静岡県出身著名人といえば、デビュー以来、テレビ、映画、CMと大活躍の広瀬すずさんに、大ヒット中の映画「君の名は。」では声優にも挑戦し、高い演技力を改めて披露した長澤まさみさんがいます。

スポーツ界では卓球のレジェンド水谷隼選手に伊藤美誠選手、400mリレーの飯塚翔太選手などが目覚ましい活躍で日本中を魅了してくれました。

そこで今回は、これからブレイク必至な静岡県出身の3人をご紹介します。

1.宝塚歌劇花組トップスター「明日海りお」さん(静岡市出身)



※画像はイメージです。

100年の歴史を紡ぎ、名だたる女優を輩出している宝塚歌劇。

その一番の特徴にして、最大の魅力が「出演者は未婚女性のみ」で構成されている点ではないでしょうか。女性が男性を演じることは、簡単なことではありません。

男性らしく、それでいて優雅に美しく見える立ち振る舞いを探求し続ける--その努力を惜しまない姿が、舞台で最高に輝き、ファンを魅了しているのです。違う性別を演じる難しさに加え、時に荒々しく、時に中性的な雰囲気の男役は熱心なファンが多くつきます。

中でも、各組で1人、合わせて5人しかなれない男役トップスターの人気は絶大です。現在、そのトップスターの1人を、静岡市出身の明日海りおさんがつとめています。

明日海さんは、中学三年生の時にバレエ友達から借りた宝塚のビデオを観たことがキッカケで宝塚歌劇を目指すことになり、その後倍率40倍の超難関を突破し、宝塚歌劇の登竜門、宝塚音楽学校に入学しました。二年間の音楽学校生活を経た2003年「花の宝塚風土記」で初舞台を踏み、月組に配属されます。

美貌はもちろん、持ち前の身体の柔らかさを活かしたダンス、安定した歌唱力、豊かな表現力で入団直後から注目が集まり、大役を次々と射止めました。

2012年には準トップスターに就任し、2013年に月組から花組へ組み替えし、2014年には花組トップスターに就任しました。

その後、台湾公演を大成功のうちに納め、静岡市観光大使にも任命されます。2016年にはトップ就任後初となる全国ツアー公演で静岡に凱旋しました。終演後のやまない拍手に、彼女が舞台に捧げてきた情熱のすべてを垣間見たようでした。

おっとりふんわりとした、静岡県人らしい性格と、舞台で魅せるギャップが堪りません。宝塚歌劇の舞台は、宝塚大劇場のほか、東京や名古屋、博多でも観ることができます。小旅行を兼ねて、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

宝塚歌劇公式ホームページ(http://kageki.hankyu.co.jp/sp/)

2.ぱいんはうす「岸英明」さん(藤枝市)



※画像はイメージです。
TBSのバラエティ番組「金スマ」社交ダンス部のロペスこと、岸英明さんは藤枝市出身のお笑い芸人です。

キンタロー。さんが自ら開いた、社交ダンスのオーディションで選出されました。芸人さんですが、事務所に所属しておらず、ライブやYouTubeでネタを配信したりと、地道に活動をしています。

華々しい経歴の持ち主で、国立千葉大学 物理学科卒業。千葉大学院 物理コース修士課程を修了。NTT系のIT企業に就職した超エリートです。その後、3年間のサラリーマン生活を経て、山口隼人さんとのお笑いコンビ「ぱいんはうす」を結成しました。

相方の山口さんも大学時代競技ダンス部に所属していたこともあり、このコンビにとって、ダンスは特別なもののようです。筋トレが趣味の岸さんは、ホームページで、見事な筋肉を披露しています。

女性を支えることが必須の社交ダンスでは、男性の体幹が安定していることが重要な要素。全日本学生競技ダンス選手権においてチャチャチャの部準優勝。関東大会優勝経験を持つだけに、マッチョすぎることなく、理想的なスタイルはお見事の一言です。

今年8月に2017年度の世界選手権に日本代表として出場が決定し、猛練習中と思われるので続報が楽しみですね。

ぱいんはうす公式ホームページ(http://pinehouse-comedian.strikingly.com/)

3.ボーカリスト「森一馬」さん(静岡市)



※画像はイメージです。
近年、日本の文化、伝統が持つ素晴らしさが広く受け入れられ、親しまれています。中でも歌は、国境を越え、人々の心に深く寄り添い、いつも私たちのそばにあります。人の声が持つ温かみは勇気をくれ、背中を押し、人の声が持つ柔らかさは疲れた心をそっとほぐしてくれるようです。

ボーカリスト、森一馬さんはまさしく、そんな歌声の持ち主ではないでしょうか。

森さんは、19歳の時「NHKのど自慢」に出場し、尾崎豊さんの名曲「I LOVE YOU」でチャンピオンに輝きます。その後、数々の大会で優勝し、ライブハウスを中心に音楽活動を始めます。

2011年のディナーショーで 水樹奈々さんや、スガシカオさんのツアーなどに参加するベーシスト坂本竜太さんと共演。これがきっかけとなり、2012年9月に1stアルバム『Love Again』 がリリースされました。

2012年の12月には、初のホールコンサート『森一馬HALL CONCERT2012〜Love Again〜』を開催。全席完売し、ファン340人を動員。現在までにアルバム3枚を発表し、年間数多くのステージで歌声を届けています。三代目J Soul Brothersの岩田剛典さん似の爽やかなルックスも見逃せません。

森一馬公式ホームページ(http://kazuma-mori.com/)

今回は、今後の活躍が楽しみな静岡出身の著名人をご紹介しました。ぜひこれを機会に地元出身の著名人を応援してみてはいかがでしょうか。夢に向かい、自分を磨き続ける3人の活躍から今後も目が離せません。

<ライター>

Ruko
歴史と文房具にロマンを感じる、兼業主婦。もっぱらの趣味は、小説を書くこと。よろしくお願いします。

関連するワード