
バイトの面接は、面接官の言動で採用か不採用かをある程度推測できるものです。この記事では、面接官のどんな行動が「合格フラグ」「不合格フラグ」なのかを解説します。
採用を勝ち取るために気を付けたいポイントも紹介しますので、これからバイト面接に臨むという人は是非参考にしてみてください。
面接で不採用になるサイン【不合格フラグ】
職種や面接官の性格などにもよるので、一概には言えませんが、以下のような言動があれば、不採用になる可能性があります。
・面接官からの質問が少なく、面接時間が短い
職場の雰囲気に合う人かどうかを見極めるため、通常、面接官は様々な質問を問いかけます。しかし、第一印象や、最初の5分程度で、採用・不採用が決まることもあり、面接官があまり質問をしないケースもあり得ます。
「面接が10分程度で終わった」というような場合には、不採用の可能性が高いかもしれません。
・質問に答えているのに面接官の反応が薄い
面接官が候補者に興味を持って質問をしている場合、候補者の回答をメモしたり、手元の履歴書を読み返したりという行動が見られるでしょう。
面接官に聞かれたことに答えているのに反応が薄いという場合は、序盤で不採用と決めているからかもしれませんし、単純に、面接官が候補者に期待していた回答でなかったのかもしれません。
・バイト開始希望日やシフトに入れる日数など、具体的な質問がなかった
バイト先にもよりますが、数名のバイトを雇ってシフトを組んでいるところが多いため、面接官としては「いつから働けるのか」「週何日シフトに入れるのか」ということは聞いておきたいポイントのはずです。
もしそういった質問がない場合は、不採用である可能性が高いと言わざるを得ません。
面接で採用になるサイン【合格フラグ】
上記とは逆に、面接時間が長かったり、面接官が積極的に質問・説明をしてくれたりする場合は「合格」である可能性が高いと言えます。それ以外にも見られる「合格フラグ」を見てみましょう。
・採用になった前提の話が出た
週何日シフトに入れるかなど、採用後の具体的な話が出た場合は、採用の可能性が高いと言えます。シフト以外の話題では、「バイト先まで来るには電車で何分ぐらいかかりますか」とか、「バイト終了時間は23時ですが、最終電車は間に合いますか」というような質問があります。具体的な話がでるということは、採用を前提に諸条件を確認していると考えられます。
・様々な角度からの質問を受けた
シフトに入りやすいか、通勤しやすいかなどという条件面だけでなく、面接官は、その人の積極性や協調性なども探っています。
「なぜこのバイトに応募しようと思ったのか」「どんなクラブ活動/趣味をしているのか」「将来はどんなことがしたいのか」など、個人的な質問をされた場合は合格フラグかもしれません。
合格・不合格フラグのよくある勘違い
「面接後、エレベーターまで送ってくれたから採用だと思う」というような声を聞きますが、今どきの採用担当者はSNSでの評判なども気にしますので、「不採用だからお見送りしない」というようなケースは少ないと考えられます。
また、面接後、なかなか連絡来ないからといって不合格とは限りません。バイトの面接というものは、1~2週間かけて多くの候補者に会い、全員に会ってから採用者を決めるため、採用したい人ほど結果連絡に時間がかかると考えられます。逆に、不採用と決まっていれば2~3日で連絡が来るでしょう。
バイト面接で採用をつかみ取るためのポイント
面接が終わった後は、くよくよしても仕方がありません!これからの面接で採用を勝ち取るべく、以下のような基本事項はクリアしておきましょう。
【前日までにしておきたい面接準備】
バイト先のホームページや募集媒体は、必ず全ページに目を通しましょう。「先輩の声」や「社長あいさつ」などを読めば、どんな人材が求められているかがわかります。面接では、「ホームページの先輩の声にもありましたが…」などと、事前に情報収集をしてきたことをさりげなく伝えると効果的です。
自分の履歴書や職務経歴書はコピーをとり、経歴やアピールポイントを整理しておくようにします。当日はコピーを持参し、面接中は手元に置いておきましょう。
また、時間があれば、前日までに面接場所を確認しに行けると安心です。当日に着ていく洋服やハンカチ、かばんや靴を揃えて置き、汚れがあればお手入れをしておいてください。
「面接のマナー」はインターネットでも調べられますから、事前にチェックをし、入室時の一連の動作や、自己紹介の練習などをしておくとよいでしょう。
※関連記事
⇒「バイト面接マナー」応募から面接当日まで。面接官はここを見ている!【専門家が解説】
【当日の遅刻は論外! バイトの面接には時間に余裕をもって】
バイトの面接に遅刻した場合は、その時点でかなりマイナスポイントになったと考えてください。もちろん、交通機関の乱れなど、やむを得ない場合は除きます。ただ、その場合でも遅刻が分かった時点ですぐに電話を入れるなどのアクションが必須です。
【清潔感のある身だしなみを心がける】
接客業はもちろんですが、どんな職場でも、清潔感がない人とは一緒に働きたくないものです。「清潔感」の基準は人それぞれですが、少なくとも、洋服や靴、爪、髪などに汚れがないことが必須条件です。
【入室時はてきぱき動き、笑顔で挨拶を】
面接室に入る時には、さっと入室し、面接官の方を見て立ち止まり、笑顔で「静岡花子です。よろしくお願いします」と一礼します。面接官から「座ってください」と言われてから座るというようなことも基本的なマナーです。
【面接官の質問をよく聞いて、端的に答える。長々話すのはNG】
面接中は緊張していると思いますが、面接官が何を聞いているのか、まずは質問を良く聞いて理解してください。普段、「説明が長い」「何が言いたいのかわからない」と言われることが多い人は、特に「結論から話す」ことを心がけましょう。
良かれと思って詳細から説明しても、面接などではマイナスポイントになりかねません。全く関係ないことに話がそれがちな人も要注意です。
【どうしてもここで働きたい!という気持ちを伝える】
なぜこのバイトに応募したのか、できる限り自分の情熱や働きたい気持ちを伝えてください。大それた志望動機でなくてもかまいません。
「いつも店員さんが笑顔で接してくれて、私も働いてみたいと強く思いました」とか、「高齢者の方のお役に立てればと思い、地元で評判が良い御社で経験を積みたいと考えています」など、なぜ、その会社の面接を受けようと思ったのかということを、言葉にしてみるとよいでしょう。
結果に一喜一憂せず、できる準備をしっかりと。
バイトの採用・不採用はもちろん重要なことですが、不採用だからといって人格を否定されているわけではありません。実際に、「この人は、うちのバイトにはもったいないから断ろう」というケースもよくあることです。
結果に一喜一憂せず、できる限りの準備をし、「いずれご縁があるバイト先に出会えるだろう」という気持ちで一社一社の面接に集中しましょう。
2023年7月14日公開
※DOMONETで仕事を探す
⇒静岡県で探す
⇒愛知・岐阜県で探す
⇒東日本エリアで探す
⇒西日本エリアで探す