
重たい荷物を軽々と持ち上げ、必要な場所へと運ぶことができるフォークリフト。普段目にすることが少ないため、フォークリフトがどのような現場で活躍しているのかイメージできないという方は多いでしょう。
そこでこの記事では、その業務内容や仕事の楽しさ・きつい点について解説します。資格を取る方法についても紹介しますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
フォークリフトオペレーターの仕事内容とは?
フォークリフトオペレーターは、フォークリフトを運転するだけが業務ではなく、実は細かな手作業も伴います。ここでは、その仕事内容を紹介します。
・フォークリフトを使った運搬・積み下ろし
仕事のメインはフォークリフトを使った作業で、トラックが運んできた荷物を倉庫や工場に降ろしたり商品をトラックの荷台に詰め込んだりします。
運搬だけではなく、荷物を並べ替えて作業場内の整理整頓をしたり、荷物の検品を手伝ったりすることもあります。
・荷物のラッピング
ラッピングとは、透明なフィルムを巻いて複数の荷物を固定する作業をいいます。荷崩れによる事故防止のため大切な業務です。
また、ラッピングには、下から巻いたり引っ張りすぎたりしないなどコツがあるため、慣れないうちは苦戦する部分でもあります。
・荷物をパレットに載せる
パレットとは荷物を載せる台のことで、フォークリフトの先端部分が入るようになっています。
パレットに荷物を載せるのは手作業となります。勤務先によっては、パレットの準備から運搬までをオペレーターに任せているところもあります。
アルバイトや別の作業員が、パレットの準備を担当する場合もあるので、気になる方は応募前に確認するのが良いでしょう。
・フォークリフトの点検
始業前に行うフォークリフトの点検は、事故防止に欠かせません。具体的にはエンジンやブレーキが正常に作動するか、タイヤのすり減りはないか、油漏れしていないかなどを点検する必要があります。
安全かつ作業を滞りなく進めるために重要な作業です。
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フォークリフトの活躍場所はどんなところ?
フォークリフトオペレーターが活躍できる業種は多種多様。具体的には、以下のような職場があります。
多くの職場から選択できる点が、この仕事の魅力の一つです。荷物は形状や重量がさまざまあるため、種類や職場に合わせたフォークリフトが用意されています。
たとえば屋内作業に適しているのは、立って運転するリーチフォークリフトです。コンパクトで小回りが利くため、倉庫や作業場などの物が溢れた場所に向いています。
また、屋外の作業には、カウンターバランスフォークリフトを使うケースが多いです。車のようなフォルムで衝撃を吸収できるエアータイヤを装着し、足場が安定しない場所に適しています。このように、職場によって使用するフォークリフトが異なるため、入社前に確認するようにしましょう。
フォークリフトオペレーターの魅力・仕事の面白み
程よく身体を動かしながら、仕事の充実感を味わえるのはフォークリフトオペレーターの魅力です。
加えて、場数を積むことで積み込みや積み下ろしを効率的にできるようになったときにはやりがいを感じられるでしょう。短時間で作業ができるようになると、運転技術の向上も実感できるはずです。
また、効率良く作業を終わらせるために、荷物の優先順位や段取りを考えて動くことも重要です。時間や荷物量など作業全体を考えて動くことで、現場から一目置かれる存在になれます。
フォークリフトオペレーターのきつい点
きつい点を挙げるなら、時間管理が難しい場面があることです。積み込み作業が予定より遅れると、輸送時間に影響してしまうためスピーディな作業が求められます。
一方、物流倉庫ではトラックの到着が遅れると、積み下ろしや商品の整理整頓などに取り掛かる時間が遅くなってしまうこともあるでしょう。
また、荷物を落としたりぶつけたりしないよう、集中力を保って慎重に運ぶ必要があります。操作に慣れていないときは、プレッシャーに感じることもあるかもしれません。
フォークリフトオペレーターに必要な資格
フォークリフトにはさまざまな種類があり、中には「ハンドリフト」のように手動式で資格が必要ないものもあります。しかし、基本的にフォークリフトの操作には、専門の資格が必要です。
【フォークリフトオペレーター運転特別教育修了証】
フォークリフトオペレーターの入門的な資格で、最大積載荷重1トン未満のフォークリフトを運転できるようになれます。職場で学科と実務を各6時間ずつ受けると、資格証明書が交付されます。
自動車免許を持っていると一部の講習が免除され、比較的簡単に取得できる資格です。会社内で取れるため、就職してから資格取得を目指すことができます。
【フォークリフトオペレーター運転技能講習修了証】
「フォークリフトの国家資格」と言われる資格で、労働局長登録の教習機関で11時間の学科と、24時間の実技を受けた後、修了試験の合格が必要です。資格を取得すると、厚生労働大臣が指定する機関によって証明書が発行されます。
最大積載荷重1トン以上のフォークリフトを運転できるようになり、仕事の幅が広がります。工場や倉庫、建設現場などフォークリフトが必要な職場は多く、中には資格手当を支給する企業もあります。
フォークリフトはメリットだらけの資格!
近年は物流量の増加により、フォークリフトの資格保有者が不足しています。そのため、さまざまな業界で、正社員、派遣社員、パート・アルバイトと幅広く求人数は安定しています。
資格を取得することで、手当が支給されたり、転職で有利になったりすることがあるので、関心がある方はぜひトライしてみませんか。
2023年2月14日公開
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