAN』最新号やバックナンバーが読める他、記念撮影ができる撮影パネルもあり、常に行列ができていました。


今年ならではのブースといえば、映画『シン・ゴジラ』とのコラボブース。大きなゴジラの全身像とゴジラフットが展示されていて、こちらも、臨場感のある写真が撮れるフォトスポットとして大人気でした。その他にも、毎年魅力的な様々なブースが展開されています。

幅広いラインナップが魅力のフードエリア



3つのエリアに41店舗のラインナップを誇る、フードエリア。夏開催のROCK IN JAPAN FESTIVALでもおなじみの店や、ミシュラン1つ星獲得の日本料理屋とのコラボまで。幅広いラインナップが楽しめます。

1月28日(水)ライブレポート


「COUNTDOWN JAPAN 16/17」1日目(12月28日)、数ある出演アーティストの中から、ドーモプラス編集部オススメピックアップでライブレポートをお届けします。

miwa



最初にピックアップしたのは、ギター女子の憧れのヒロインmiwaだ。SEが鳴り響く中、タオルを掲げたmiwaが登場すると自然とクラップが沸いた。「カウントダウンジャパン!」という大きな掛け声で導かれたのは「ミラクル」。その小柄な体からは信じられないほどのパワーが溢れ出て、会場を一気に包み込んだ。H.Hの刻みで「君に出会えたから」に繋げられる。音源で聴く以上に透明感のある歌声が、鼓膜と心を震わせる。


ロックチューンである「ストレスフリー」では、きれいな黒髪をなびかせステージを駆け回り、ピアノのイントロがどこか寂し気な「夜空。Featハジ→」では観客の涙を誘った。エレキギターをPRSに持ち替え披露したのはロックポップなナンバーである「chAngE」。アコギで培った手首の柔らかさにより生み出されるバッキングは、歯切れがよく気持ちいい。


攻撃的なギターソロが響く「again×again」、奇跡はおこせると強く歌う「ヒカリへ」とキラキラした世界が展開され続ける。「人と人の結びつきの大切さを歌った曲です」と紹介されたのは、NHK合唱コンクールの課題曲にもなった「結-ゆい-」。丁寧に歌詞を紡いでいくように歌い上げ、ステージを結んだのだった。

KEYTALK



続いてピックアップしたのは、お祭りには欠かせないパーティーヒーローKEYTALKである。音チェックの時から既に観客を躍らせる姿勢は「さすが」の一言に尽きる。彼ら自身初となるEARTH STAGEであったが、後ろの方までフロアが埋め尽くされていた。





「YURAMEKI SUMMER」の打ち込みが流れると同時に歓声があがる。1曲目から右に左に動き回る小野武正(Gt./MC/Cho.)の姿は、これから体力が持つのか心配になるレベルだ。ドラムのソロで導かれたのは「パラレル」。ファンと共に盛り上がり創り上げる空間は、まさに“パラレルワールド”だ。アニメの主題歌になった「桜花爛漫」とキラーチューンは続いていく。


「お前ら!新しい曲でもひるまずに踊れますか!」と投げかけられ新曲の「ASTRO」が演奏される。彼ら定番の2ビートな曲を奏でる彼らの面持ちは、心なしか緊張しているように見えた。ミディアムテンポの「Love me」、ハイトーンのギターソロが叫ぶ「HELLO WONDERLAND」とノンストップに音楽は進む。


「まだ祭りとダンスが足りてないと思いませんか!」と投げかけ始まったのは、「MATSURI BAYASHI」。ベーススラップが映えるお祭りソングに、ダンサーも登場しステージが一層華やかになる。曲中にはマネキンチャレンジや俳句を盛り込み、彼らのサービス精神の旺盛さを存分に発揮した。ラストを飾ったのは、定番のダンスソングである「MONSTER DANCE」だ。曲に合わせて踊る観客の顔は笑顔で溢れ、幸せな空気が満ちていた。

でんぱ組.inc



色とりどりのサイリウムで会場を彩ったのはでんぱ組.incだ。「2016年お疲れサマー!!」という、成瀬瑛美のコールにより「おつかれサマー!」が始まった。今が冬であることを忘れてしまうかのような熱がこもったステージが繰り広げられる。夢眠ねむの「おつかれさん」という掛け声には歓声があがった。


間をあけずにファンクリズムが特徴的な「最Ψ最好調!」へと引き継がれる。彼女たちの可愛さと大人っぽさが一気に味わえる曲に、フロアは既にメロメロだ。古川未鈴の「2016年、でんぱ組はこの曲で始まりました!」というアナウンスで導かれたのは「破!to the Future」である。ベーススラップが冴えるダンスチューンに舞い踊る彼女たちは、ぜんまい仕掛けの人形のようで愛らしい。ステージを端から端まで走り回るステージングは、いま持っている輝きの全部を全身で表現しているようだった。


「Future Diver」ではファンとの絆をこれでもかと魅せつけ、「くちづけキボンヌ」では歌えるでんぱ組をアピールした。MCを挟んで演奏されたのは、5年間を詰め込んだという「WWDBEST」。今までのすべてを振り返るようなメロディーや振付が余すことなく凝縮されていて、ファンにはたまらない1曲だ。どの声、どの音、どの動きにも意味を感じるパフォーマンスに胸がグッと熱くなる。


