新聞や二ュースなどでよく見かける「統計」。学生ともなれば、レポートや論文で触れる機会も一層多いでしょう。しかし、統計のこと、本当に理解していますか?

もしかしたら、あなたは統計に騙されているかもしれません。そして、あなた自身が無意識のうちに誰かを騙しているかも……なんてことがないように、統計についての知識を確認、または再確認しましょう。

まずは基礎知識から



「統計」という言葉を聞いたことがない人はいないと思いますが、突然「統計とはなにか説明してください」と言われると困ってしまいますよね。統計とは、〝データをなんらかの形で加工し、その特徴を数値で表現した情報〟のことです。

例えば、ある家族の一年の食費から一月の平均を求めたものや、日本に住んでいる人の数を合計することで得られる日本の人口などがこれに当たります。

では、「データ」とはなんでしょう。データには様々な意味がありますが、統計とのかかわりに限って言えば、統計の元になる情報のことをデータと呼びます。

データの対象となるのは人、組織、地域、国など様々です。それらのデータを加工することで、「日本の高齢化率」「大学生の平均勉強時間」などの多種多様な統計を得ることができるのです。

信頼できる統計とは



基本的な部分のみを簡単に確認しましたが、データがあってこそ統計が作られることは理解していただけたかと思います。これは、信頼できる統計とはなによりもまず、信頼できるデータが必要であるということに直結します。

信頼できるデータとは、〝科学的かつ客観的な方法によって得られたデータ〟のこと……なんて言っても、首をかしげてしまいますよね。

簡単に言うと、科学的かつ客観的な方法というのは、誰がAという方法を使ってデータを集めても、条件が同じであれば同じ結果が得られる方法のことです。同じ結果が得られるという部分を指して〝再現性がある〟と言うのですが、これがない結果およびデータは、信頼できないと評価することができます。

難しい話をしましたが、新聞やニュースで目にする統計に再現性があるかなんて、わかりませんし確認もできませんよね。再現性があることを確認できることが一番ですが、そうでない場合は下記の6W4Hが明示されているかを目安にしましょう。

基本的な部分のみを簡単に確認しましたが、データがあってこそ統計が作られることは理解していただけたかと思います。これは、信頼できる統計とはなによりもまず、信頼できるデータが必要であるということに直結します。

信頼できるデータとは、〝科学的かつ客観的な方法によって得られたデータ〟のこと……なんて言っても、首をかしげてしまいますよね。

簡単に言うと、科学的かつ客観的な方法というのは、誰がAという方法を使ってデータを集めても、条件が同じであれば同じ結果が得られる方法のことです。同じ結果が得られるという部分を指して〝再現性がある〟と言うのですが、これがない結果およびデータは、信頼できないと評価することができます。

難しい話をしましたが、新聞やニュースで目にする統計に再現性があるかなんて、わかりませんし確認もできませんよね。再現性があることを確認できることが一番ですが、そうでない場合は下記の6W4Hが明示されているかを目安にしましょう。

チェック ポイント
意味
Who
誰が
Whom
誰を
Why
なぜ
When
いつ
Where
どこで
What
なにを
チェック ポイント
意味
How1
対象の選び方
How2
調査の方法
How3
質問の方法
How4
ケース数
※ケース数:調査対象者の人数または個数

しかし、再現性と同様に、6W4Hのどれもが明示されていることは多くありません。そんなときには、この中のうちいくつが明らかにされているかを信頼度に反映させて判断しましょう。



びっくりグラフって?



棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフ・帯グラフなどのグラフは、統計情報を視覚的にわかりやすく伝えてくれ、限られた時間の中で出来事を伝えるニュースでは多用されています。

とても便利ですが、残念なことに世の中にはその利便性につけ込んで、印象操作を行ったグラフが存在します。それをびっくりグラフと呼びます。ちょっとおかしな名前ですが、ダレル・ハフ著『統計でウソをつく法』という本で使われている名称です。

どんなものをびっくりグラフというのか、いくつかご紹介しましょう。
 
・グラフの縦軸の数値を操作し、小さい数値の差を大きく見せること。
・グラフの横軸の範囲を都合よく設定すること。
・棒グラフにおいて3Dでは手前が大きく見えることを利用し、変化を大きく見せること。
・円グラフにおいて実際の数値より、グラフの見かけを大きく見せること。

なぜびっくりグラフなんてものが存在するかというと、データを捏造・改竄せずとも、今一つなデータを自己の主張にぴったりの素晴らしいデータに見せることができるからです。操作しているのはあくまでも見せ方であってデータではない、という点が意地悪いですね。

まとめ


現在ではエクセルなどの表計算ソフトを使って、誰でも簡単にグラフを書けるようになりました。もしかしたら、この前作ったグラフ、びっくりグラフだったかも……という方が、いるかもしれませんね。簡単に作れてしまうからこそ、しっかりと知識を修め、適切なグラフを作りましょう。そして、びっくりグラフに騙されないように気をつけましょう!

参照
神林博史『一歩前からはじめる「統計」の読み方・考え方』ミネルヴァ書房・2016年

<ライター>


秋月
趣味は物書き、ゲームセンター巡りがここ最近の息抜きです。可能な限り意義のある情報をお伝えしていきます!