バイトを辞めるのは誰しも言いづらいもの。しかし、伝えるのが遅くなればなるほどバイト先に迷惑がかかってしまうので注意が必要です。

この記事では、辞めたいと言い出せずにいる繊細な方のために、気持ちを整理する方法や辞めるときのマナー、使える際の例文などをご紹介します。


言えない理由は何?まずは気持ちを整理しよう



バイトを辞めたい気持ちを言い出せないのは理由があるはず。

ただモヤモヤと悩み続けるのではなく、まずは気持ちを整理し、本当に辞めるべきか考えるところから始めましょう。ここでは、言い出せない理由別に、気持ちを整理する方法をご紹介します。


■ バイト先が人手不足で言いづらい

人手不足の場合、辞めるタイミングによっては一緒に働く仲間に迷惑がかかる可能性も。責任感が強い人ほど、辞めることを言いづらいでしょう。


しかし、お店としてはすぐにでも代わりの人を探したいはずです。辞める気持ちが固まっているのであれば、早めに意思を伝えましょう。ずるずると引き延ばすことで、かえって迷惑がかかってしまいます。


■ 嫌なことから逃げたと思われる

辞める理由として、仕事内容や人間関係が辛いという理由もあるでしょう。「激務で辛い」「バイト先の人に馴染めない」「教わる先輩が怖い」などの悩み・不満を持つ人は「嫌なことから逃げたと思われるのでは?」と心配になってしまいますねよ。


ただ仕事に慣れていないだけなら、努力で解決できることもあります。しかし、人間関係は自分の努力だけではどうしようもないもの。ストレスが大きいようなら、自分にとって居心地がよいバイト先を探す決断も必要です。


■ 長続きしなかったことで自己肯定感が下がる

「自分は物事が長続きしないタイプなのでは?」「今後も嫌なことがあるたびに、バイトを辞めたくなってしまったらどうしよう」と不安になる人もいるでしょう。


「バイトを最後までやり遂げなかったことで、自己肯定感が下がってしまうのでは?」と不安になると、なかなか辞める決心がつかないものです。責任感が強い人ほど、このような感情に陥りやすくなります。


「仕事に慣れていないせいでミスばかりしてしまう」など、工夫や努力で解決できそうな理由なら、もう少し同じバイト先でがんばってみてもいいかもしれません。


バイトを辞めるときの伝え方マナー



辞める決心がついたら、なるべくバイト先に迷惑がかからないよう退職の手続きを行いましょう。ここでは、バイトを辞めるときのマナーについて解説します。


■ 辞める1ヶ月前には伝えるべき

契約期間が決まっていないバイトの場合、法律では「退職日の2週間前まで」に伝えればOK。とはいえ、人材の募集・教育やシフトの調整などを考え、遅くとも1ヶ月前には伝えましょう。何も言わず、突然辞めるのは絶対にNGです!


退職証明書や社会保険の手続きが必要になるだけでなく、急に人員が減ることで一緒に働くスタッフにも迷惑がかかってしまいます。


■ まずは店長に伝える

辞める意思が固まったら、まずは店長など直属の上長に伝えましょう。シフト調整など現場を管理する人に伝えるのが最優先です。大手チェーン店の場合、店長の上にエリア統括長がいたり、本社に人事部があったりするケースもありますが、そのような場合も基本的にはまず店長に伝えればOKです。


また、退職が決定したら、店長から職場のスタッフへ共有されます。お世話になった社員や先輩、同僚がいる場合は、一言報告しておくと角が立たないでしょう。


■ 直接対面で伝えるのがベスト

辞める意思は、直接対面で伝えるのがベスト!担当者となかなかタイミングが合わない場合は、まずはメールで連絡し、話し合いの時間を作ってもらうようお願いしましょう。電話やメール、伝言のみで辞める意思を伝えるのは失礼にあたります。


<切り出し方の例文>

お疲れ様です。突然のご連絡で恐縮なのですが、学業との兼ね合い(簡単な理由を添える)でバイトを辞めたいと考えています。直接お話しする時間をいただけないでしょうか?


■ 伝える時間帯はいつがいい?

お店や店長が忙しくないタイミングを見計らうことが大切です。休憩時間や営業後、アイドルタイムなど、忙しくないときに切り出しましょう。いつが良いかわからない場合は、素直に都合がいい時間帯を確認してみてください。


■ すぐ辞めたい場合はどうしたらいい?

「ケガで働けなくなった」「親が倒れて介護をするため実家へ戻ることになった」など、やむを得ない事情で急遽バイトを辞めなければならないケースもあるでしょう。そのような場合は2週間待たずとも、辞められることもあります。


ただし、アルバイト先の了承をきちんと取り、どんな理由であっても、バイト先に迷惑がかかってしまうことは理解した行動をとりましょう。まずは、店長に一刻も早く相談することが得策です。


【理由別】バイトを辞めるときの例文


辞めことを伝えるのは、誰しも緊張するもの。事前にどう伝えるかをシミュレーションしておくのがおすすめです。ここでは、バイトを辞める理由別に、使える例文をご紹介します。


「学業に専念するため」

学生の場合は学業が本分なので、学業を理由にすると納得してもらいやすいです。


「新たな大学の講義とバイトのシフトがうまく調整できないので、9月末で辞めさせてください」


「10月からゼミが忙しくなる予定なので、今月いっぱいで辞めさせていただけますか」


「資格試験の勉強に専念したいので、△月△日頃までに辞めたいと思っています」


「他にチャレンジしたいことがある」

ボランティアやサークル活動など、学業以外でチャレンジしたいことができたケースに使える例文をご紹介します。


「サークル活動が忙しくなってきたので、バイトを辞めたいと考えています」


「ボランティア活動を始めようと思っています。これまでのように時間が取れなくなるので、来月いっぱいで辞めさせてください」


「イギリスへ留学することになったので、勝手を言いますが△月△日頃までに辞めさせていただけますか」


「就職活動を優先させたい」

大学3年生になると就職活動が本格的にスタートしますが、中には1~2年生でインターンシップに参加する人もいます。就職活動は将来にかかわる大切なものなので、きちんと説明すれば理解してもらえるはずです。


「将来のことを考えて就職活動に本腰を入れたく、バイトを辞めたいと考えています」


「インターンシップに申し込んだので、バイトを続けるのが難しくなりそうです。申し訳ありませんが、来月末までに辞めさせていただけますか」


「家庭の事情」

やむを得ない家庭の事情なら、引き止められる可能性は低くなります。


「父が体調を崩して通院の付き添いをすることになったので、今月いっぱいで辞めさせていただけますでしょうか」


「祖母の介護を手伝うことになったので、今までのようにシフトに入るのが難しくなりそうです。ご迷惑をおかけしますが、今決まっているシフトまでで辞めさせていただきたいです」


きちんと説明すれば理解してもらえる!


誰でも「バイトを辞めたい」ことは伝えにくいものです。「迷惑がかかるのでは?」「逃げているように思われないか?」と不安になりますが、きちんと理由を伝えれば理解してもらえます。伝えるタイミングなども見極め、迷惑がかからないように気遣うことも大切です。本当に自分が今辞めるべきかどうかをしっかりと見極め、辞める場合はマナーを守って伝えるようにしましょう。


2022年10月11日公開


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<執筆>

DOMO+編集部

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