動物好きの人にとって、ペットと触れ合う仕事は憧れですよね。動物に関わる仕事は、ペットショップのスタッフのほか、猫カフェの店員など、多岐にわたります。


本記事では、ペットに関わることができる職種について詳しく紹介します。


ペットに関わる仕事の一例



近年はドックランや猫カフェなど、ペットと触れ合える場所が増えています。以下に、ペットと関わる仕事の例をご紹介します。


【ペットショップ】

犬や猫などを販売するペットショップで、動物のお世話をしたり接客をしたりする仕事です。ペットショップで働くために、専門的な資格は求められませんが、レジ操作や言葉遣いといった基本の接客スキルが重要視されます。


また、鳥や爬虫類、ウサギやハムスターなど、ショップによっては多様なペットを取り扱うため、正しい情報を伝えるための知識が欠かせません。


【ペットホテル】

ペットホテルは、飼い主が長期旅行の際などにペットを預かる施設です。スタッフは飼い主に変わり、ペットの餌やりやトイレの清掃といったお世話をします。ペットに合わせた適切な飼育方法に精通していること、そしてペットの健康状態に常に気を配る観察力が求められます。


ペットホテルはホテル単体で運営されているものや、空港に併設されているもの、動物病院に併設されているものなどさまざまです。


【ドッグカフェ・猫カフェ】

ドッグカフェや猫カフェは、お客さんがドリンクやお菓子などを楽しみながら動物たちと触れ合える場所です。そこで働くスタッフは、通常のカフェと同じような接客と動物たちのお世話を担当します。お店で飼っている動物をお世話するため、同じ猫や犬と長期間の関係性を築けるところに楽しみがあります。


また、お店によっては保護猫・保護犬の活動を兼ねている場合もあります。そうした店舗では、上記の仕事に加え、動物を譲り渡す前に飼い主希望者と面談したり、飼育の注意点を伝えたりといった業務も含まれます。店舗運営と動物の飼育の両方を経験できる点がメリットです。


【動物保護施設】

動物の保護施設のスタッフは、動物の保護・引き受け、お世話、引き取り手の手配・譲渡を担当します。殺処分される予定だった犬や猫の一時保護を行うこともあります。中には飼育放棄や虐待された動物もおり、スタッフは動物の命を守るため大きな使命を負っています。ペットの放棄などをなくすための啓もう活動や、しつけ教室を開催する場合もあります。


NPO団体や私営の保護施設では、特別な資格は求められません。ただし、保護のために長距離を移動することから自動車免許が必要となる求人もあります。なお、自治体が運営する動物愛護センターの正規職員は公務員であるため、地方公務員試験に合格する必要があります。


【ペットシッター】

ペットシッターとは、飼い主が不在の際、自宅に訪問してペットの世話をする仕事です。うさぎやハムスターなど、とりわけ小動物は生活環境が変わることで体調を崩してしまうため、ペットにストレスがかかりにくいペットシッターの活用が適しています。ひと昔前は、長期旅行ではペットホテルに預けることが主流でしたが、ペットのストレスを考え、ペットシッターのサービスを選択する人が増えており、注目を集めている職種です。


仕事内容は、餌やり、トイレの掃除、散歩など基本的なお世話が中心となります。ペットシッターに関連した民間資格はありますが、必ずしも資格は求められません。お客さんの自宅を訪問するため、責任感が求められます。


【トリマー・グルーマー】

トリマー・グルーマーとは、犬の身体を健康に保つため、シャンプーや毛のカットを行う職種です。毛だけでなく、皮膚や爪、耳などの施術を行います。毛のカットを主とする職種を「トリマー」と呼び、犬の手入れ全般を行う職種を「グルーマー」と呼ぶのが一般的です。


ブラッシング、シャンプー、ヘアカットのほか、肉球の手入れや耳掃除、爪切りを行います。専門資格が必須の職業ではありませんが、ヘアカットのスキルや犬を傷つけずに安全に施術するための技術が求められます。そのため、トリマー・グルーマーを目指す場合には専門学校で一定の知識・技能を習得することが理想です。


ペットに関わるより専門的な職種



ペットに関わるより専門的な職種では、以下のものがあります。


・獣医師
・ブリーダー
・犬訓練士
・ペット栄養管理士



動物病院で働く獣医師になるには、大学で6年間学んだのち国家試験に合格する必要があります。そのため、ペットに関わる職種のなかでも難易度の高い職業です。ブリーダーは、血統書付きの動物を育てる仕事です。犬のしつけも行うため、専門的な知識が求められます。ブリーダーと名乗るのに専門資格は必要ありませんが、「犬・猫ペットブリーダー資格」や「ペット繁殖インストラクター資格」など、民間の資格を取得してキャリアを磨く方法があります。


「犬」と「しつけ」に特化した職業が犬訓練士です。特別な専門資格は求められませんが、犬訓練士の活躍の場は家庭の犬のしつけだけでなく、警察犬、盲導犬、災害救助犬など幅広く、かつ重要な責任を負います。そのため、民間資格を取得して技能を磨く人も珍しくありません。


ほかにも、ペット栄養管理士のようにペットの健康や食事に特化した職業もあります。ペットの健康や食事、訓練、繁殖など、ペットと関わる専門分野は多岐にわたります。ペットと関わる仕事から始まり、知識を深めることで、新しいキャリアを築くことができるでしょう。


まとめ


ペットと関わる仕事は、日常的に動物と触れ合う楽しさがある一方、どのような職業にもペットの命を扱う責任が伴います。そのため、仕事でかかわる動物について詳しく学び、愛情を持って接することが大切です。また、ヘアカットやしつけの訓練など、特定の技能を身に着けることで活躍できる職業もあります。動物と真摯に向き合い、必要なスキルを磨くことでキャリアを広げることができるでしょう。


2022年12月8日公開



<執筆>

DOMO+編集部

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