前のバイトをやめてからたっぷり休養もとって、その分お金も底をつきそう。
そろそろ新しいバイトを探そうかなと思い立ち、求人先に電話しても誰も出ない。
そんな経験はありませんか?
留守番電話を相手にメッセージを吹き込むのは、どことなくハードルが高いもの。
留守番電話でも相手に好感をもってもらうには、どうすればいいでしょうか。
留守電にしか繋がらない時はどうすれば?
募集要項にまずはお電話くださいとなっていたため、何度か電話してみたものの、いつ電話しても留守電にしか繋がらなかった。
それによってバイトに応募することさえ諦めてしまった経験は、誰にも一度くらいあるのではないでしょうか。
せっかく応募しようと思ったのに、なんだか感じ悪い。
そう思って無言で電話を切っていたそこのあなた。その「無言で電話を切る」行為こそ、相手からも感じが悪いと思われている可能性大です。
留守番電話を設定した、相手の気持ちを考えてみましょう。
そのお店が飲食店で、お客様からの電話予約も多い職場であれば、電話でどのくらいきちんと受け答えができるのかは大事な要素。
留守番電話にどのようなメッセージを残すのかを確認するだけでも、応募者がどの程度の電話応対スキルがあるのかわかるものです。
また、応募の電話が次々とかかってくるような求人先であれば、何人かから残された留守番電話のメッセージのうち、これぞと思う人にのみ折り返し連絡をしているのかもしれません。
選考はすでに、留守番電話から始まっているのです。
相手に好印象を与えるメッセージとは?
留守番電話の段階ですでに選考が始まっている可能性があるのですから、どのようなメッセージを残すのかが重要になってきます。
では相手に好印象を与える、好感をもってもらうには、どのようにすればいいのでしょうか。
まずポイントとなるのは、話し方です。
できるだけハキハキと話しましょう。
低い声は、聞き取りにくいもの。声の調子も、ふだん友人と話すよりワントーンは気持ち高めを心がけて。次に気を付けるポイントは、「簡潔に話す」ことです。留守番電話は、通話時間が限られています。
大事な情報が相手に伝わっていなければ、せっかく電話した意味がありません。
「〇〇でバイト募集の記事を読んでお電話しました」から始め、自分の名前と連絡先の電話番号を吹き込み、「のちほど改めてご連絡いたします」と締めくくって電話を切りましょう。
初めての電話連絡で「折り返しのご連絡をお待ちしております」では、相手に負担となる可能性があります。
また、すでに求人を打ち切っている場合、基本的には折り返しの連絡は期待できません。
そのため、「のちほど改めてご連絡いたします」で一旦電話を切り、日や時間を改めて連絡するのが無難です。
何度電話しても、留守電なのはナゼ?
では日にちや時間を改めて、何度電話しても相手に繋がらない場合は、どうすればいいのでしょうか?
いつ電話しても留守番電話にしか繋がらない場合は、先方が電話に出るつもりがない場合と、出たくても出られない場合があります。
電話に出たくても出られない場合は、電話に出る時間さえとれないほど、忙しい職場である可能性もあります。
複数の人が働いている職場でも、常に誰もが接客中で、電話応対が後回しになっていることもあります。
可能であれば応募前に下見をし、どの程度忙しいお店なのか、事前の調査をおすすめします。
バイトの給与に見合っているのかどうかも、知ることができます。
逆に、そもそも電話に出るつもりがない場合もあります。
個人経営の飲食店などでは、一緒に働く相手について厳選していることも。
とりあえず求人募集はかけたものの、「ピン!」とくる相手を選びたいため、いつも留守番電話にしている可能性も考えられます。
いずれにせよ、電話連絡必須を条件にしながら、何度電話しても留守番電話にしか繋がらない求人先への応募には、慎重になった方がいいでしょう。
まとめ
メールやチャットでのやりとりが主流の今、留守番電話を相手にメッセージを残すのは、ややハードルの高い行為になりました。
電話での通話に自信がなければ、事前に話す内容をメモしておき、メモを見ながら電話すると慌てずに済みます。
面接は電話応募の時点から始まっています。先方が留守番電話でも必要な情報を伝え忘れることのないよう、しっかり準備しておきましょう。
2016年9月19日公開