寒さが続き、外に出るのも気合のいる季節ですが、この寒さを乗り越えるからこそ、おいしい冬の味覚が出来上がります。今回はおいしい冬の味覚の代表格、牡蛎(カキ)についてお話します。

今年を牡蛎にトライの年にしましょう

この時期になると牡蛎を食べずにはいられない!いやとんでもない、牡蛎なんか食べるもんか、と、牡蛎ほど好き嫌いが分かれる食べ物はないのではないでしょうか。

けれど日本には、『牡蛎小屋』、欧米に『Oyster Bar』(オイスターバー:牡蛎のバー)というものが存在するように、貝の中でも牡蛎はポピュラーな食材です。

この世に生まれたからには「うまい!」と言われているものにトライしないなんてもったいないことです。嫌いな人さえも知っている「海のミルク」のうたい文句があまりに有名な牡蛎、苦手なあなたもこれを読んで今冬牡蛎デビューしてみてはいかがでしょうか。

牡蛎の苦手なところは・・・?

牡蛎が嫌いという方の半分は、そのナマくさい感じや、食感が苦手なのではないでしょうか。確かに牡蛎料理の代表格であるカキフライは、外がカリッ、中はジューシーを信条とするので、にゅるにゅるした食感が強調されるかもしれません。

もう一つポピュラーな牡蛎料理であるカキなべは、料理方法がシンプルで薄味なため、牡蛎の独特の香りがダイレクトに来てしまいます。そこで牡蛎嫌い克服には「しっかり火が通っていて」「味が濃い」がポイントと考えられます。そこで、その条件をクリアしている食べ方をご紹介します。

フライと鍋だけじゃない、おすすめの牡蛎料理

まずは日本からご紹介。浜名湖のご当地グルメとしても人気の「牡蛎カバ丼」をご存知ですか?

数年前、ウナギが高騰したときに代替メニューとして華々しく登場したのが、片栗粉をまぶして揚げた牡蛎を玉ねぎと一緒に甘辛ダレで煮詰めて丼にしたこの一品。うな丼風の濃い味付けと玉ねぎの組み合わせが、気になるナマくささと食感をやわらげてくれます。

次にアメリカ南部料理の「ポーボーイ」。海産物と野菜をたっぷり挟んだダイナミックなサンドイッチは一度は食べてみることをオススメします。

挟み込む牡蛎は一度油でフライされたものをスパイシーに味付。同様にフライにしたエビと一緒にサンドされることも。ハムやチーズ、レタスやトマトとの相性もバッチリ。刺身や海藻が苦手な欧米の方も大好きな一品ですから、自称牡蛎嫌いのみなさんは一度試してみる価値十分ありですよ。

しょうが、にんにく、エスニックなスパイスを使ってみよう!

※画像はイメージです。

牡蛎が苦手な方が、美味しく食べるためにはしっかりした味付けと、食感を弱める調理法を選ぶことがポイントです。まずはカリッと揚げる、焼いてみる。味は照り焼き風に、チリソース風味に、コチュジャンでコリアン風に、フェンネルやコリアンダーでエスニック風に。

ニンニクづかいもポイントアップ間違いなし。オリーブオイルで唐辛子とニンニクを炒め、香りが出てきたら牡蛎を投入、焦げ目がついてフチがチリチリになるよう焼き付けます。バジルを振って塩コショウして、仕上げにフライパンのフチからしょうゆをジュっと流しいれれば、簡単豪華なイタリアン牡蛎料理の出来上がりです。ワインにもよく合うこと請け合いです。

まとめ

ずっと嫌いだと思っていたけどある日口にしたら、そのおいしさに開眼したという経験談は巷にたくさんありますね。牡蛎も間違いなくその一つです。

東海地方では静岡県浜松市の浜名湖で牡蛎の養殖が盛んです。浜松市内には新鮮な牡蛎料理を食べさせてくれるお店がいっぱいなので、ぜひ牡蛎料理に再チャレンジしてみてください。さらに浜名湖のブランド牡蛎は「プリ丸」いう可愛らしい名称なので必見です。栄養たっぷりの上に可愛らしい牡蛎のおいしさに、今年こそ開眼してください。

<ライター>

鈴木潤子
三度のゴハンより音楽が好き。僅差でゴハンももちろん大好き! 将来自分のラジオ番組を持ちたいなーとあちこち根回し中です。ワールドワイドに突っ込んでいきます! よろしくお願いします!