勢いやまぬままフルパワーで「NEO JAPONISM」を披露し、最後の「でんでんぱっしょん」へと繋ぐ。彼女たちの熱を感じ取り、曲を重ねるごとに勢いを増していくでんぱバンドもエモーショナルだ。でんぱ組、でんぱバンド、ファンで作りあげる、彼女たちにしか創り上げられない夢空間だった。

Mrs. GREEN APPLE



アップチューンな「VIP」で幕開けしたのは注目の若手バンドMrs. GREEN APPLEである。ギターのカッティングが心地よく響き、ベースのソロも外すことなくかっちりとはめてきた。「声出せますか!」と煽る大森元貴(Gt.Vo.)の姿は今年成人式を迎えるとは思えないほど、堂々としている。





星屑をこぼしたようなシンセサイザーが煌めく「In the Morning」、会場を巻き込んでの大合唱となった「Speaking」、とライブは進んでいく。「踊るのは好きですか?!」という煽りで始まったのは、アップテンポなダンスミュージックである「うブ」。低音が効いた曲で、広い会場にも関わらず腹の底に直接うねりが響いてくる。会場の奥の方に目線を送る大森の目には、来年は「EARTH STAGEに立つ」という強い意志が浮かんでいた。


続いて披露されたのは「REVERSE」という名を持つ新曲だ。R&Bにエレクトロポップが加わったナンバーで、彼らだからこそ生み出すことができた1曲と言っても過言ではないだろう。「この曲を持って2017年は次のステージに進むのだ」という確固たる決意がそこにはあった。ストラトとテレキャスで王道ロックの「StaRt」をかき鳴らし、最後の曲へと繋いだ。


ラストを飾ったのは、彼らがインディーズの頃から大切にしている曲である「我逢人」。なじみ深い曲を大切に届ける彼らの姿に、涙腺が緩む。演奏が終わった後メンバーはずっと深々と頭を下げ、ステージを去る最後の瞬間まで手を振っていた。

THE ORAL CIGARETTES



レーザービームの光が会場を射抜くなか登場したのはTHE ORAL CIGARETTESだ。山中拓也(Vo/Gt)の「オーラル始めます!」という宣言に歓声があがる。幕開けとなったのは、祭りのリズムが体の芯に共鳴する「DIP-BAP」だ。そのビートに揺すられるままに、会場はパーティー会場と化した。続く「カンタンナコト」では山中が挑発な視線を観客に送り、「mist...」ではレスポールの力強いソロが響く。


「俺らメジャーデビューから、ずっと連れてきた曲があるんです」と告げ始まったのは「起死回生STORY」。ずっと愛されてきた曲の登場に会場の熱気は最高潮だ。サイケデリックなギターとベーススラップの絡み合いにより生み出されるメロディーが、言葉を全て奪ってしまうほどヤバい。


「CATCH ME」はインドっぽい音階が特徴的な1曲。メロディックなギターが引き立つのは、ベースとドラムの音圧がバンドをしっかりと底を支えているからに他ならないだろう。そのイントロが歓声を呼んだのは「狂乱 Hey Kids!!」だ。指の先まで使って世界観を表現しようとする姿は、バンドマンというより舞台俳優のよう。「素晴らしいぞ、お前ら。」と山中は笑みを浮かべた。


終曲となったのは、「あきらめはしない」と歌う「5150」。歌詞の1つ1つに彼らの決意が注ぎ込まれていて、躍進をし続ける彼らの魂そのものだった。「2017年、EARTH STAGEで待ち合わせ」。彼らなら間違いなく、この約束を果たしてくれるはずだ。今からその時が楽しみでならない。

SILENT SIREN



MOON STAGEのトリを飾ったのは、今を時めくガールズバンドのSILENT SIRENだ。心地いい祭りのビートに合わせ、「わっしょい!」というコール&レスポンスを「What show is it ?」で繰り広げた。間髪空けずに引き継がれたのは、すぅ(Vo.&Gt.)の可愛い声が際立つ「八月の夜」。





ダンスナンバーの「女子校戦争」、爽やかな空気が会場を包み込む「stella☆」とライブは少しずつ終盤へと向かう。ゆかるん(Key.)がDJモードに突入し始まったのは、アップチューンな「Dance MusiQ」。おそろいの光るサングラスをかけ楽器を構える姿が、とてもかわいらしい。


「ぐるぐるワンダーランド」では色とりどりのタオルが空を仰いだ。最後の曲となったのは、あいにゃん(Ba.)のスラップソロがクールな「チェリボム」。可愛らしい歌詞が、これぞ女の子といった感じだ。観客と一体になって踊り、全7曲をやりあげた。


ステージから彼女たちが去ったあとも拍手は止むことがなく、ほどなくしてアンコールとなった。披露されたのは、みんなで声をだして盛り上がれる「ビーサン」。観客ひとりひとりが楽しんでいることを確認するように、会場を見渡すメンバーの姿が印象的だった。「いつか絶対に、1番大きいステージを取りにいく」。その“いつか”が決して遠くではないことを感じさせる堂々たるステージングだった。

(文:坂井彩花)

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